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鈴木大介(1973- )『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出 新潮新書』新潮社 2018年2月刊  Wes Montgomery (1923.3.6-1968.6.15) "'Round Midnight" (1959.10.5-6)  日記 2018年3月27日 み山路やいつより秋の色ならん見ざりし雲の夕暮のそら 新古今和歌集 360

日記
2018年3月27日
午前4時10分起床
室温13.4度 湿度56%
53.7kg BMI 20.0
懸垂9回
63歳2か月

Wes Montgomery (1923.3.6-1968.6.15)
"'Round Midnight" (1959.10.5-6)
https://www.youtube.com/watch?v=nA___-b3Fn4

The Wes Montgomery Trio
A Dynamic New Sound (1959)
Reeves Sound Studios, NYC, October 5 and 6, 1959
Wes Montgomery - guitar
Melvin Rhyne - organ
Paul Parker - drums
Orrin Keepnews - producer
https://www.amazon.co.jp/dp/B000058B9A

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Wes_Montgomery_Trio

https://www.jazzdisco.org/wes-montgomery/discography/#591005

私のパソコンの
ウィンドウズメディアプレイヤーには、
2004年11月うつ病発症休職以降に
福岡市総合図書館から借りた、
この演奏を含む、
CD5枚
The Wes Montgomery Trio (1959.10.5)

Boss Guitar (1963.4.22)
からの
ウェス・モンゴメリー(1923.3.6-1968.6.15)の
演奏33曲が収納してあります。

The Wes Montgomery TrioA Dynamic New Sound (1959)
1 'Round Midnight 0:00:00
2 Yesterdays 0:04:56
3 The End Of A Love Affair 0:08:14
4 Whisper Not 0:11:31
5 Ecaroh 0:16:10
6 Satin Doll (Take 7) 0:19:09
7 Missile Blues (Take 6) 0:23:08
8 Too Late Now 0:29:11
9 Jingles 0:34:05
Bonus Tracks
10 Satin Doll (Take 5) 0:39:38
11 Missile Blues (Take 5) 0:43:45
https://www.youtube.com/watch?v=BZRKOWulcCU


み山路やいつより秋の色ならん見ざりし雲の夕暮のそら
 前大僧正慈円
 をのこども詩を作りて歌にあはせ侍(はべり)しに、山路秋行といふことを
新古今和歌集 巻第四 秋歌上 360
「深山の路を行けば、ああいつから秋のけはいになったのである。これまで見たことのない雲のかかる夕暮の空よ。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.117
元久二年(1205)六月、元久詩歌合。
いつより 深山は外山よりも秋の訪れが早く、山路に入ってはじめて秋色に接して驚くのである。
秋の色 漢語「秋色」の訓。燃えるような夕焼雲もその一つ。
「秋夕」の歌。

慈円(じえん 1155-1225)
平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧。
藤原兼実の弟。
千載集初出。新古今入集九十二首(西行に次ぐ第二位)。
勅撰入集二百六十九首。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では僧正遍昭と番えられている。
小倉百人一首 95
「おほけなくうき世の民におほふかなわが立つ杣に墨染の袖」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/jien.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/慈円

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26


鈴木大介(1973- )
『脳は回復する
 高次脳機能障害からの脱出
 新潮新書』
新潮社 2018年2月刊
272ページ
http://www.shinchosha.co.jp/book/610754/
https://www.amazon.co.jp/dp/4106107546

「41歳で脳梗塞になった後、僕は僕じゃなくなった!?
夜泣きにガン見、小銭が数えられず、電話も会話もできない……
リハビリ後に悩まされた思いもよらぬ困難と、
その克服までを描く。
『脳が壊れた』著者最新刊。」

「41歳で脳梗塞を発症。リハビリを重ね、
日常生活に復帰した「僕」を待っていたのは
「高次脳機能障害」の世界だった!
小銭が数えられない、「おっぱい」から視線が外せない、
人混みを歩けない、会話が出来ない、
イライラから抜け出せないの「出来ないこと」だらけに加えて、
夜泣き、号泣の日々。
『脳が壊れた』から2年、
著者はいかにして飛躍的な回復を遂げたのか。
当事者、家族、医療関係者、必読の書。」

「病前の著者は取材記者で、取材対象者は、
すさまじい貧困や虐待から逃れようと家出し、
売春にはしる少女や、
窃盗などに手を染める少年、
あるいは懲役経験者といった、
社会からドロップアウトした人たちでした。
約束を守らず、自分勝手に見え、文句ばかりで、
時に暴力に訴える彼ら、彼女らに徹底的に寄り添う中で、
いつしか「障害」の影を感じるようになったといいます。
病を得たことで、面倒にも思っていた
彼ら、彼女らのメンタリティが「判る」というより、
自分と同じであると確信した著者。
「脳が壊れる」ことは、ケガや病気、あるいは加齢による認知症など、
実は誰にでもあることで、そしてそれは場合によっては回復するし、
回復しなかったとしても周辺環境を整えることで、
社会の一員として寄与できるのだと、
身をもって示してくれる著者の主張は、
かつての取材対象者たちへの思いとも重なります。」

「序章
脳コワさんになった僕
変態登場
おっぱい号泣男
僕と僕の取材対象者たちのこと
面倒くさい彼らの本音
僥倖というにはあまりにもつらい
「脳コワさん」と定義する!

第一章
号泣とパニックの日々
戻らない「現実世界」
「ありがとう」が言えなくて
号泣する準備はできていた
寝入りばなを襲う窒息感
「免許がなくても死ぬわけじゃない」
知らない人が電話に出る
このままでは、生きていけない

第二章
僕ではなくなった僕が、やれなくなったこと
ガン見と変顔
僕を包む井上陽水
解離と離人
井上陽水の正体
身体の記憶という財産
架空アイドル現象
導かれることの有り難さ
三種の神器=耳栓、サングラス、帽子

第三章
夜泣き、口パク、イライラの日々
パニックとは何か
夜泣き屋だいちゃん
幼児の気持ち
聞こえれど、わからず
フリカケじいちゃんとスマホママ
口パク現象と芸人
「回りくどい」という強敵
頻発する謎のミス
脳の黒板がアホちゃん
必要事項だけ端的に
イラたんさん
四ヶ月続いた「嫌い」
さらばイラたんさん
「気は持ち様」?

第四章
「話せない」日々
「普通に話せてますよ」
麻痺が回復しても
会話ができない
説明も説得も口論もできない
怒りがもたらすもの
言葉を失う
ラスボス=初恋玉の登場
強敵の名は
相槌は難しい
楽しい会話が戻ってきた!

第五章
「受容」と、「受容しないこと」のリスク
99%の今
回復する身体、回復しない高次脳機能
リハビリの極意は「日常生活」
やれた記憶/受容できた!
「何でそこまで頑張るの?」
できないことはしょうがない
やれなくなってしまったこと探し
「受容」が人生の分岐点
受容できないと起こること
二次障害のリスクは甚大
加害化・対立・孤立
人生の質
環境調整=「つらくならない」方法

第六章
脳コワさん伴走者ガイド
福祉の対象なのかを鑑別
復帰の前に休ませる
「となりにいてくれるだけ」も支援
コミュニケーションしよう!
情報を減らす
予定通りでお願いします!
やれることの鑑別
伴走者の基本姿勢は肯定
医療の支援と断絶した僕
自ら支援の輪を作り上げる
身近な誰か
孤立こそ最大のリスク

あとがき」

https://x.gd/xcVCK
で、p.4-17 が読めます。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50288
現代ビジネス 講談社 2016.12.1
42歳「脳が壊れた」ルポライターのその後
私が障害を受容するまで 大病後も人生は続く(鈴木 大介)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51246
現代ビジネス 講談社 2017.3.18
「大人の発達障害さん」であるお妻様と
「脳が壊れた」僕の18年間 
【新連載】されど愛しきお妻様(鈴木 大介)


https://x.gd/xcVCK
https://x.gd/xcVCK
https://x.gd/xcVCK
https://x.gd/xcVCK
https://x.gd/xcVCK

2015年5月(41歳)に脳梗塞を発症した
1973年生まれの
「子どもや女性や若者の貧困問題」p.17 を取材してきた
ルポライターによる高次脳機能障害リハビリ闘病記と提言。

先週読んだ、
鈴木大介
『されど愛しきお妻様
「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』
講談社 2018.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4062208881
と同様に、読み始めたら止まらない本でした。

「ようやくあたしの気持ちがわかったか」 
妻がはじめにそう言ったのは、
僕が脳梗塞を起こして入院したばかりのころだった。
僕自身が脳梗塞後の「おかしな自分」と、
それまでの取材対象者である
脳コワさん[高次な能機能障害当事者]との
符合を感じたのは入院直後のこと。」
p.197
「第五章 「受容」と、「受容しないこと」のリスク」

「病前に当たり前のようにやれたことの、何もかもが
まともにできない。できないならまだしも、
そのひとつひとつにいちいち死にたくなるような
苦しさがついて回る。一事が万事、こんな感じである。
こんなにつらいなら、もう一歩も家を出たくない。
妻以外誰とも接触したくない。」
p.61
「第一章 号泣とパニックの日々」

2004年11月にうつ病を発症した私の実感でもあります。

「不自由を障害にするのは環境の調整不全。
そしてその結果に現れるのが、二次障害だ。
高次脳機能障害における二次障害の典型例は、
脳梗塞後の鬱病発症、高次脳と鬱の併発だ。
残酷だ。
 … 
鬱病や適応障害と高次脳機能障害の症状は近しいものなので、
軽度の鬱なのか高次脳なのかの鑑別も難しい。
僕は病前の取材の中で、本格的な鬱病の抱える苦しみが、
僕の味わった苦しさとは比較にならぬほど
凄絶なものだと知っている。心底、鬱病は恐ろしい。
逃れられない心の苦しさに悶絶する日が絶え間なく「何年も」
続くという生き地獄。心のみならず、全身の倦怠や、
吐き気やめまいや、
怪我もしていないのに日々悩まされる身体の激痛。
もう痛みと苦しさから逃れるには精神薬に頼るか
死んじゃうぐらいしかない。そして、
それが五年や十年という長い単位で続く。」
p.207
「第五章 「受容」と、「受容しないこと」のリスク」

2004年11月に発症した私のうつ病の症状は、
ここまでひどくはなく、
「身体の激痛」を感じたことはありませんけど、
「心の苦しさ」はその通りで、
「死んじゃうぐらいしかない」は実感です。
2006年夏に、アタラックスPを百錠ぐらい飲んで
自殺を試みました。
強烈な嘔吐感で覚醒して助かりました。
目が覚めた時、妻に言われた
「私達と一緒に生きているのがいやなの?」
が忘れられません。
私は、その時、生きているのがいやだったというより、
生きていることに耐えられなくて、
自分の意識を無くしてしまいたかったのです。
私が存在しなければ私は何も感じない、と。
希死念慮。
うつ病は、私にとって、そういう病気です。今も。

https://note.com/fe1955/n/ne7a675c3739e

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02RXPa3BeU9qrTJ7kYbKRtDs2JLHNFu7xvqevQFU9Aqee21QgHEKoDs2xxDRf9gXoEl

昨日読み終わった本。 鈴木大介『されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』小山萌江 イラストレーション。講談社 2018年1月刊。 https://bookmeter.com/books/12505290...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, March 19, 2018


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