[ADDress家守体験記 No.1]初めての会員さんをお迎えし、様々な気づきと不思議な感覚
2022年末から、FD+roomをオープン。同時にADDress拠点としての運営を開始いたしました。今振り返るともうすでに懐かしい、当時からの記録です。
さて、思いのほか早くに予約が入り、気持ちの準備が十分でないまま迎えたお一人目の会員Aさん、20代後半ぐらいの男性。
そう、このころは会員さんとコミュニケーションをとらなくてはならないもの、と思い込んで勝手に焦っていたのです。
到着の日に人定質問的なことを玄関先でやって(そうゆうことをしなくては、と思い込んでいた。)そのまま「ごゆっくり〜」と個室に案内して数日、、、
見知らぬ方が階下で生活している不思議な感覚のまま、息を殺す、所までは行かないまでも割とひっそり過ごしていました。
なんらかのコミュニケーションをとらなくては、との思い込みのまま、意を決して階下のAさんがいる個室をノックするも反応はない。
わたしとしては、大変緊張しての行動だったので、これですこしひるんでしまいました。
さらに一日経過したところで、その方にメールをしてみた。(予約時に会員のメールと電話が開示されている)
さて、どういった反応があるのでしょう。
程なく返信があり、ひとまずほっとしつつみかんを持ってA氏の個室をノック。ここでやっと笑顔で挨拶らしい会話を交わすことができた。洗濯機・乾燥機の使い方を教えて欲しい、とのことでした。
手短に自己紹介をしてもらったが、ボランティア活動をしながら学生をしている、とのこと。近県の大学に在籍し、平行して仕事もしているそうでした。
こーゆーサクッとスマートな自己紹介、って慣れてないと出来ないよな〜と思いました。他拠点生活しているみなさまは、コンパクトな自己紹介をする機会が多いのでしょうね。
さてその方、戸外でのボランティア活動に翌朝早い時間から出かけるのだそうです。
それが本当の事かどうかは確かめようがないのです。が、そのあたりのふんわり加減が風通しの良さでもあるのかな。この感覚は、後日自分がADDressを利用する経験で実感となりました。
わたしは根掘り葉掘りされるより快適。お互いが自分をどう表現するかについてよく準備している、ということが前提なのかしら。
まずは、最初の会員Aさんが5日間の滞在を終えて、この拠点を後にした。
お見送りをしたほうがいいのか、放置でいいのか、この時はまだ迷いの中にありました。