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行くぜ、東北!


テレビ朝日の秘湯ロマンをみてたら温泉に行きたくなりました。年末で日もないので、思いたったら即行動。12/16金曜日は、もとからローグワン休暇をとるつもりだったので、その日に決定。


JR東日本ひとり旅のパンフレットで宮城山形福島の宿を探すと「ゆづくしSalon一の坊」という、なんとも怪しい旅館名。仙台駅から在来線で30分、露天風呂、洋室、送迎バスあり。よーしここじゃ(๑•̀ㅂ•́)و✧JR東日本ダイナミックレールパックで料金は34,000円也。新幹線はグリーン車に奮発。



15日木曜の夜中にローグワン最速上映をみて帰宅。金曜、昼12時に東京駅へ。旅恒例のブックスタンドでうろうろ。佐藤優の知の教室、森薫の乙嫁語り、池上先生&佐藤優の新リーダー論、西加奈子のごはんエッセイ等を立ち読みしてしまい、買うか迷う。しかし荷物を増やしたくないので帰りに寄ることにする。


新幹線でお昼をとろうと銘品弁当屋を巡るが、めぼしいものがない。まい泉のカツサンドで誤魔化そうかと半ばあきらめていたら、膳まい「男飯」に出会う。インパクト大。たいめい軒のオムライスほどボリュームはないが、鮭と野菜と唐揚げ、かまぼこ、のり弁がバランスよさげ。即決。お供は黒烏龍茶。

13時半、東京駅を出発。


東北新幹線の各駅到着前にながれる「ティ〜ラリラ〜ティ〜ラリラ〜ティ〜ラリララララ〜ラララ〜」というなんとも表現しにくいメロディが好きです。


上野、大宮を過ぎ、郡山から先は未開の土地。磐梯山と安達太良山をふりきりいざ北へ。(仙台は一度出張で来たが滞在時間3時間だった)福島駅は霧と西陽につつまれてやけに幻想的だなと思っていたら、山あいに猛吹雪の景色になったり、ピーカンだったりと忙しい。仙台駅は粉雪ちらつく晴れ模様。



新幹線やまびこから在来線の快速仙山線に乗り換える。国見を越えると山の中を走り出す。鉛色の空、薄く白に染まる陸前落合駅、愛子駅(あやしと読む)、作並駅に到着。こけしがお出迎え。バスで7分、歩いていけますか?と聞いた私がまぬけでした。16時半で真っ暗闇の⛄雪積もる道路。おとなしく送迎バスに乗り込む。WiMAX圏外だし。

こけしの作並駅。駅舎はWi-Fiスポットと土産物屋になっている。


お部屋に案内されてすぐ夜ごはん。レストランバイキング、期待値低めですいませんでした‥‥牛しゃぶ、つや姫、あら汁、小籠包、和洋中が勢揃い。ミニステーキやひとくち寿司も天ぷらも、その場で調理してくれる。どれも美味しゅうございました。


1階ロビー奥にあるくつろぎサロン
では、珈琲、紅茶、お饅頭やお菓子、アイスキャンデーが無料。新聞、雑誌や本もたんとあるし、マッサージチェアも完備。温泉の合間にひと休みできる。このサロンはとてもよい。



露天風呂では洗髪洗顔NGなので、お先に大浴場「丸子の湯」へ。お湯をみっつに区切るようにベージュの丸太が縦に置いてあり、天井には焦げ茶色の梁。スノコが腰の高さにあるので、ゆっくり湯浴みできた。


丸太にしなだれかかりながらお湯鉄砲をする女。
うーんマンダム。


お次は露天風呂。途中の廊下にお手洗いと手すり、椅子がそこかしこにある。お年寄りにも優しい親切設計。3つの露天風呂は男女入れ替え制。夜の女湯は「広瀬川源流」という石造りの露天風呂。


真下に広瀬川、そして川のど真ん中に鎮座する巨大岩。河岸にうっそうと生えた樺?の木が粉雪に包まれて、白い幽霊の手のように中央の岩に向かって伸びている。


これが北欧かアメリカど田舎のドラマだったら、首吊りの土手とか川底に死体のひとつでも埋まってそうなんだけれど、温泉をそえるとあら不思議。わびさびあふるる幻想的な場面に早変わり。雪見風呂、最高です。




翌朝、朝食をすませて5時〜12時まで開放している女湯へGO。「自然風呂」は蔵造りなので雪はふきこまないが、景色は楽しめる。ぬるま湯って書いてるが、十分熱いです。「鹿のぞきの寝湯」丸太とスノコで寝湯もよし、軒下で肩まであったまるもよし。枝幹に積もった雪がゲリラ的に落っこちてくる。ぼけーっとしてたら、握りこぶし大のが顔面クラッシュしてフェイスハガー状態に。風流ですね。(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



作並温泉は弱アルカリ性、無色透明、においもない単純温泉。一の坊お宿も綺麗で満足。また来たいな。お土産を買い込み11時チェックアウト、作並駅まで送迎バス。どか雪の作並から冬晴れの仙台駅へ。



最後に宿に携帯電話を忘れてくるというオチが待っていた。着払いで郵送決定。ひとり旅するとだいたい何か忘れてくる。京都では会社iPad、水上温泉ではアクセサリー。どこかぬけている…(ノД`)シクシク



帰り道の仙山線で女子高生が彼氏のストライクゾーンの話をしていて、「69歳までいける、ハリポタの故アラン・リックマンが好みだから」と力説する女子がいて、ほっこりした。その心を忘れずにな。



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