モノ<体験をかうこと
お金に余裕のある消費者はモノは買わない。体験を買うのである。
ほんとね…周囲の30代メンバーをみてるとうぬぬとうなずかざるをえないエントリだったので、熟読。以下永江さんのブログより抜粋。
上級消費者>ある程度自分の物欲を満たせる余裕のある人を指します。
こういう人たちは「必要だから買う」の「必要」の部分が、「生活に必要」ではなくて「自分の満足度を高めるのに必要」なわけで、同じ必要でも「欲望」にシフトされております。
エントリで指摘されている 1.使った時の想像力をかき立たせる 2.所有した時の満足度をかき立たせる はその通り。欲望に直結するイメージが描けたら、ベターライフを求めて消費者は飛びつくんです。
たとえば、北欧の電機メーカー、エレクトロラックス エルゴ3の広告はめっちゃよい。
・日曜の午後、ぐっすり眠る彼女のために早起きして料理する彼氏
・慣れてないから、キッチンでずさーっと材料をこぼして大慌て
・でもエレクトロラックスなら、モーター音がしないのでこそっとお片付けできる!
・ようやっと起きた彼女が目にしたのは、サプライズ♡の手作りバースデーケーキ!
このCMにノックアウトされるひと、多いです。私もそのひとり(笑)
西島秀俊さんが広告塔のP社で仕事してたとき、家電量販店で求められたのはまさに「ストーリー性」でした。たとえば掃除機探すとき、ロボット型、サイクロン型、ルンバ一本勝負!というひともいる。
「引越すから」「壊れたから」「新しいのがほしい」と漠然と考えているお客様が多い中、購入の決定打になるのはあなたの描くイメージにはまっているか、でした。
・戸建て or マンション
・ 若者 or 老人
・1DK or 3LDK
・親子 or おふたり様
私はホワイトボードに間取りを書いてもらい、上記のヒアリングをもとに一番ハッピーになる掃除機を検討・販売していました。もちろん担当のP社ばかりじゃなく、ルンバやダイソン、エレクトロラックスをすすめることも。
しかしバルミューダがトースターまで出してるとは知らなかった…Good Design Award受賞しているし。空気清浄機のデザインとかスペースシップぽいんですよね。
2001年宇宙の旅とか好きなひとに受けそう
ほかにも体験ギフトで一躍成功したSow Experience は、都内のおしゃれな本屋や雑貨屋でも目にするブックレット。カフェチケットや、ハンバーガーチケットは3000~4000円前後でお手頃価格。ちょっとしたお祝い事に活用してます。
ハズレのないバーガーチケット。超アメリカン!
カーシェア、アパレルのレンタルも増えてきてるし、コマーシャル層の消費者は所有型ライフスタイルから脱却しつつあるのかも。次回のマーケティング勉強会のネタにしよう。
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