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【ドイツ語】「私がピアノを弾いて彼が歌う」並列接続詞 #186 

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。

今日は「並列接続詞」について解説します。
(発音は音声をお聞きください.)   

並列接続詞と呼ばれるのは、主に次のような接続詞です。

aber
und
oder 
denn
     

並列接続詞は、文と文を対等に結び付けます。
主文同士を結び付けるため、うしろに続く文の語順に影響を与えません
どういうことなのか、例をあげながら一つずつ説明していきますね。


aber は「しかし」というような「反意的結合」をします。

たとえば
Ich liebe sie.
 (僕は彼女を愛している)という文と
Sie liebt mich nicht.(彼女は僕を愛していない)という文を aber で結びつけると

Ich liebe sie, aber sie liebt mich nicht.(僕は彼女を愛しているが、彼女は僕を愛していない)
となります。

aber が入っても、そのうしろに続く文の語順は変わらない、つまり定動詞 liebt の位置が変わらないということです。


und は「そして」 というような「単なる結合」です。

たとえば
Ich spiele Klavier.(私はピアノを弾く)という文と
Er singt dazu.
(彼はそれに合わせて歌う)という文を und で結びつけると

Ich spiele Klavier und er singt dazu.(私はピアノを弾き、そして彼はそれに合わせて歌います)
となります。

und が入っても、そのうしろに続く文の語順は変わらない、つまり定動詞 singt の位置が変わらないということです。


oder は「あるいは、それとも」 というような「選択的結合」です。

たとえば
Kommst du mit?(一緒に来るの?)という文と
Bleibst du noch?
(まだここに残るの?)という文を oder で結びつけると

Kommst du mit, oder bleibst du noch?(一緒に来るの、それともここに残るの?)
となります。

oder が入っても、そのうしろに続く文の語順は変わらない、つまり定動詞 bleibst の位置が変わらないということです。


denn は「というのは、なぜなら」 のような「因果的結合」です。 

たとえば
Olaf kommt heute nicht.(オラフは今日来ません)という文と
Er hat Fieber.
(彼は熱があります)という文を denn で結びつけると

Olaf kommt heute nicht, denn er hat Fieber.(オラフは今日来ません、なぜなら熱があるからです)
となります。

denn が入っても、そのうしろに続く文の語順は変わらない、つまり定動詞 hat の位置が変わらないということです。


いかがでしたか?
接続詞を覚えて、文をうまく結び付けることができるようになりましょう!


それでは、次は月曜日に。
Bis Montag!
Tschüs!

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