見出し画像

負けた 負けた 今日も負けだ 4年 布部功輝

出典元: http://limleanlee.net/archives/1483

ここに書かれている文章は、
『負け』を正当化するものとなります。

そういうのはきらいだ!という方は、
読み進めることをおやめください。

(ほんとは読んでください)

____________

前回、卒業ブログ的な内容を書いてしまい、
途方に暮れている布部です。

4年生の今だからこそ、
また、
20年におよぶサッカー人生を振り返って、
今書けることはなんだろうと考えていました。

すると、何故か、
このブログの題名にもなっている、
ハンバートハンバートさん「虎」の
印象的なフレーズが頭から離れませんでした。



ので、
今回は『負け』について、書こうと思います。
少し長いかもしれませんが、お付き合い下さい。

____________

はじめに、僕がどれぐらい負けてきたか、
前回のブログを引用すると、、

「柏レイソルのU-15、U-18に在籍はしたものの、
まとまって試合に出続けられた期間はほぼ無し。
本当に有り難いことに東洋大サッカー部に入部させて頂き、最高の仲間、最高の環境に恵まれたものの、
2年の春に足首を骨折→1年半のリハビリ
→現在4年生というヘルメッポぶり。」

でした。


こんなものじゃ済まないですけどね。

うん。笑


まず大前提として、僕たちは"勝つ"為に
日々練習をし、試合に臨んでいます。
また、その試合に出る為に、仲間と競争します。
その競争に、"勝たなければ"なりません。

その先でやっと、
プロのサッカー選手になれるわけです。


これ、

サッカー七不思議のひとつなんですけど、

練習はすごく一生懸命したし、
自分のプレーに自信はあるし、
そして何より、
誰よりもサッカーが好きなのに、
余裕で負けるんですよね。笑(どれだよ)

テキトーにサッカーしてそうな人にも、
負けるんです。


普通に実力不足なだけなんですけどね。


しかし、
何度負けても、当たり前に人生は続くわけで、
その『負け』をどうにか正当化します。

小澤裕太のブログにも書いてありましたが、
卒業前の4年生あるあるでは、
「他にやりたいことが見つかった」
「サッカーが全てじゃない」です。


僕自身も、コレです。


そして、コレについて、
"本気で何かを成し遂げようとしている人達"の中には、次のように思う人もいるのではないでしょうか?


あ!!!!


逃げた!!!


ジャパンカップのキセキぐらい逃げた!!!
(いない)

出典元: https://youtu.be/tO55Nl7Fxeg


僕は、何も言い返せません。

実際、
夢や目標を達成することが出来ないまま、
競技を辞めようとしているので。


しかし、僕がこのブログを通して皆さまに問い掛けてみたいことは、


『負けを誇れないか?』ということです。


ハハッ!!負けたぞ!!

どうだ!!負けたぞ!!( ´∀`)えへん

ではないです。


僕は、サッカーしかしてこなかったので、
勝ち負けという概念があまり無い、
"芸術"に対してものすごく憧れがあります。

自分でも、ギター弾きながら歌を作って、身近な人に聴かせちゃうぐらい。笑

星野源、ハンバートハンバート、Mr.Children、etc…
僕が個人的に、心を動かされる音楽や文学作品は、
みんな『負け』を知っています。



実は、誰かの『負け』に、
皆さまも救われていませんか?



オグリキャップやアーモンドアイが、
あんなに多くの人に愛され、そのレースに心打たれるのは、『負け』があってこそだと思うのです。

つまり、

「負けを知ることは、
 実はものすごく大切なことではないか」

と、思うのです。


だって、ほとんどの人は負けるんですもんね。


その痛みや苦しみを認めて、知ることは、
"人生において"は、勝つよりも、
ほんとは大切なことかもしれません。


って、「虎」を聴いてて思いました笑笑


皆さまはどう思いますか?


ここまで、これでもかと言うほど『負け』を
正当化してきましたが、
僕も、努力せず、
簡単に負けていいとは全く思いません。


多くの『負け』を経験する事で、
最後には、"絶対に勝つ"のです。


そうすれば、きっと、
『負け』を誇れる気がします。


僕自身、これからは、
多くの『負け』を知る人間として、
つよく、やさしく、居れたらなと思います。


決まった。はず。笑笑


真面目に書きすぎました。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
もう終わります。



最後に、これまで自分に関わって下さった、
家族、全ての指導者の皆様、仲間達、
そして、『サッカー』に感謝を伝えたいと思います。

僕にとってのサッカーとは、ピッチの中で本気でプレーするだけのものではありません。

学校で、
友達とワイワイ昼休みにボールを蹴ったことや、
練習帰りの母の弁当は忘れられないですし、
父のとてつもなく細かい、
技術的なアドバイスも忘れられないですし、
(基礎練で肩の位置を指摘された時は目から大鱗)


サッカーから頂いたものは、もう思い出とかそんなんじゃ入り切らないです。笑


最終学年の今年も、
大変なことが多かったです。

でも、僕はものすごく幸せでした。
心の底から言えます。

仲間とサッカーして、
帰りはオンラインで将棋を指して、
風呂で本を読んで、
大切な人たちと1日のことを話して、
ベットでギター弾きながら歌って、
これ以上なにも求めません。幸せすぎます。

いろいろな人、ものとの別れは寂しいですが、
また新たな出会いを求めて頑張ります!!!

時折、競馬挟んで申し訳ありませんでした。
好っきなんですよね。。

サッカー部ではまだ、
全国大会がありますし、そちらも頑張ります!

バモ!!ということで、
次は、現在スペイン在住の桑原遥くん。
きっと、多くのことを考えたと思います。
ぶぁっかい文章を、僕も楽しみにしてます!!

東洋大学体育会サッカー部 4年 布部功輝

布部功輝(ぬのべ・こうき) 1998年8月8日生まれ
ACファルベン→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18

過去のブログはこちらから⏬

布部功輝のPLAYER PROFILEはこちらから

#東洋大学 #fctoyouniv #布部功輝

#東洋サッカー部ブログ2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?