タートルトーク待ち列動画①
今回は
【タートルトーク】船のモデルはタイタニック?新聞に答えが…「待ち列ツアー」https://youtu.be/2v0FMb2ShlM
の台本を掲載させてもらいます。
僕が速さ重視で打ち込んだ台本なので、
誤字や、話し言葉のせいで読みづらかったらすみません。
もし動画をご覧になってない方がいたら、
「これがこんな風になるのか!!」
と見ていただければ嬉しいです。
それではシーン1、
第一章の世界へ、行ってらっしゃい。
タートルトーク①NYグローブ通信
グッデイ皆さんこんにちは
ここタートルトークの待列となる海底展望室のウェイティングエリアにはSSコロンビア号に関する様々な資料が展示されてることにお気づきでしょうか?
写真や設計図、海の生き物たちと喋れるハイドロフォンの仕組みについて書かれたものまであるんですよ。
ニューヨークで一番偉大な企業で、お隣のホテルなんかよりも素晴らしいUSスチームシップカンパニーによるその功績が見れるウエイティングエリアとなっています。
さて本日はその中にあるこちらの新聞についてご紹介していきましょう。
これらの新聞にはSSコロンビア号の
建設開始から1912年3月20日の処女航海に出発するまでの華々しい道のりが紹介されています。
本日は左側の新聞を見ていきましょう。それがこちらの!
おーいチャーリー逆さまだよ〜。
こちらが1912年3月20日出版のニューヨークローブ通信によるSSコロンビア号処女航海特別版の新聞です。
見出しは「1912年3月20日SSコロンビア号処女航海へ!」
新聞の右側には
「希望者たちがニューヨークの港へ集う
1912年3月20日にSSコロンビア号はUSスチームシップカンパニーの造船所での3年間の建設を終え、
リバプールに向けて豪華な3500マイルの処女航海へ出発」
とあります。
記事の左の写真にも、多くのニューヨーカーが出発に向けて集まっている様子がわかりますね。
そんなSSコロンビア号の驚異的な能力について知りたい人〜
実はその秘密、とっても簡単なんですよ。
この船の全長は460FEET
横幅82FEET
水面から船底までの距離となる喫水は34FEET
ちなみに全高は154FEETあるんですよ。
最高速度は23ノットで
この船には2機のエンジンと20ものボイラーがあり、
1日で780ガロンの水、429トンの石炭を使用するってわけで〜す。
ね、簡単でしょ?
わかりにくかった方のために
みなさんご存知のタイタニック号と比較して説明しましょう。
SSコロンビア号は1909年起工、1912年3月に処女航海を迎えましたが
タイタニック号もまた1909年に起工、1912年に4月にリヴァプールにて処女航海を迎えました。
ほぼ同年同時期にニューヨークとリヴァプールで造られたこれらの船ですが、
簡単に比較すると
SSコロンビア号が全長460FEET、つまり約140メートルに対し、
タイタニック号は269メートル
おおよそ倍の大きさとなっています。
しかしSSコロンビア号はボイラーやエンジンの数等を比較しても、その能力は大きさの割りに引けを取らない、素晴らしい船であることがわかるんですよ。
興味がある方はウェイティングルームにあるデッキ等を紹介している図面等を覗いて見てくださいね。
ちなみにこのSSコロンビア号は建設費用として390万ドル使われた超豪華客船で、
乗組員乗客合わせて1733名を優雅な船旅へと連れて行くことができるUSスチームシップカンパニーの4番目の船となるんです。
USスチームシップカンパニーの長女となったのがSSガルガンチュア号で1888年の冬にサンディフック沖にて彼女は長い眠りにつきました。
その次のお姉ちゃん船は
3週間後にリスボンより戻る予定のSSフーサトニック号
今週の木曜日に帰港予定のSSモノンガヒラ号。
ホレイショースクエアの中央にあるこちらのスクリューは、
先ほど紹介したSSガルガンチュア号のスクリューとなっているんですよ。
話は逸れてしまいましたが、
このSSコロンビア号がいかに偉大な船かは分かって頂けたでしょうか。
さてそれでは、
先程の右上の記事の続きをご紹介しましょう。
「水上の宮殿」
SSコロンビア号の内観外観は最高級、ディテールもリッチで唯一無二の華やかな装飾がもたらされていて、
乗客が日頃のストレスから解放される、洗練されたスタイリッシュなデザインとなって、船の大階段は驚きの建築となっています。
この「水上の宮殿」に乗った乗客は、さまざまな港のパノラマビューを眺めながらデッキを散歩し、
SSコロンビアダイニングルームやテディルーズベルトラウンジで食事をする乗客はお酒を楽しみながらアメリカンスピリッツをお祝いします。
そんな船旅一度はしてみたいと思ったそこのあなたもまだ間に合いますよ。
それぞれのレストランや、
SSコロンビア号のデッキ、
そしてこの先にある海底展望室へは乗客以外のみなさんも入ることができるんです。
海の仲間たちとお話しするのもよし、
アメリカンスピリッツをお祝いするもよし、
インスタ映えを楽しむも良しのSSコロンビア号が出港する前の貴重なひと時をみなさん楽しんでくださいね。
そしてこの記事の続きでは
SSコロンビア号にある全部で10のデッキを紹介しています。
SSコロンビアダイニングルームはBデッキ
テディルーズベルトラウンジはCデッキ
Dデッキに海底展望室がありますよ。
そんな素晴らしい豪華客船SSコロンビア号は約三年間に及ぶ建築の末に完成されました。
その三年間の歩みが、この新聞の左側にある記事で書かれています。
1907年5月 ニューヨーク最大の船SSコロンビア号の設計が開始され、乗客エリアのデザイン担当はUSスチームシップカンパニー社長コーネリアスエンディコット3世の愛娘(まなむすめ)であるベアトリスローズエンディコット氏に割り当てられました。
4年後の1909年9月16日エンディコット3世氏の72歳の誕生日にこの船の竜骨が添えられ、工事が始まりました。
その2年後の1911年4月の15日
そう、みなさんご存知のあの日ですよね。
ベアトリスローズエンディコット氏の誕生日にSSコロンビア号の進水式が行われました。
この式典には10万人もの招待客が出席し、
ローズ様は船首でシャンパンボトルを割る伝統的な名誉ある役割を任されました。
そして そののちに、
S.S.コロンビア号はプロペラや煙突、豪華なインテリア、そしてこの船の目玉ともなる海底展望室を完成させる為艤装工場へ移動し、
1912年3月2日に機動テストを完了、ニューヨークからの認可を受け、
3月5日に現在の52番埠頭へ到着しました。
そして3月19日ファーストクラスの乗客と各要人のみでの祝賀パーティーが行われ、
翌日20日の午後四時、SSコロンビア号は処女航海に出港しました。
その出港前の様子がこの記事の下の写真ですが、
実はこの写真も、この日の翌日より、歴史的な記念品として購入できたそうですよ。
さて、
何度か登場したベアトリスローズエンディコット氏ですが、彼女についてはまた次の動画でお話しするとして、
実はこの祝賀会では、ある有名な人物も参列しスピーチを披露されました。
その人物とはこの船のバーの名前にもなっているセオドア。リーズベルト元大統領です。
彼がスピーチをする様子は新聞右下に大きく掲載せれていますね。
実はこの台は今でもドックサイドダイナーにしっかりと残されているんですよ。
そしてルーズベルト元大統領は公園代に立つと、しゃべ〜るしゃべる。
U.S.スチームカンパニーのコーネリアス・エンディコット三世を“新の先見の明”と“海事のパイオニア”として称賛。
S.S.コロンビア号を世界で最も優れた豪華客船だと宣言。
タフト大統領のことも紹介し、彼は「大洋の宝」という詩を朗読、と、
スピーチの時間はなんと2時間半!
おしゃべり好きのドリーもびっくりの時間ですよね。
ちなみに彼のスピーチの全文はこの翌日のニューヨークグローブ通信に掲載されるそうです。
遠方組の方なんかは帰りの旅路で読んでみてはいかがでしょうか。
おや?待ってください?
うーーーーーーーーーーーーーーー
お。見えますよ?
画面下に赤いゲージを出して動画の残り時間を確認する視聴者の顔!
こちらの新聞の紹介は以上となります、
次回はこの新聞発行の1年前に出版された、
ニューヨークシッピングガゼッターの新聞をご紹介しましょう。
それでは、ばいば〜い!
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