見出し画像

次のスポーツ業界をつくる。Create the next sports industry.

スポーツチームが社会に対して解決すべき事に本気で向き合うことが、次のスポーツ業界をつくる。

僕はそう信じています。 

スクリーンショット 2021-10-10 21.45.54


2020東京オリンピックが顕在化させたスポーツ業界の現状は、向き合うべき課題をはっきりさせるという意味で、本当に有意義な出来事だったと思います。 

「何のために、東京五輪をやるのか?誰のために、スポーツ大会(興行)を開くのか?」

夢や希望、子供たちの目標、日々の生活への活力、アスリートの表舞台の創出… 

上記以外で、明確に目的を示し、語った人がいたのだろうか。

きっと、いらっしゃったんだと思いますが、スポーツ業界の、ど真ん中にいる僕にも、正直届いていないのが現実です。 

今、スポーツ業界(プロスポーツ興行)は過渡期にきていると思います。

次のスタンダードを決める、大事なタイミングです。

画像3

 NPB、Jリーグが立ち上がってから、スポーツを主な生業とする事業者が増えることは、あまりありませんでした。

しかし、Bリーグをきっかけに、Tリーグ、Vリーグ、ラグビー新リーグ(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)など新しいリーグが立ち上がったり、J3や100年構想クラブの発足を軸に、Jリーグを目指す数多くの地域チームが立ち上がり始めました。

もちろん、社会保障の頭打ちを課題にする、国の戦略もあったでしょう。

 とにもかくにも、今、 「スポーツでビジネスをしよう!」 という人たちが、ものすごく増えているタイミングなのです。

 これは嬉しいことである反面、大事な時期だと思っています。

 2018年にJリーグが“シャレン(Jリーグ社会連携の略)”を立ち上げて、3年がすぎました。「Jリーグを使おう。」という素晴らしい思想で、これまで沢山の価値を届けてきている活動ですが、全てのプロスポーツ事業、興行が、この思想を当たり前のように、かつ持続的に実践しなくてはいけない未来が、目の前まできていると思います。

スクリーンショット 2021-10-10 21.52.22

 スポーツチームを得意先にもつ私が、こんな発言をするのは、リスクも伴いますが、 正直、今のプロスポーツが行う社会課題の解決は、 

「娯楽 → コミュニテイ形成」 の枠からは抜け出しておらず、

実際に行われている社会貢献活動(ホームタウン/ホストタウン/ローカルエリアマーケティング含む)は、イベント的に、“点”で実行されることが多く、

1年に一回や、月に一回とかの活動に終わってしまっていたり、 それこそ、補助金や給付金、スポンサーを獲得するための“手段”になっていることがほとんどだと思います。

(そうじゃないものも、ここ数年増えてきているのも事実です!勉強不足の部分は、お詫びいたします。)

 ただ、僕が今回強調したいなと思っているのは、

これからプロスポーツ事業/興行が行っていかなくてはいけないのは、

本質的な課題解決、社会課題の解決と、その成果の見える化なのだと思います。

地域活性とか、地域に活力を!も、とっても重要ですが、

大事なのは、さらに持続的かつ、

「誰にもしわ寄せがいかない、誰にとっても継続していきたいと思えること」です。 

「生きるために、絶対必要!あったらいいな、じゃない、絶対必要!」

「プロスポーツ事業があるから、地球環境が保たれる!」

「プロスポーツ事業が人権問題・格差問題を根本から解決した!」

などがゴールです。

スタジアムやアリーナを満員にすることが目的じゃなくて、スタジアムやアリーナが満員になることで、何を解決できるのか?という事です。

それが、スポーツ業界が生き残る術だと思っています。 

この課題って、尊さを感じるほど、難しくて、何から手をつけるべきか、というところなのですが、一つ思うことは、 この課題感を共有し、一緒に立ち向かっていく仲間が必要だということです。

スポーツ&エンターテイメントで社会の課題を解決する。をミッションに掲げ立ち上がった弊社ですが、現在は、10名弱の会社まで少しずつ成長してきました。 

画像4

ただ、いま行えていることは、マーケティング活動のサポートであり、合理的で、マーケティングの効果を高めるなど、本来的に会社のPLをプラスにするために、やるべきこと、やりたいことの実現であり、社会課題を解決するためのパートナーにはなりきれていない、というのが本音です。

自分らだけでやり切ろうとせず、課題を共有し、プロジェクトを立ち上げていくことが、本当は必要なのかもの思いから、共有させていただきました。 新しい取り組みも、少しずつ行え始めました。これからもっと増えていくと思います!少しずつでも共有し共感を作りながら、進んで行きたいと思っています。 

スクリーンショット 2021-10-10 21.53.03

プロスポーツチームの市場は大きくない。だから僕らのようなスポーツ両脚の事業社は珍しがられる。スポーツチームの課題だけでなく、スポーツチームが社会に対して解決すべき課題を解決する術を作れば良いのです。

スポーツチームが社会に対して解決すべき事に本気で向き合うことが、次のスポーツ業界をつくるから。 

 --------脱線---------

自己紹介も簡易的にしておきます。

棚卸しも含めて、「スポーツに絞って」サポートチームと主な関わりをまとめました。(いろいろな出来事は割愛しつつです。汗) 

2011年(株式会社博報堂)

・ENEOSサンフラワーズのチームポスター・カレンダー制作(基本鞄持ち)

・とある行政のスタジアム建設プロジェクト(基本鞄持ち、議事録くらいはやった気がする)  

2014年-2019年(株式会社アンビションアクト 現場スタッフ〜取締役社長)※管理者としての関わり方含む

ファイターズ鎌ケ谷スタジアム/西武ライオンズ/ジェフユナイテッド千葉・セレッソ大阪/FC東京/秋田ノーザンハピネッツ/横浜DeNAベイスターズ/湘南ベルマーレ/鎌倉インターナショナルFC/千葉ジェッツ/川崎フロンターレ 

主な関わり方:学生インターンシップでのチーム課題解決/マーケティング導入による集客やPR/デジタルマーケティング導入によるCRM運用、顧客の見える化/スポンサー営業/新規事業(興行)開発など学生のキャリアのあり方、既存の就活に対して、強い違和感があり、スポーツを通じたインターンやキャリア教育で、“学生のキャリアの考え方”を変えたいと本気で思っていましたが、道半ばで会社を離れることになりました。 

2020年-現在(FanCircle株式会社 代表取締役CEO)※管理者としての関わり方含む

・浦和レッズ/ジェフユナイテッド千葉/ジェフユナイテッド千葉レディース/セレッソ大阪/水戸ホーリーホック/東京23FC/ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズ/天龍プロジェクト

 主な関わり方:事業コンサルティング/マーケティング導入による集客やPR/クリエイティブ制作/デジタルマーケティング導入によるCRM運用、顧客の見える化/新規事業(ファンクラブ)開発など 

 --------脱線おわり。---------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?