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結果格差の解消か、機会格差の解消か?

こんな記事を発見。

都立高校の普通科で男女別定員を設けることで、男女差の格差是正が進んだという記事でした。

まあ、高校が受け入れる男女の定員を同数にして、男女各々で選抜して、結果的に入学者全体をみると、ほぼ同数になる仕組みのようですが、何を判断材料として結果的な格差をなくすのかって、実は難しい問題も内在するかと思います。

その一つが「結果格差の解消」か「機会格差の解消」の問題かと思います。

格差解消も、結果格差(最終的な格差を均等にする)の解消を目指すと、つまりは分別を進めないとできなくなりますね。
機会格差(手段の格差を均等にする)の解消を目指すと、結果的な不平等を認めることになりますね…

この場合は、結果格差でいうと男女の定員が同数ないし同数に近くなることを意味し、機会格差だと、女性の方が男性より59点高いという、この記事の結果だと、合格者の女性の数が多くなることを意味しますね。

世の中も、結果格差の解消を求める場合と、機会格差の解消を求める場合があるので、その辺はきちんと切り分けて考えないと、格差の是正をしたつもりが、新たな格差を生む結果になりますよね~♬

まあ、本来は機会格差の解消を狙うのだけど、その前段として結果格差の解消を狙っているというのが今の現状なのかも知れませんけど…

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