夢日記51

気がついたら見知らぬ車に乗っていた
外車なのか自分が右側の助手席に居る、隣の運転していた人に 気がついた?と声をかけられる
こうなるまでの記憶が一切なく何も思い出せない
運転席に座っている人は男の人でフチの細い銀色の眼鏡をかけ、紺色のスーツを着ていた。
横顔しか見えないが見覚えが全くなく声も聞いた覚えがない。
貴方はだれですか、どうして私はここにいるん
ですかと聞いても無言で何も返答してくれない。

恐怖で声が掠れるし体が硬直していて上手く動かせない。自分の服はなぜか汚れているし所々破けていて、
その隙間の擦り傷から血が流れているのを見て痛みを感じた。
怖々と、どこに向かってるんですかと聞いたら 

君で 遊ぶために行きたい場所がある と返答した。

周りは道路で深夜なのかとても暗く、特に思い出せるような風景もなく見知らぬ土地のように思えた。
目が覚めたら知らない人の車に乗せられていて記憶も無く服はボロボロで訳の分からない人に誘拐されていて恐らく私はこの男の人に殺されるのだろうと悟り、どうせ死ぬなら足掻いてみようと賭けに出た。

サイドミラーを時折確認し、赤信号で後ろに車が止まった瞬間勢いよくドアを開け後ろの車に真っ直ぐ走り出し運転席の人に
開けてください!誘拐されています!と叫んだ
すると運転席の人がすぐ後ろに乗って下さい!と
声を張り上げ 急いで乗り込み鍵を閉める。

鍵を掛けれた安心感で涙がボロボロとこぼれ落ちながらも早口で
見知らぬ人に誘拐されています。警察署まで向かって下さいとお願いした途端に車は急発進しなんとか危機一髪のところで命が助かった。

去り際追いかけようと車から降りた運転席の男が過ぎ去ってく車を立ち尽くしながら呆然と眺めている姿からなぜか目を離すことができず、気持ち悪かった。

命の恩人は女の人で酷く困惑していたが明るく励ましながら配慮してくれた。
一切記憶がないこと、怪我をしていること、名前や年齢、ここが何処なのか など世間ばなしを話したおかげでだんだんと冷静になり、胸をなでおろした。
警察署に向かう途中に家があるらしくどうしても寄らないといけない用事がある為、一先ず彼女の家に向かうことになった。私としてはすぐにでも警察署に行きたいところだったが助けて貰った手前 命の恩人にそんなお願いをできるほどタフな人間ではなかった。

彼女の家に着くと車の中に1人で居るの不安だろうから玄関まで入って少し待っててください と
気を使って貰った、お言葉に甘えお邪魔しようと

玄関を見た瞬間なんとなく胸騒ぎがした。


先程世間話をした時彼女は父親が亡くなっており
男兄弟もいないく、実家で姉と母の3人で暮らしていると聞いていたのになぜか玄関には男物としか見れない大きめの茶色い革靴があった

その靴は私を誘拐したあの男の茶色い革靴だった

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