「青の党」政権公約:年金の報酬比例廃止

<青の党は架空の政党です>

「年金は仕送りである」
この原則に立ち返ってみよう。実の両親、義理の両親がいる場合、あるいは両親が離婚していたような場合で、一方の親の世帯が貯金も少なく生活に困窮しており、もう一方は逆に裕福であったとき、どちらにより多く仕送りをするだろう。
言うまでもない、と言いたいところだが年金制度は違っている。報酬比例配分と称して現役時代により多く年金を払った側により多くの年金を渡すという制度になっている。
現役時代に多額の年金を納められたということは、それなりに所得も多く、資産形成もしっかり行われている方が多いはずである。
かつてのように年金が有り余るほど積み上がっていた状態ではない。裕福な世帯により多く回すために資金が足りない、もっと徴収しようなどというのは制度を破綻させるつもりなのだろうか。
現役時代、収入の多寡はあったにせよ、皆が自分の負担能力に応じて負担し、社会を支えてきたのである。

お殿様でも家来でも、隠居すれば皆ご隠居さんである。ここは「仕送り」の原点に立ち返り、「健康で文化的な生活」が営める程度の金額を誰もが受け取れるようにすることである。

青の党は年金の報酬比例を廃止し、誰もが安心して生活できる最低保証年金支給に切り替えることを公約とする。

この制度は生活保護制度と非常に近いものである。将来的には両者を統合した社会のセーフティネット「生活保障制度」に移行する方向であろう。

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