「起きていることは全て正しい」は正しくない

努力と結果の因果関係を考える時に、よくこの言葉を思い出します。

いつかの東洋経済のコラムからの引用で、提唱者は佐々木常夫さんです。

未来をコントロールできるのは一握りなのに、成功者がそれをあたかも一般論のように提唱してしまうのは危ない、少なくとも自分はそうだったし、人生の荒波を乗り切れたのには自分自身以外の大きな力を感じているっていう、現実の本音と建前のお話でした。

長いこと人生っていうのは自分でハードル設定してこなしていくものだって、目標設定をして叶えるよう努力するものだと思っていました。でも現実というのはそんな簡単なシステムでできてはいないのですよね。

多くの出来事はタイミングが左右していて、個人の力でどうにかできるものではない。万人が努力でそのタイミングを見定める力が備わるかというと、そういうものでもないと思う。

佐々木さんはそんな現実のシリアスな面を説くものだったけれど、プラスして私はもっとポジティブな意味で捉えていて、想定外のことが起きるのが常ならばその時を楽しんじゃったほうがいいし、楽しむ力を人は持っている。幸も不幸も結果であって目標ではない。ならば楽しくいきたいですよね。

楽しむ余裕がない時は一歩引いてみるのも手だな、とも。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?