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理想の社会人になるためのマニュアル⑮

「心理的財布」


現在不況だと「昔より物が売れなくなった」と言われていますが、それは間違いです。

今も昔も売ろうと思えば売れるものしかないはずなのです。

それを証明するものが「心理的財布」というものです。

例えば、会社の上司との飲み会で5000円支払うとなると「使いすぎた」と感じるかもしれませんが、恋人と同じ店で食事して、同じ5000円支払うとしても「使いすぎた」と感じることはないでしょう。

また、1つ1万円もするダイエット食材を買うとする。もしそれで効果が無ければ「損をした。二度と買わない」と思うでしょうが、少しでも効果があると感じれば1万円という高価なものでも「これくらい安い」と感じ、また買ってしまうことでしょう。


このように、人はそのものにそれだけの価値があると思えば、いくら高価なものでも買わずにはいられなくなるものです。

消費者のいう「お金が無い」というのは「そこまで価値があると思えない。そんなものに出すお金は無い」というだけなのです。

この「心理的財布」の紐をどれだけ緩められるか、「浪費」しているのではなく、将来のために「投資」しているのだと思い込ませられるかが一番重要なポイントだと言えるでしょう。


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