脳汁が出るくらい考える


知財業界は、従来、知的かつお上品なイメージがとても重要だと考えられてきました。このため、高学歴の弁理士を揃えたり、クライアントとの打ち合わせに使う会議室に、使いもしない法令集を無駄に並べたりして、“インテリ集団”をアピールしてきました。

しかし、この状況は変わっており、最近は、煽り系の弁理士の先生が登場しています。長引く不況が原因で、知財で稼ぐのが難しくなってきたのかもしれませんし、事実、そのような話もあちこちから聞こえてきます。そして、不況の状況は翻訳者のほうがさらに深刻です。

そして、そんな翻訳者にさらに追い打ちをかけるのが、来年からのインボイス制度の導入。

個人事業主の売り上げの1割が吹き飛ぶと言われています。

これから翻訳者を目指すなら、普通のやり方をしていたら生き残れません。勉強しているだけでもダメだと思います。脳汁が出るくらい自分の頭で考える必要があると思います。

なお、世の中に通常の「講座」として出ているものは、すでに手垢がついている知識です。ですから、自分で新しいビジネスを考え出す必要があります。


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