見出し画像

学業と部活動の両立

profile

氏名:米凛太郎
所属:プレイヤー
学年:4年
学部:商
出身高校:県立千葉高校
昨夏よりアメリカに留学している米。そんな彼に部活動と学業の両立をテーマに絞り、語ってもらいました。


学業と部活動の両立

私と同期の部員は、勉強熱心な人が多いと感じる。司法試験のために1年生から予備校に通う人もいれば、公認会計士を目指して勉強する人もいる。就活のために2年生からTOEICを受ける人も少なくないし、留学を志す人もいる。そんな同期を差し置いて私が学業と部活動の両立を語るのは恐縮だが、少しお付き合いいただきたい。

私は一橋大学提供の「渋沢スカラープログラム」の一員である。詳しくは大学のホームページに載っているが、簡単に説明すると、英語で開講される少人数授業を履修することができるプログラムだ。このプログラムに入ると、週に5コマほど指定された授業に出席することが求められる。選抜制だから優秀な人は多いし、英語の内容を授業内で理解するのは簡単ではない。だから、ある程度の授業時間外での勉強は必要である。さらに、このプログラムを修了するには、約1年間の海外留学が必須である。実際私は昨年の夏からアメリカに留学している。留学をするためにも学内で一定の枠を競い合う必要があり、これは2年生の夏休み前までの成績が主な判断基準となる。ここまでの説明を聞くと、部活動との両立にとても苦労したのではないかと思う人もいるかもしれないが、実際はそうではない。これは大きく分けて2つの理由がある。

一つ、大きな理由としては、ア式蹴球部が個人の価値観に合わせて柔軟に対応してくれることがある。授業と活動が被ってしまっても授業を優先させることができるし、ア式蹴球部以外にやりたいことがあれば相談の上、一定期間活動を休ませてもらうこともできる。また、1日の活動時間は2時間〜2時間半であり、一日部活で潰れてしまうことは基本的にない。だから、学業と部活動のバランスが崩れてしまうことはあまりなかった。

もう一つの理由は取捨選択だ。人間が持つ体力と時間は有限だから、やりたいことを全部叶えられるかというとそうではない。だから、私は大学での勉強と部活動という、二つの軸を大学生活の中心に据えている。もちろん、バイトや遊びなどの他のことに時間を割くことも少なくない。でも、少なくとも私の大学生活はこの二軸を中心に回っていることは確かだ。

長くなってしまったが、要するに部活動と学業を両立させるには、自分に合った環境を選ぶこと、そして何が自分の中で最も重要なのかを明確にし、取捨選択を行うことだと思う。最後に、ア式蹴球部にはいつも自分の価値観に理解してくれることに感謝しながら、残りの部活動を精一杯頑張っていきたいという意志表示をして締め括ろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?