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【ドイツ語】楽に覚えられる!「話法の助動詞」の人称変化(1)#148

※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.

第146回では「話法の助動詞とは」何かについて解説しました.

今日は「話法の助動詞」の人称変化について解説します。
(発音は音声をお聞きください.)

ドイツ語の場合、話法の助動詞も人称変化します。
しかも、主語が複数の場合は規則的ですが、主語が単数の場合は不規則に変化するのです。

大変そうと思いましたか?
でも大丈夫です。

今から解説する方法で覚えてみてください。
すでに皆さんがお持ちの知識を有効利用して理解する方法です。

たとえば「私はテニスをしている」という事実だけではなく、「私はテニスができる」という能力・可能性を示す場合

英語では
I can play tennis.
といいますよね。

これをドイツ語では
Ich kann Tennis spielen.
といいます。

比較してみましょう!

can が kann  になっています。
この cankann はスペルも発音も似ていますよね。

この似ているところから理解して覚えていくと効率的なのです。

違うところは語順ですね。
語順については後日解説しますので、今日は話法の助動詞の人称変化を把握しましょう。

この話法の助動詞 kann の不定形は können です。
主語 ich なら können  kann という形に変化して
Ich kann Tennis spielen.
となります。

この kann という形さえ覚えてしまえば、あとは楽ですよ。

主語が er, sie, es のときも同じく kann という形だからです。

つまり1人称単数と3人称単数は同じ形で語尾が付きません。

「彼はテニスができる」は
Er kann Tennis spielen.
となり

「彼女はテニスができる」は
Sie kann Tennis spielen.
となります。

そして、主語が du のときは、ここにいつもの語尾 -st を付けるだけです。
kann -st を付けて kannst となります。

「君はテニスができる」は
Du kannst Tennis spielen.
となるわけです。


いかがでしょう?
この順番で覚えると楽ではないでしょうか?


声に出して繰り返してみてください。

Ich kann Tennis spielen.

Er kann Tennis spielen.

Sie kann Tennis spielen.

Du kannst Tennis spielen.

まず、この4つの例文を何度か音読して覚えておいてくださいね。


それでは続きは次回、月曜日に。
Bis Montag.
Tschüs!


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