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安西水丸(1942.7.22-2014.3.19)『たびたびの旅 ポケットスタンダード』田畑書店 2022年7月刊  村上春樹(1949.1.12- )「水丸さんと最初に出会った頃」『安西水丸 おもしろ美術一年生』スイッチパブリッシング 2019年3月刊   Cootie Williams (1911.7.10-1985.9.15)"'Round Midnight" (1944.8.22)  日記 2022年8月25日 体重56.1kg BMI 20.9

日記
2022年8月25日
体重56.1kg BMI 20.9
67歳7か月

Cootie Williams (1911.7.10-1985.9.15)
"'Round Midnight" (1944.8.22)
https://www.youtube.com/watch?v=ofLXD5bbK30

Cootie Williams and his orchestra on August 22, 1944
Cootie Williams and His Orchestra 1941-1944

https://en.wikipedia.org/wiki/Cootie_Williams_and_His_Orchestra_1941–1944
https://en.wikipedia.org/wiki/Cootie_Williams
"In 1940 he joined Benny Goodman's orchestra, a highly publicized move that caused quite a stir at the time (commemorated by Raymond Scott with the song "When Cootie Left the Duke"), then in 1941 formed his own orchestra, in which over the years he employed Charlie Parker, Eddie "Lockjaw" Davis, Bud Powell, Eddie Vinson, and other young players."

クーティ・ウィリアムス(1911.7.10-1985.9.15)という人名は、
バド・パウエル(1924.9.27-1966.7.31)がいた楽団の人だとしか
知らなくて、この演奏はユーチューブで初めて聴きました。

Bud Powell Discography
https://www.jazzdisco.org/bud-powell/discography/#440822
には、
Bud Powell, piano
と記載されていますけど、
ノートパソコン
dynabook AZ65BG-BJC 内蔵
オンキヨー製ステレオスピーカー
で聴いている私の耳には、
バド・パウエルのピアノは、ほんのわずかしか、
聞こえませんでした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラウンド・ミッドナイト_(曲)
「「ラウンド・ミッドナイト」 ('Round Midnight) は、
1944年に発表された、ピアニストの
セロニアス・モンク[1917.10.10-1982.2.17]作曲の
ジャズのスタンダード・ナンバー」

https://en.wikipedia.org/wiki/'Round_Midnight_(song)
"Jazz trumpeters Cootie Williams and Dizzy Gillespie further embellished the song, with songwriter Bernie Hanighen adding his own lyrics. Williams composed an eight bar interlude, played by the ensemble on his recording. This interlude is not included on any of Monk's recordings and is rarely if ever played. The lyrics were copyrighted November 27, 1944 under the title "Grand Finale".[5] Both Williams and Hanighen received co-credits for their contributions."


http://tabatashoten.co.jp/tabitabi/


安西水丸(1942.7.22-2014.3.19)
『たびたびの旅
 ポケットスタンダード』
田畑書店 2022年7月刊
256ページ
糸島市図書館蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4803804001
「仙台からオスロへ、小樽からハイデルベルグへ……
根っからの自由人である著者が、仕事で、あるいは気の向くままに訪れた旅先の様子を、洒脱な文章とイラストで書き留めた〈旅絵日記〉。第二部では東京の酒場をめぐりながら、出会った人びと、起こった事柄を記す。コロナ禍で旅と酒場めぐりが叶わなくなったいま、著者の眼差しに重ねて仮想の旅に誘う一冊!
文庫判ハードカバー 256ページ(カラー挿画31点)」


単行本
フレーベル館 1998年10月刊 242ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4577701391

「旅というのは自分の意思の確かさを再確認するようなものかもしれません…。心にしみる旅のぬくもり、出会い、発見、感動を独特のユーモアで描き、綴ったスケッチ&エッセイ集。」

書影
https://artlabo.ocnk.net/product/8854

https://www.keibunsha-books.com/shopdetail/000000026848/

[2022年8月現在]
亡くなられてもう八年も経ってしまった、
安西水丸さん(1942.7.22-2014.3.19)が、
1998年10月にフレーベル館から刊行した単行本を
再編集したハードカバー文庫本。

「初出は不明ですが、1980年代の終わり頃から90年代後半にかけて、
さまざまなPR誌やパンフレットなどに掲載されたと思われる」
p.249
43篇。

「本にすることなど考えてもみなかった、
長い間段ボールの箱に眠っていたもの」
p.247「あとがき」

カラー挿画31点・モノクロ12点。

https://artlabo.ocnk.net/product/8854
https://www.keibunsha-books.com/shopdetail/000000026848/
https://www.keibunsha-books.com/shopdetail/000000026848/

第1章
 遠くの町に来ています
仙台より
オスロより
博多より
コペンハーゲンより
松本より
小樽より
ハイデルベルクより
長崎より
青函連絡船の中より
ペルーより
早春のオリーブ園より
第2章
 夜の街に出てみました
石段下のバーで〔代官山〕
芝居のあとの、いい酒、いい肴〔下北沢〕
美女を並べて寿司を喰う〔青山三丁目〕
トゥデイズ・フィッシュに極上の日本酒〔南青山五丁目〕
歌は世に連れ、世は歌に連れ〔六本木〕
酒がよく、メニューを見る楽しさがある〔四谷〕
女用心棒Kと飲む夜〔渋谷二丁目〕
深夜の程よいざわめきのなかで〔南青山〕
銀座の路地と俳人のママ〔銀座一丁目〕
青山のスノー・ポイント〔青山三丁目〕
川を渡ってコーヒーを飲みに行く〔市川〕
究極の夜の果て〔千駄ヶ谷〕
雨の音と酒〔日比谷〕
ガード下で偲ぶ秋刀魚の味〔日比谷〕
深夜のカレー・パーティ〔麹町〕
ワサビと小鰭が好きだ〔青山〕
学生街での正統的飲み方〔江古田〕
白い花園の夜〔渋谷〕
ひどい目に遭った蟹座でAB型の男〔銀座〕
ふぐは本当においしいか〔池尻〕
第3章 旅のスケッチを描きました
ベンガラの町〔吹屋〕
雪の町、運河の町〔小樽〕
温泉と東南アジアの民芸〔河津〕
フクラギを食べに行く〔富山・氷見〕
東京から二時間のバリ島気分〔千倉〕
麦田町の隠れ味〔横浜〕
北アルプスと清流とワサビ〔安曇野〕
法善寺横丁を抜けて〔大阪〕
ハコフグを食べに西端の島へ〔五島列島〕
梁山泊に行く〔京都〕
奥伊豆の温泉郷〔伊豆大沢〕
水沢うどんと街道を歩く〔渋川〕
あとがき

表紙は、
「第1章 遠くの町に来ています 長崎より」p.46
ですけど、この絵は、
「第3章 旅のスケッチを描きました
ハコフグを食べに西端の島へ〔五島列島〕
五島列島への船は長崎の大波止場ターミナルから出港、快晴、右手の丘には大浦天主堂やグラバー邸が見える。」
p.221
を描いたのでしょうから、この2篇は、
同じ長崎・五島列島への旅行について執筆されたはずです。
「初出は不明」が残念だなぁ。

この31篇を編年構成に並べ替えられれば、
安西水丸さんの
「1980年代の終わり頃から90年代後半にかけて」の
年譜(史料)になるのですから。

「以前、村上春樹氏[1949.1.12- ]と
香川県讃岐のうどんを食べ歩いた。
ぼくはさほどうどん好きではないが、
本場の味を堪能した。
一日三食うどんを食べても飽きなかった。
それでもぼくは水沢うどんの方に軍配を上げたい。
うどんの肌の美しさ、噛んだ時の腰の確かさ、
喉を通る時の感触。何というか、とても繊細なのだ。
麺類というのは本来繊細なものなのだろうが、
今までにあまり美味しいものに出会ったことがなかった
だけに感動してしまった。」
p.244
「水沢うどんと街道を歩く〔渋川〕」

讃岐うどんを食べたのが何年何月で、
群馬県伊香保・水沢うどんを食べたのは
何年何月だったんだろう?

読書メーター
安西水丸の本棚
登録冊数13冊 刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092013

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02buU1kCRHmcjErGTSpGEZcbEP96Nb4CTposEsCchu4F1ggMQ4sarr7GwfGVwTNDfDl

昨日読んだ本。 安西水丸『イラストレーター 安西水丸』クレヴィス 2016年6月刊。 http://bookmeter.com/b/4904845633 http://www.amazon.co.jp/dp/4904845633/...

Posted by 山本 鉄二郎 on Tuesday, July 19, 2016

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02Grv5Vefp5i3ebB9DjivroSExUnqi8EmU8oyZfGB9TqcoYRuaXVXDPeAZqTkiZVool

安西水丸『一本の水平線 安西水丸の絵と言葉』クレヴィス 2022年8月刊。112ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4909532862 「いずれにしても、ぼくの心のなかにはいつも絵がある。 安西水丸 真っ...

Posted by 山本 鉄二郎 on Tuesday, October 4, 2022

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02VoqwfCE9YsjeBzP8pP1DRHJXzzTEbk3yg8X4tqYTmp5RdfKXPo7AXuFRGbydmoHVl

昨日拾い読みした本。 『安西水丸 おもしろ美術一年生 COYOTE SPECIAL...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, April 22, 2019

『安西水丸 おもしろ美術一年生』
p.11-14
村上春樹(1949.1.12- )
「水丸さんと最初に出会った頃」
「僕が最初に水丸さんと出会ったのは、『風の歌を聴け』という小説を書いて、『群像』新人賞をとって間もない頃だった。僕はちょうど三十歳になったばかりで、水丸さんは三十七歳くらいだった。七歳も年上なのだが、ほとんど同年代の人と一緒に過ごしているような気持だった。」
p.11
「水丸さんはときどき僕のところにやってきて、
「ねえ、悪いんだけど、これにサインしてくれる?」
とすごく恥ずかしそうに僕の本を何冊か差し出した。
「で、あて名は***子ってしてくれる?」
「ねえ、水丸さん、サインくらいいくらでもしますけどね、またこれを餌に、女の子に悪いことをするんでしょう」
「ふふふ、悪いことなんかしないよ。いいことしかしないもの」。
とにかく冗談抜きで女性にもてる人だった。
「彼女、村上さんのファンだから、今度紹介するね」
とよく言われたが、一度も紹介されたことはない。」
p.12
「一緒にたくさんの本をつくった。そのタイトルを並べると、ずいぶん長いリストになる。「ああいう本を楽しく軽くつくることができた日々は、もう終わってしまったんだな」としみじみ思う。
僕が水丸さんと最初に出会った頃のことを思いだして、いちばんありありと思うのは、僕らがとにかく自由であったということだ。僕らは誰かの顔色をうかがうこともなく、自分たちのやりたいことだけを好きにやってきた。もちろんあちこちで失敗もしたし、それなりに痛い目にあうこともあった。しかし自分のやりたいことがどういうことなのかいつだってちゃんと掴めていたし、その道筋を見失うことなく、頑固に自分のスタイルをまもり続けてこられたと思う。」
p.14

『ノルウェイの森』の主人公、
ワタナベノボル君の名前は、
安西水丸さんの本名の借用なんですねぇ。

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02uGAYSPZoUx3ti3cZ2Y7wPPRk9DV8W3Sws1XxRSf2sLDMJLWPa6GmPpmHYNWJbK2dl

昨日読んだ本。 『村上春樹とイラストレーター 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸』ナナロク社 2016年7月刊。 http://bookmeter.com/b/4904292669...

Posted by 山本 鉄二郎 on Thursday, August 4, 2016


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