そんなものか 3/15の日記
やべー、思いついてねー!!
と思っていたら何日か前の自分がネタを残しておいてくれた。
ありがとう、いつかの自分。
そんなものか、みたいな話。
何年か前にコオロギせんべいというものが発売された。なんか妙なものを食べては「なんか妙な味だなぁ」と思う事を日々繰り返して遊んでいる私としては、それを食べざるを得なかった。ちょうど売っているところもかなり近かったし。
量的にはおそらくコンビニなんかで100円ちょっとで売っているせんべいと同じくらい。値段もそれくらいだった気がするけども、もはや値段とかではなく興味本位のみで買ったのでいくらだったかは全然覚えていない。
で、味はどうだったかというと
「面白くなかった」
昨今騒がれているためにちょっと言いづらい部分はあるが、虫を食べる機会には何かしらの特別感というか
「よーし食べるぞー!」
といった高揚感が生まれる。
気がする。
私には生まれていた。
配信やテレビ番組なんかでも、昆虫を食べよう! という企画は例えば
「チャーハンを食べよう」という企画よりも特別というか、人を選ぶ企画であり食べる人が一体どのようなリアクションをするか、固唾を飲んで見守られる一大イベントであるような気がする。
それでいざ食べられてみると「意外とクリーミー」であったり「海老みたいな触感」であったり、なんか割といけるな、みたいな感想を言われる。
やはり人が食べられるものなんだなぁと、見ていて思いつつも毎度昆虫を食べる機会があるたびに
「うわうわうわ」
「スタジオ騒然!!」
といった煽りが起こるため、非日常感は薄れないのだろうと思う。
で、食べてみると
これが何の味もしなかった。
なんならせんべいにしても味が薄いくらいだった。
炭水化物の塊を食べているみたい。
そんなものか。
ふと気づいたのだけれど、世の中の兵器と呼ばれるものってほとんどが
「すごい勢いで物をぶっ飛ばす」
なのが単純だなあと思ってしまった。
もちろん、ガス兵器であるとかそうでなくとも刃物であるとか、たくさん種類があるのだけれど、半分くらいは物を飛ばすに落ち着くのが不思議だ。
人は飛んでくるものに弱い、三すくみみたいな性質でもあるのかみたいな気になってしまう。
自身が受け得る被害と加害のバランスを見た結果、物を飛ばして当てるのが一番効率的なのだろうなと思うけれど、多種多様な兵器のほとんどが工夫して物を飛ばすための装置なのだと思うと不思議な気分だ。
そんなものなんだ。
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