配られたプリント1枚多かったりした時、そのまま渡してもいい…?
阿賀沢紅茶先生の漫画「氷の城壁」を読んだ。
本当にこのセリフを読んだとき、心臓がギュっっっとなった。鷲掴みとか比喩表現で使われるそのまんま、一瞬息が出来なくなった。
ないトラウマが掘り返されたような。
このセリフに共感できる人はきっと、私と同じ生きづらさを感じて生きてきたんだろうな。
何人かの友達にこのセリフの話をしたんだけど、共感者は誰もいなかった。でも彼らは彼らでまた別のポイントで心臓がギュッとなってるのかもしれない。
学生の時、特に中学が一番そうだったかな、自分が後ろから三番目くらいの席で列ごとに配られたプリントが一枚多かったりした時、わざわざ立ち上がって教卓まで返しに行くのは目立って嫌だし、かといって多いまま後ろに渡して気の利かない感じ悪い奴の印象を持たれてしまうのもそれはそれでしんどいし。無でありたいのに。
「先生ぇ、一枚多い!」ってなんの躊躇もなく大声で言える人になりたかった。誰も気にしないよって思うんだろうけど、私が気にする。
作者、私の学生時代の脳みそを覗いたのかなってくらい、共感の嵐でこの漫画を読むのがしんどくておもしろくてしんどかった。
人とコミュニケーションを取ることに苦手意識がある人はこの漫画になんらかのトラウマを掘り返されたんじゃないだろうか。
私はこの漫画の世界から飛び出してきたのかと思うくらい、こゆんは私で、私はこゆんで。
でも一つ言いたい、高校生はこんなに大人びてないよぉ
もっとなんていうか、ほら、黒歴史になるようなことやってあとから思い出した時にああぁぁぁぁ〜😫って頭抱えたくなるようなことばっかしてるよ…
この漫画を自分の中で消化するのにかなり時間がかかった。読むスピードも遅かったけど、こうやって感想を文章にするのにもだいぶ時間がかかってしまった。
カロリー消費の多い漫画だった。