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11月17日(日)メメント・モリ

 寒い ((⛄))

 本当に寒いですね。インフルエンザも流行りはじめているとか。皆さま、体調はお変わりありませんか?

 今日の昼に、私の葬儀の話をしましたが、若かりし頃に私が憧れていたことをお話しします。

 中学生いや小学生かもしれません。私は即身成仏に憧れていました。即身仏。高僧のいわゆるミイラです。木乃伊と書いてミイラ。もうドキドキでした。

 記憶は定かではないのですが、私は即身仏を見たことがあったと思います。

 しかし、即身成仏するにはかなり過酷な修行をしなければなりませんし、食事も木食やらなにやら漆も飲まなくてはなりませんし、私は無理...そもそも法律で、即身仏になってはならないとあるようですし。

 18~19歳では、鳥葬に憧れます。これが本当の意味で、自然に帰るのだと。ゾロアスター教の儀式だったと思ってましたが、妹尾河童さんの『河童が覗いたインド』に夢中になり(椎名誠著『インドでわしも考えた』とか。いろいろ読み漁りました)、これに書かれていたように、死んだら沈黙の塔に運ばれ、コンドルの胃袋に収まりたい...そう思ったのです。

 その時、母に申し出たところ、インドまでクール宅急便はお金かかるだろうからダメですと。

 なぜ、私がこれらにこだわるのか、私自身もわかりませんでした。

 そしてその後、もしかしたら、と思うことがありました。

 きっかけはMRI、です。

 頭部のMRIを撮影した際に、焼き場の釜に入った気持ちになってしまい、息苦しくなりました。これだ。私は火葬が怖いのだ。生きたまま焼かれることへの恐怖。

 これを潜在的に感じていたのだろうと思います。

 だから、即身成仏や鳥葬に憧れたのだと。

 死を思いながら生きる。

 やり残したことがないようにと、毎日の修行は続きます。活きているうちが修行だと思っています。

 美しいミイラの話は、いずれ、また。

 


 

 


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