【VALORANT】コンペティティブ Ep4Act2 VC使用率と勝率の考察

1. 導入

 皆さん、こんにちは。

 しばらくVALORANTをメインに遊んでいましたが、気になることがあったのでデータを軽く収集しようと思いました。               それは・・・

『喋らないチーム勝てなくね?』です。

 当たり前っちゃあ当たり前ですが、ネガティブな記憶って残りやすいので実際どうなのか確認をしたくなりました。                 試合が始まる前に挨拶を行いますが、まったく返ってこない時や数ラウンド経過しているのに誰も喋らない時に『この試合・・・負けそうだな~』と思ってしまうようになったというのも、今回実施する背景の一つです。

2. 自分というプレイヤー

 簡単に挨拶を済ませたところで、自分(Haru#8241)というプレイヤーを紹介します。

画像1

 Ep4Act2で、ソロで丁度100戦を終えた際の戦績です。とても胸を張れる戦績ではありませんね・・・。KD1.0切っとるし。

 即ピックはせず余ったロールをピックするため、スモークキャラをプレイすることが多いです。デュエリストは誰もピックしなかったらやる程度。 各マップのメタ的なエージェントや、困ったらソーヴァって感じ。

 マッチする味方・相手はダイヤモンド後半~イモータル帯です。稀に現役レディアントがいる場合もあったりしますが、数回しかありませんでした。試合が終わった後にリザルトを見ると、有名な配信者や大会出てた・・・?ってプレイヤーがいたりするので、リザルト確認も楽しめます。                   

3. 100戦分のデータについて

上記のとおり、VC使用率と勝敗についてEp4Act2が開始してから100戦分を記録しています。

4. VC(ボイスチャット)ONの定義

 一言ボソッと嫌味ったらしく発言するプレイヤーだったり、挨拶だけして何も報告しないプレイヤー、トキシックな発言を行うプレイヤーもいるためVCを適切に使用したと判定するためにいくつかルールを設定しました。

➀チームに役立つボイスチャットであること。                      【報告】 ・・・ 〇〇に敵がいた!など                    【提案】 ・・・ 詰め待ちしませんか?など                 【要求】 ・・・ スモークを▲▲に焚いて!など             【鼓舞】 ・・・ ナイストライ! 今のうますぎ! など             上記のようなVCはチームにとってプラスになることばかりです。もちろん、足音を聞こうとしてるときにずっとVCを使われたりすると困りますが…

②6回以上発言していること                       回数については、正確にカウントしていないのですが大抵VCをよく使うプレイヤーは終わるまで話してくれます。数ラウンド連続で取られ萎えるプレイヤーもいるため、だいたい2ラウンドに1回は話してるよねってプレイヤーについてVCを使用していると記録しました。                                     

5. VC使用率と勝率の相関

 VC使用率は自分以外のプレイヤー4人が使用していれば100%とし、一人使わなくなるごとに25%減っていきます。自分は必ずVCを使用するため、他のプレイヤー4人のうち2人以上が使用することでチームの過半数がVCを使用し、情報や意思の共有を行えていると考えます。

100戦プレイし、全体のVC使用率は以下のようになりました。

VC使用率

VC50%以上であれば、チームの過半数が情報や意思の共有を行えている認識ですので同じ系統の色で表示しました。

野良でもかなりの方がVCを使っていますね。ありがとう。


では、勝利時と敗北時のVC使用率はどうでしょうか?以下に表示します。

VC使用率2

 青が勝利時で、赤が敗北時です。50%から敗北の試合数が上回りました。使用率50%でも敗北時が上回ってるのは少々驚きです。ですが、全体のVCを考えると不思議ではないかもしれません。                 VC使用率100%、75%だけで6割を超えてるわけです。つまり、相手のチームの6割近くがVCを高頻度で使っており差がつく可能性がありますね。

6. VC使用における恩恵

 5vs5の爆破 と呼ばれるこのゲームモードはVC使用における恩恵がかなり大きいです。基本的に運の要素は少なく、負ける原因は必ずあります。もちろん、勝った要因もあります。

 VCを適切に使用したと判定するためにいくつかルールを設定しましたが、このルールを守っているチームはどのような恩恵があるか考えてみましょう。

6.1【報告】 

 VALORANTは、ミニマップが非常に便利な機能となっています。しかしミニマップに映らない情報もあるため、そのような情報をチームへ共有することで迅速に対処することができます。                 極端な例ですが、ディフェンダーサイドで角待ちをしている時足音が2つ、ドローンが1つ飛んでくる音が聞こえたと報告が入れば攻めてくる場所は一発で分かりますよね。VCを使用しなければ、その状況を知るのは戦闘が始まった直後になるためスキルなどによるカバーは遅くなります。

6.2【提案】

 5人で行うゲームです。当たり前ですが、考えていることは全員違いますしやりたい事も全員違います。たまたま出会った5人ですが、その場限りは5人全員がラウンドを取得するために同じ意識を持つ必要があります。

 ピックしたエージェントにある程度理解がある5人であれば、これから行う事を提案することで、それぞれが適切な行動を起こすことができます。

6.3【要求】

 VALORANTは各エージェントのスキルが強烈です。複数のスキルを同時に組み合わせることで簡単にキルを取ることができます。もちろん競技シーンなどはそれが当たり前かもしれませんが、野良の場合はスキル合わせが非常に難しくなります。

 もしあなたが、レイズを使っていてグレネードを投げる際、味方にブリーチやセージ、アストラなどのスタン・スロウ持ちがいる場合はスキルを要求してみてください。自分だったら喜んでスキルぶち込みにいきます。 

                                   6.4【鼓舞】

 個人的に一番助かるのはコレ。取れなかったラウンドやミスをしてしまったラウンドで、『ドンマイ!』と一声かけられるだけでメンタルケアができます。

 KDなどのスコアは、一つの指標ですが大事なのは中身です。それでもキル数が少なく活躍できていないと感じる試合はありますが、落ち込んでいると更にパフォーマンスが下がります。メンタルケアをVCひとつで行えるのであれば行わない手はありません。

 たまーに、オーバーリアクションで褒めてくれる人いますよね。NAISUUUU!!!とかウマスギイイイ!!とか最高です。そのVCだけで味方にバフを与えています。

7. おわりに

 VC使用率と勝率は比例するんじゃないかと分かってはいましたが、想像通りの結果でした。

 データの中身を見るとラウンド差や、エージェントごとのVC使用率などを出しても面白そうですね。

 VCはプレイヤーの自由で、決して強制ではありません。様々な理由でVCが使えないプレイヤーもいますので、その場合はチャットやピン機能を駆使してコミュニケーションを取ってみるだけでも、チームの勝率は変わるかもしれません。


おわり。


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