3月ね

「じゃあまたね」　涙と笑顔で　別つ日々
あれから何年　一度も会わないわ　　Feb.サチ江

笑いながら涙を拭い、バイバイと言い合う子たちを見かけたわ。
そう、もう卒業の季節なのね。

アタシにもそんな頃があったわ。
中学から高校への進学、アタシの地域には大学進学が大半の子達が行く高校と、卒業後そのまま就職できる商工高校があって、まずそこでほとんどの友人と別れたの。
言ってもアタシも今で言う隠キャだからほんの数人だったけど。

日が経ち、アタシは挫折をして縁故採用で地元の企業に就職したわ。
今みたいにスマホがあるわけでもなし、今はもう廃れ切った着メロ16和音から36音に感動したパカパカ折りたたみケータイを持って行った成人式。
隠キャ友達ともそこで再び再会して、5年くらいは年に2〜3回くらい会ってたかしら。
ただただ学生時代のように、学生時代と違ったのは皆自分で稼いでいたから一泊旅行に行ったり、オールでカラオケしたり。

でもね、やっぱり大人になったなって思ったのは、それぞれがそれぞれの居場所があること。
自然と会う回数も減って行ってもう何年も会ってないわ。
元々アタシが友人関係に淡白なだけなのかもしれないけど。

だからね。
いるかどうかもわかんないけど、こんなアタシのnoteを読んでくれてる学生さん。社会人さん。御老年の方も。
時が流れるのと同時に人間関係なんてあっさり変わるものよ。
今もし人間関係に悩んでたり、一人で寂しいって思ったら、アタシになんでも聞かせてちょうだい。
アタシは年中暇してるの。
あなたが辛いなら話を聞かせて。
あなたが道端の花が綺麗だと思ったら教えて。
アタシもすぐ外に出て花を探して綺麗ねって言うわ。
雨に濡れて心が寒いなら教えて。
すぐふわふわのタオル用意して包んであげるわ。

卒業おめでとう、涙と笑顔で路を別つあなたたちへ
折れてもいいのよ。一度きりの人生だもの。
でも、あなたは一人じゃないことを忘れないで。
ネットの片隅に年中暇してるアタシがいるわ。

なんかよくわかんなくなっちゃたわ、Feb.サチ江でした。