高倉健(1931.2.16-2014.11.10)『高倉健 文藝別冊』春日太一編 河出書房新社 2022年8月刊 小田貴月『高倉健の愛した食卓』文藝春秋 2024年10月刊
高倉健(1931.2.16-2014.11.10)
『高倉健
文藝別冊』
春日太一編
河出書房新社
2022年8月刊
352ページ
福岡市総合図書館蔵書
予約7人
2022年10月9日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4309980449
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980447/
「『網走番外地』『昭和残侠伝』『南極物語』『鉄道員(ぽっぽや)』、
そして『あなたへ』――
永遠の輝きを放つ最後の映画スター・高倉健。
現場を共にした俳優・スタッフたちの証言から
その魅力と人物像に新たに迫る、総特集!」
「【目次】
I 総論 「映画スター・高倉健」の足跡
――当人の証言を中心に綴る、その挑戦の映画人生 春日太一
【検証】軍人役の変遷にみる、俳優としての成長
II インタビュー・対談 聞き手=春日太一(再録を除く全て)
話者の肩書は、高倉健作品に関わっていたときのものを記載しています。
大泉編
降旗康男(映画監督) 東映東京撮影所と高倉健
【対談】高倉健×中村錦之助(俳優) 時代劇の共演がふたりの夢だネ……と
三田佳子(俳優) 若き日の、いたずらっぽい素顔
内藤誠(東映東京撮影所助監督) 『網走番外地』は最初、添え物の企画でした
八名信夫(俳優) 撮影所に一歩入ったら、ギラついとけ
谷隼人(俳優) みんなで風呂場で腕立て伏せ
石倉三郎(俳優) 首まで泥水に浸かる覚悟あるか?
東一盛(東映東京撮影所進行主任) 俺は必死に起きてるんだ
京都編
毛利清二(刺青絵師) 筋肉隆々の肉体に描いた唐獅子牡丹
中島貞夫(映画監督) 俺も特攻に行きたい!
原田隆司(東映京都撮影所助監督) 俊藤さんに連れられて……
土橋亨(東映京都撮影所助監督) 東映が"最後のスター"を失った日
【座談】峰蘭太郎(俳優)×白井滋郎(俳優)×細川純一(俳優) 健さんに斬られた役者たち
国民的スター編
【談話】山田洋次(映画監督) 映画に選ばれた俳優
【対談】高倉健×倉本聰(脚本家) 男のおしゃべり
秋吉久美子(女優) あの冬、私も隊の一員でした
堀田眞三(俳優) 健さんを相手にする、不安と怖さ
梶間俊一(東映東京撮影所助監督) 死んで目を見開く、壮絶な演技
蔵原惟二(プロデューサー) 北極、沈黙の三〇分
角谷優(プロデューサー) 製作発表の前日に届いた報せ
重光亨彦(ディレクター) 朝一番の涙
紅谷愃一(映画録音技師) 年明けのヴェルサイユに聴こえた、あの声
意外な素顔編
北方謙三(作家) いきなり入った箱根の宿
青木卓司(俳優) 付き人として「オヤジ」に寄り添って
佐々木嗣郎(東映宣伝プロデューサー) 宣伝マンからみた、健さんの間(ま)
宇崎竜童(ミュージシャン、俳優) 毎週土曜日はオムライス
ラスト・デイズ編
大竹しのぶ(俳優) イヤホンの片方を私の耳に入れてくれた
林淳一郎(撮影、プロデューサー) 格好悪い健さんは撮りたくない
佐藤浩市(俳優) もう一回、それが叶えば――
詩 杉作J太郎 けんさん
III 刺青絵師・毛利清二が撮った高倉健
IV 各論 技術論からみる、俳優・高倉健の魅力 春日太一
高倉健の殺陣
脇役を活かす
名優・高倉健
【資料】高倉健作品リスト」
1977年9月9日東京都生まれ
日本大学藝術学部放送学科卒業
(卒論テーマ『仁義なき戦い』)・博士後期課程修了な
春日太一さんの本を読むのは八冊目です。
高倉健(1931.2.16-2014.11.10)
春日太一
「「映画スター・高倉健」の足跡
当人の証言を中心に綴る、その挑戦の映画人生」p.3-34
内藤誠(東映東京撮影所助監督 1936.3.6- )
「『網走番外地』は最初、添え物の企画でした」p.68-78
「網走は午後三時ぐらいになると日が落ちてきて、当時のフィルムの
感度だと映らなくなるので、早めに引き上げて、あたたかいホテルで
酒飲んでダンスや歌ったり。健さんは酒を飲まないから専らコーヒー。(2021年11月22日、河出書房新社にて)」p.71
八名信夫(俳優 1935.8.19- )
「撮影所に一歩入ったら、ギラついとけ」p.79-85
「健さんのコーヒー好きに困った。ロケ先に豆を持ってくる。
自分で挽いてみんなに飲ませる。これが苦くて飲めやしない。
「先輩、ミルクと砂糖は?」と聞いたら
「バカモン! コーヒーにミルクと砂糖?
そのまま飲むのがコーヒーって言うんだ」
って叱ってくる。
それで健さんから顔を背けて、目が合わんようにして、
「どこに捨てたろうかな」って。
みんなそう思ってた。捨ててきた後で健さんが
「美味いか?」って聞いてくるんだ。もちろん
「はい、美味しいです」と返すわけだけど、
すると「じゃあもう一杯」。
(2021年12月13日、都内にて)」p.83
谷隼人(俳優 1946.9.9- )
「みんなで風呂場で腕立て伏せ」p.86-96
「健さんはいつもコーヒー。
デミタスでスッと飲んで、お砂糖なんか入れない。
ジャワだ、ブルマンだ、ロケ先にも毎回用意してきてました。
北海道の山の中でも、ちゃんと豆挽いて、ドリップに落として。
(2022年2月4日、都内にて)」p.90
お酒を飲まない。
コーヒー好き。
どちらも知りませんでした。
特にファンではなかった私は、
東映ギャング映画も、
着流し任侠映画も、
その後の作品も、
高倉健主演作をほとんど観ていません。
毎日、映画館に通っていた
明治大学文学部学生の頃
(1975年は洋画185本・邦画212本・合計397本)
に観たのは、
『日本侠客伝』シリーズ(京都撮影所)と
『昭和残侠伝』シリーズ(東京撮影所)と
『新幹線大爆破』1975
https://www.allcinema.net/cinema/86085
の数本ぐらいかなぁ。
小田 貴月
『高倉健の愛した食卓』
文藝春秋
2024年10月9日 発売
https://www.amazon.co.jp/dp/416391904X
糸島市図書館へリクエスト用紙提出済み
https://ddnavi.com/review/1408729/a/
高倉健のストイックな俳優人生を支えたメニューとは?
栄養と彩り豊かな家庭料理&知られざる食の秘話を伝えるフォトエッセイ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000511.000043732.html
高倉健(1931.2.16-2014.11.10)
没後10年企画
小田貴月
『高倉健の愛した食卓』
文藝春秋 2024年10月9日発売
「高倉健さんに17年寄り添ったパートナーの小田貴月さんによる、
健さんが生前召し上がっていた家庭料理を紹介するフォトエッセイ集。
第1章 ブランチ おいしいを感じられる幸せ
第2章 小鉢・副菜 まいにち楽しく一生懸命
第3章 主菜 「美味しいね」がききたくて
第4章 しめの一品 最後に食べたいもの
第5章 正月料理 新たな年のはじまり
第6章 ドリンク&スイーツ 懐かしいティータイムの思い出
第7章 夜食 なんという贅沢
第8章 おひとりご飯 とにかくシンプルに」
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919041
読書メーター
春日太一の本棚
登録冊数8冊
刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091723
https://note.com/fe1955/n/ne4e660d67f86
https://note.com/fe1955/n/nbfff1e5a2136
映画の本棚
登録冊数188冊
著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091199
https://note.com/fe1955/n/n08b8c0d4b8fd
https://note.com/fe1955/n/n8dde00c960d9
Bullitt (1968)
Dirty Harry (1971)
https://note.com/fe1955/n/n8bfa66773d39
https://note.com/fe1955/n/n3fb56af879c7
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