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【ドイツ事情】タクシー #50

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※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.白井宏美です.

毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.

今日はドイツのタクシーに関するお話です.

私はこれまでに数十回ドイツでタクシーを乗ったことがありますが,怖い目にあったことはありません.
料金もメーターにはっきり表示されますし,比較的安全と言えるでしょう.

特に日本からドイツの空港に降り立った時は,大きなスーツケースを抱えていますので,タクシーをいつも利用しています.

ドイツのタクシーはメルセデス・ベンツが多いのですよ.
色はアイボリーです.

始めてドイツでタクシーに乗ろうとした時のことを今でも覚えています.

ベンツがずらーっと並んでいてカッコいいなと思いながら,タクシーに近づきドアの前に立ったのですが,ドアが開かないのです.
「あれ?」と思って運転手さんのほうを見ると,運転手さんも「え?」っていう感じでこちらを見ていました.

ドアは自分で開けなければならなかったのです.

私はビックリしましたが,タクシーのドアが自動で開閉するという日本のほうが特別だったのです.

もちろん降りる時も自分でドアを閉めることを忘れないようにしなければなりません.

そのあと,ドイツに滞在して分かったことは,一人で乗る時は後ろの座席ではなく助手席に乗るのが一般的だということです.
私もそのようにしましたが,これがなんだか慣れなくて,ちょっとでも荷物を持っていたらそれを理由に後ろに乗っていました.

運転手さんはトルコの人が多いですね.
ドイツ語の発音が聞き取りにくい人もたまにいます.

とにかく目的地は明確に伝える必要があります.
たとえばホテルの名前だけではなく住所も伝えましょう.そうすれば,同じ名前のホテルがあっても,間違われることはないでしょう.
発音に自信がないなら,スマホの画面や紙に書いて見せるといいですよ.
地図を見せてもいいかもしれません.

あと日本と違うところはチップですね.
だいたい移動料金の3~10%で、サービスに合わせて払います.
移動料金の他に1~3ユーロほど渡すと考えてもいいですね.
重いスーツケースを丁寧に扱ってもらったり,降りやすい場所に気を付けてとめてもらったりした時は,多めに渡しています.

慣れないうちはタクシーに乗るのも勇気がいるものです.
運転手さんが強面だと,さらに不安になりますが,少しでも会話をしてみると運転手さんとの関係性ができて車内の空気が変わり安心できます.

私はいつも差し障りのない話,たとえば天気のことや,目的地までの時間はどれぐらいかかるのかとか,ドイツ語をどのように習得したかなど,おしゃべりしたりしています.

ドイツ語が話せなくてもタクシーは乗れますが,少しでも話せると安心感を得られます.

コツコツ練習していきましょう!

それでは,また明日!
Bis morgen!
Tschüs!


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