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BB2 Dua Lipa2 - Songs and Words

FEELCYCLEのレッスンって、音楽に対する集中力が増しますよね。
曲と身体がシンクロすることで、歌詞がより鮮明に心に響いたり、
聞き流していた言葉に、突然、深い意味を感じることも。

事前に曲は聞いていたんですが、先日初めてプログラムを漕いでみて、改めて気になった言葉や、なんだろう?と思ったフレーズをピックしながら、私なりの解釈を書いてみます。

Dua Lipaの音楽がどれだけ豊かで、多層的な意味を持っているのかを感じていただければ嬉しいです!(まっさらで漕ぎたい人は読まないで!笑)


⚫︎"Radical Optimism"

まずは、プログラムの選曲元になったアルバム『Radical Optimism』(過激な楽観主義)という言葉について。
楽観主義って、ともすると「大丈夫」と自己暗示だけかけて、実際の問題からは目をそらすような、責任感のない感じがします。対して、Radical Optimismは、大丈夫じゃないことをちゃんとわかっていて、それでもなお楽観的でいようとする姿勢のこと。強い。まさにあのジャケット写真ですねw

他にRadical Feminismや、Radical Environmentalismなど聞くことはあるので、言わんとすることはわかるんだけれど。Boys, be ambitiousを「少年よ、大志を抱け」というような、ハマる訳が欲しいところ。(浮かばなかった)

⚫︎Houdini

「しっかり捕まえないと、Houdiniみたいに消えてしまうわよ」
Houdiniは有名なマジシャンの名前。手錠や、密閉された箱からの脱出を最初にやった人。偉大なマジシャンといえば今でも名前があがる人で、スポーツ実況で聞いたりもします。(アメフトで、見事にタックルをかわすスーパープレイをHoudini act!とか。)
プログラムで改めて聴くと、I come and I goの繰り返しが印象的でした。神出鬼没感というのうかな。歌の主人公のミステリアスないい女っぷりが伝わってきました。

⚫︎Training Season

「研修期間は終わり」
言葉選びのセンスが炸裂!
いろんな解釈ができるからこそ、訳すと一気に浅くなる。要は、今度こそ本気の相手と本気の恋がしたいという歌なのかなと思いました。(個人の解釈ですよ!!)欧米では、研修が終わったら一人前、というイメージがあるから、こう言い切ることで、退路を断つ、「私はもうちゃんとできる」と鼓舞するような印象もうけました。

⚫︎French Exit

元の意味は、パーティーなどで、ひっそりと立ち去ること、挨拶しないで帰ってしまうこと。Irish goodbyeなどのバリエーションも聞きます。
「みんなはまだ踊ってる、手を繋ぎあってる」と、歌詞の中にも社交の場を連想させるワードがありますね。

その後を聞いてみると、サビは
壊さなければbroken heartじゃない、言わなければさよならも辛くない。こんな私をわかってれると嬉しい、French Exit するしかない
「私たち、距離をおきましょう」ってやつでしょうか。別れ話とか、失恋の直接的な痛みを避けたいのかな。この曲は繊細な乙女心を感じました。

⚫︎Falling Forever

How long~~~~が印象的な歌。
サビを意訳すると、
今の良い関係性をいつまで保ち続けられるだろう?
(恋に落ちた時のように)常に新しい気持ちでお互いを愛し続けることができるだろうか? 

漕ぎながら聞いていると、
こう繰り返し問うことで、
「そうありたい」という強い願いも感じました。(個人の見解です!)

we keep falling (in love) forever
=恋に落ち続ける、のloveを省いてFalling Forever 
こうすることで、一瞬「どういうこと?」と気になるし、
聴くと、それくらい深くお互いを愛し合うイメージも浮かんですごく良い。

歌の意味をあれこれ考えるのは好きで、たまにやるんですが、
DuaLipaの曲は、色々な解釈の余地があって、とてもやりがいがありました。

もう一度漕いだらまた違う感想を持つと思うし、
別のIRさんで受けたらまた全く違う印象になることもあって、それが楽しいですよね。

以上、長々とありがとうございました。

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