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【ドイツ語】過去のことを表す「過去形」#212

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。

昨年末には「現在完了形」について説明しました。
(マガジンにまとめたものはコチラ↓)


今日から「過去形」について解説していきます。

過去のことを表すとき、現在完了形過去形の二つの形があることをすでにお話しました。 


これまで解説してきました現在完了形は、多くの場合話し言葉で使われます。
今日から解説する過去形は、主に小説、物語、報告などの書き言葉で使われます。
ただし、話し言葉でも sein、haben、wissen 、話法の助動詞、受動形過去形が好んで使われます。


少しずつ解説と練習をしていきましょう!


規則動詞の過去形は語幹に -te を付けて作ります。

たとえば
不定詞 spielen なら
語幹は spiel ですから、この後ろに -te を付けて
過去基本形は spielte となります。

過去形ではなく過去基本形と呼ぶのは、この基本形から主語に合わせ変化して(実際の)過去形になるからです。

つまり過去時制においても動詞人称変化します。
現在人称変化に対して過去人称変化と呼ばれます。

過去人称変化1人称単数と3人称単数に語尾が付かないのが特徴です。
ここだけが現在人称変化と異なります。

「私は昨日テニスをした」は
Ich spielte gestern Tennis.

「彼女は昨日テニスをした」は
Sie spielte gestern Tennis.

というように同じ形 spielte  となります。


あとは現在人称変化と同じように語尾変化します。

du が主語なら、過去基本形 spielte に語尾 -st が付いて
Du spieltest gestern Tennis.
となります。

wir が主語なら、過去基本形 spielte に語尾 -en が付いて
Wir spielte(e)n gestern Tennis.
この場合 e が二つになりますから、一つ省略されて spielten となります。

「あなた」「あなたがた」の Sie、「彼ら」の sie が主語の場合も同じく
Sie spielten gestern Tennis.
となります。

ihr が主語なら、過去基本形 spielte に語尾 -t が付いて 
Ihr spieltet gestern Tennis.
となります。


いかがでしたか?
過去人称変化も例文を何度も口に出して覚えるようにしましょう!

それでは、続きはまた明日。
Bis morgen.
Tschüs!


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