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逆マウンティングに余念のないご近所ママ達

わが子が中学に入学し、早くもご近所ママ達の逆マウンティング(謙遜や称賛に見せかけた遠回しなマウンティング )に遭った。

いやそんなの気にし過ぎ、ただの挨拶代わりでしょと思う方はぜひ過去記事も併せて読んでいただけたらと思うが、前回記事で少し自己開示が出来た気もするので、さっそく溜まった毒を吐いてみる。

一つ目は、トラと同じ塾に通うQちゃんのママに言われたこの言葉。

「トラちゃん、たくさん習い事してすごいねー。
うちなんて何もさせて来なかったから。
今も習い事やってるの?」

都会ではどうだか知らないが、この田舎でこのセリフは褒め言葉ではない。

「何をそんなに頑張らせてるわけ?」

とほのめかしたいのだ。
(ちなみに小学生時代のQちゃんは、私が知っているだけでも3つの習い事をやっており、「何もさせていない」は謙遜のつもりらしい。)


そしてもう一つは、土曜の部活送迎時(ソロ系競技だが、たまに近隣中学合同練習会がある)にFママに言われたこのセリフ。

「まだ1年生なのにもう塾に行ってるの?
やっぱ出来る子は違うねー!」

これは園時代からずっと下に見てきた私達親子に対する、いつものジャブ。
負けん気の強い彼女は、いつも笑顔で何か一つ刺してくる。

もっとも、よその家の子の習い事や成績に敏感な母親なんて珍しくない。
中学受験が盛んな都会では、子の成績順で母親のカーストが決まるような地域もあると聞く。

ところがほとんどの子が公立中に進むこちらの地域では、負けず嫌いな母親ほど教育に無関心を装うのが美徳と思っている。
ならば黙っていれば良いものを、何もさせてないとかすごいねと言いながら他人の習い事事情を聞くなんて、実は興味津々ですと公言するようなものだと私は思うのだが。

さて最近の私は、こういった逆マウンティングには否定も肯定もせず聞き流すことに決めている。(とは言え敏感気質なだけに内心穏やかではないが。)
かつては自分も負けじとへりくだっていたこともあったが、彼女らとのへりくだり合戦で勝てるわけがないし、正しい情報を教える義理もないと気づいたからだ。

そもそも攻撃的な人というのは、自分より弱い者を見ると噛みつきたくなる生き物なので、こちらがどう対応しようと攻撃は止まないのである。

更にFママは、トラに向かってこんなことも言った。

「トラちゃんみたいなお利口さんは、Fを見習っちゃダメよー。
Fと一緒にいると馬がうつるから気をつけてね。
うちは態度が悪いから、そのうち退部させられるかもねー。」

相変わらずの我が子下げである。

「そんなことないよー」と否定して欲しいのかも知れないが、彼女には色々やられてきた歴史があるので、そんなサービス精神は湧かない。

しかしこれをFちゃんがいる前で言うのだから、敵ながらFちゃんの自己肯定感が心配になる。
母親の毒は遺伝のように子に連鎖するということを、彼女は知らないのだろうか。


そんなわけで、苦手なご近所ママ達との腐れ縁があるばかりに、この先も逆マウンティングに悩まされるのかと思うとうんざりする。
しかしこの敏感気質とは一生付き合っていくしかないのであり、こうしてネタとして吐き出す場があって良かったと思う私なのである。 


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