見出し画像

中野京子「クリムトと黄昏のハプスブルグ 第4章 エリザベート美貌最盛期」『オール讀物』2023年2月号

『オール讀物』2023年2月号
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BS1P759P  
文藝春秋 2023年1月20日発売

中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第4章 エリザベート美貌最盛期」
p.213-217
2023年6月13日読了

Gustav Klimt (1862.7.14-1918.2.6)
https://en.wikipedia.org/wiki/Gustav_Klimt
https://ja.wikipedia.org/wiki/グスタフ・クリムト

「1862年夏、ウィーン郊外
バウムガルテン(ペンツィング)の、
スラム街と言ってもいい地区で、
グスタフ・クリムトは生まれた
 … 
子だくさんの貧しいクリムト一家、
彫刻師兼金細工師の父は働き者で、
クリムトは男児三人、女児四人の
七人兄弟の第二子で長男。

十四歳の時、
一種の職人養成機関と見なされていた
博物館付属工芸学校に奨学金を得て入学した。
幼いころから画家としての才能は
誰の目にも明らかだった。

クリムトはデッサンや古典作品の模写などの
古典的教育も受け、マカルト作品に傾倒した。
二年後に弟のエルンストが、
三年後に下の弟ゲオルグも同校に入学し、
後にそれぞれ彫刻師、彫金師となって
兄の仕事を手伝う。

まだ学生の十七歳で、
弟エルンストと
友人フランツ・マッチュの三人で
美術関係の仕事を請け負い始め、
これが後の「芸術家カンパニー」となる。」
p.216-217

1886-88年、新ブルク劇場天井画
『シェークスピア劇場』他

を請け負ったのが
「芸術家カンパニー」
(「第3章 マカルトの時代」
『オール讀物』2023年1月号)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Klimt_-_Theater_Shakespeares.jpg
http://jun-gloriosa.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-4ae0.html
https://note.com/fe1955/n/ne1e3bf747335

「芸術家カンパニー」は、
エルンスト(1864.1.3-1892.12.9)
28歳の突然死(心膜炎)で自然解消。

「この突然の不幸によってクリムトは、
伝統的絵画技法と建築装飾から離れたい
という以前からの希望を実現する
決意がついたのだ。」
p.217

中野京子 雑誌掲載記事
http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/中野京子/雑誌掲載記事

読書メーター
中野京子の本棚(登録冊数12冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11442729

グスタフ・クリムトの本棚(登録冊数10冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11333645

オール讀物の本棚(登録冊数19冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092057

https://note.com/fe1955/n/n0f28510048f9
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第1章 ハプスブルグ家、延命成功」
『オール讀物』2022年11月号 文藝春秋


https://note.com/fe1955/n/nf81e31d72954
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第2章 ウィーン大改造」
『オール讀物』2022年12月号


https://note.com/fe1955/n/ne1e3bf747335
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第3章 マカルトの時代」
『オール讀物』2023年1月号


https://note.com/fe1955/n/n8cc645712bcd
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第5章 クリムト的エロス」
『オール讀物』2023年3・4月合併号


https://note.com/fe1955/n/n4917adc590d6
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第6章 カフェ文化」
『オール讀物』2023年5月号

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?