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第44回かまちゃんねる『苗半作の真相!~播種と定植を科学する』PartⅡ

かまたです。さぁはじまりました。かまちゃんねる第44回目ということで苗半作という言葉の意味についてお話していきたいと思います。その植物が育ってよい花を咲かせるかどうか、実りのある収穫が得られるかは、大半は苗で決まります。

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人でいえば、「三つ子の魂百までも」なんて言葉もありまして、三歳までの育て方がその人のその後の人生を大きく左右するといわれるのと同じことです。

しっかりとした苗をつくっておけば、あとの成果が大きいということです。ビジネスも基礎の部分がしっかりしているかどうかで成果は決まると感じています。

植物の世界の方ではタネが芽生えたあとに、土の中でしっかりと根を伸ばしていきます。そこで根群|《こんぐん》を発達させるために養分や水分をしっかり吸収できるようにしてやることが大切です。苗に勢いがあれば、気温の変化や乾燥あるいは湿潤など、環境の変化に対応できますし病害虫にも負けない植物体として育っていきます。

苗に勢いがないと自然と病害虫への抵抗力もなく、害虫に侵食され、病気になってしまいがちです。ですから、いじけて元気のない苗は、その後手入れをしっかりしても、よい苗には勝てません。いずれにせよ、スタートが大事だということです。だからといってスタートダッシュし過ぎて苗が徒長気味の、ひょろひょろの苗になってしまったら、これもあまり宜しくないので、何事も中庸をいくように注意しましょう。

とはいえ、タネそのものが大事で、丈夫でつくりやすい品種を選び、タネから発芽したら、肥料をちゃんと効かせて、光にもよく当たるように苗が徒長しないようにしたいものです。購入苗を導入するなら、しっかりとした苗を選ぶことが大切なのは、このためです。

さて、というわけでここからはは苗半作の真相~播種と定植を科学する~シリーズ第2弾「良い苗と悪い苗の見分け方」や「定植時期や方法」についてご紹介してまいりたいと思います。

まずはよい苗と悪い苗を見分けるには、いくつかの注意すべきポイントがあります。それは病気にかかっていないかどうかと、葉色の緑色が濃いか淡いか、他にも苗が徒長していないかどうかなども重要なポイントになってきます。

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