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インフルエンザと焙煎機

土曜日。インフル発症三日目。午前中に待ちに待った焙煎機、sandbox smart R1がようやく届くも、とても開封する気力が起きない。コーヒーもまったく飲めず。

日曜日。幸い平熱に下がったので、体調チェックも兼ねて、オブスキュラのブルンジを抽出。寝込んでる間YouTubeでがっつり学習した粕谷さんの46メソッドを試してみる。粗挽きに…ナイスカットミルの挽き目の不安定さを最近疑っているのだけど、案の定狙った通りの粗挽きにできず、若干濃くなる。最初の2投を50g/70gにしただけであとは60g×3の全5投、お手本通り。もう少し試してみないとなんとも言えない。

とてもコンパクト

午後、ついにsanboxを開封、恐る恐る初めての機械焙煎にチャレンジ。コスタリカのジャガーハニーを、とりあえずプリセットの浅煎りと中煎りで100gずつ。何度もYouTubeで見た焙煎の曲線が自動的にタブレットの画面に表示されていくのはやはり感動的だ。ボトムは最初は91度、2回目は97度と高い。少量での焙煎だから?焼き上がりも11分前後と少し早めだろうか。色々勉強していきたい。

こうやって自動的に記録が残って振り返ることができるのは、とてつもなく便利です

焙煎機自体の使い勝手としては、ドラムの抜き差しが少し面倒なのと、豆の様子が窓からもほとんど見えないのは残念なところだけど、サイズが大変コンパクトなのはとても気に入った。お手入れもめちゃめちゃ楽で、火のついたチャフを空中にザフザフと巻き上げていた手網焙煎とは比べようもない(手網も味があってすきだけれど)。sanboxは使い終わったら書棚の一角に鎮座してもらうことにした。とてもいい感じだ。

書棚に収まるsandbox

夜はLight up coffeeのニカラグアを。とてもティーライクな、少し苦味の効いた紅茶という印象。苦味の部分は僕の淹れ方のせいだと思うけど、コーヒーを飲んでいるはずなのにティーライクとはこれいかに、と今までも少し思っていたことをぐるぐると考える。

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というわけで、先週木曜日の夜から久々のインフルエンザA型発症で土曜日のお昼くらいまではかなりヤバい感じでした。ヤバいというのはもちろん身体のダルさとか苦しさはもちろん、一番やってはいけない時期に仕事を休んでしまった罪悪感、それからなんでインフルで仕事を休むだけなのに罪悪感を覚えなければならないのか、という怒り、とはいえ現実的な不安、絶望。交互にやってくるそんな感情にやられてしまい、あまりにも前向きなことが考えられず、きらめく小春日和の冬の陽射しを虚な目で眺めては床に着くのでした。とは言えそんなに眠れるわけもなく(金曜日はほとんど寝てた)、土曜日はひたすらYouTubeでコーヒーの焙煎や抽出に関する動画を観て過ごしました。

日曜日。ようやく平熱に。上記の通り、リハビリ的にコーヒーを淹れたりグラコロを食べたり焙煎機を試運転したりしました。正直、あと二日くらいはゆっくり療養したい。最低限の権利のような気がします。今後の身の振り方を色々と考えた週末になりました。

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