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【ドイツ語】「窓を開けましょうか?」話法の助動詞 sollen #158

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.

第155回と157回では「話法の助動詞」wollen について練習しました。

今日は「話法の助動詞」の4つ目 sollen を紹介します。
(発音は音声をお聞きください↑)

wollen 主語の意思を表すのに対して sollen 主語以外の意思を表します。

そして sollenich が主語の時 soll という形になります。

たとえば
Ich will Arzt werden.
なら、主語「私」の意思で「医者になる」ということでしたが、

Ich soll Arzt werden.
なら、代々医者の家に生まれて、家族から医者を継ぐように言われている状況などが考えられます。

もう少し例をあげて説明しましょう。

たとえば、ある部屋でグループで何かの作業をしているとしましょう。

誰かが「ちょっと空気が悪くなってきたね。」と言いました。
空気を入れ替えてほしいのかと察したあなたが「窓を開けましょうか?」と言うなら

Soll ich das Fenster öffnen?
となります。

das Fenster は「窓」
öffnen は「開ける」
という意味です。

夕方になり、誰かが「暗くなってきたね」と言ったので、明るくしてほしいのかと察したあなたが「電気をつけましょうか?」と言うなら

Soll ich das Licht anmachen?
となります。

das Licht は「電気」
anmachen は「つける」
という意味です。


sollen は日本語で「~すべきだ」と訳されることが多いのですが、以上のような背景や含みがあることを知っておくと sollen を理解しやすくなりますよ。


sollenich が主語の時 soll という形になることさえ覚えてしまえば、あとは主語が er, sie, es のときも同じく soll という形です。

「彼」が家族から医者を継ぐように言われている状況ならどういいますか?



Er soll Arzt werden.
ですね。


「彼女」が家族から医者を継ぐように言われている状況かどうかを、あなたが誰かに聞くならどういいますか?決定疑問文にしてみてください。どうぞ。



Soll sie Arzt werden?
ですね。


今度は友人に直接聞くならどういいますか?



Sollst du Arzt werden?
ですね。

主語du ですから語尾 -st を付けて sollst と、ちゃんと言えましたでしょうか?


いかがでしたか?
状況をおさえることが大事ですね。

それでは,ステキな週末を!
Schönes Wochenende!
Tschüs!



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