母娘喧嘩

今朝は母と壮大な言い合いをした。

2人で大泣きして喚き散らして
言いたい事を言い合った。

きっかけは些細なことだった。


明日から出張に行く私の出発時間と
母の仕事に行く時間が被ってしまい

私を朝、駅まで送るために
母は仕事の時間をズラすと言い出した。


毎回出張の時は
始発に乗らなければならない事や
大荷物である事を理由に

急行が止まる駅まで送ってもらっていた。

明日の出発は始発ではないし
最寄りの駅なら、急行は止まらないけど
歩いて10分かからない。


決して一人で出来ない事ではないし
難しい事でもない。

送ってもらえることは有り難いけど
自力で行く事が難しいわけでもない。



過保護な母に
自分でできる事まで手を出される実態に
日頃からストレスを感じている私は

その有り難さを忘れているのも事実だけど


仕事を遅刻してまでする事ではない。





歩いて最寄り駅まで行く事を許してくれない母が、仕事の時間をズラしてまで私を送迎することをを阻止するために

私は父に連絡した。

離れて近所に暮らす父である。
母とは離婚している父である。


最初に、父に送って貰えばいいと指示したのは母であったにも関わらず

そのまま私が言う事を聞いたのをきっかけに
母はブチ切れた。






『二人三脚で頑張ってきたと思っていたのは私だけだった』

『なるべく(父に)頼らずやって行きたいのに』



私は自分でできる事を
自分の力でやらせてもらえない事だって

言う事を聞くことが親孝行だと思って今まで我慢して従ってきたつもりだったけど


『アンタはいつも言う事を聞いてくれない』

『私の言うことに そうだね と言ってくれた事は一度もない』

『アンタは結局自分のやりたいように全てを通す』


と、母は言う。





私はずっと
母の機嫌を取る事に必死だったのに

たとえ開運がきっかけだとしても
自立させる為じゃないと言い切られようとも
やっと家を出られることになって

少しでも円満に事を運べるように
数えきれない妥協をしてるのに




出張前の情緒不安定なメンタルも相まって
私は泣きながら何もかもを訴えた。




私が日々
どんなに情けない思いで過ごしているのか
この状況をどんなに恥ずかしく思っているのか

何故こんなに私が家を出たいと思っているのか

早くから家を出ていて
親の世話にならずに自分の生活を送っている妹達がどんなに羨ましいか

母親自身も早く家を出て
いつまでも親の世話にならずに過ごしてるんだから

誰も私のこの苦しみを分かるわけがないし
分かろうともしてくれないこと

目の前のマンションに移ったって
信用して手を離してくれないと
結局自立なんか出来るわけがないこと

このままここにいたら
息が詰まること


やらなきゃいけない事として娘の世話を焼こうとする母の使命感も
それを周りに動けない理由として伝えてしまう言動も

私にとってはストレスでしかないこと


いつまでも子供扱いしないで
困った時はちゃんと助けを求めるから
そうじゃないのに先回りして手を出すのはやめてほしいこと




本来であれば
言葉にして親に伝えるべきではないかもしれないことまでを

次々と溢れ出すように口にした。

母は
老人扱いするな、と言って泣いた。

自分にできる事を奪わないでくれと言った。

嫁に行くまで家にいて欲しいと思っていたのに
開運のためとは言え
本当だったらたとえ向かいのマンションだろうが移って欲しくないと言った。





私はそれを 執着だ と伝えた。


私は親不孝だ

でも私が母と距離を置きたいのは
母と良好な関係を築きたいからであって

いや、正確には
取り戻したいだけであって

これ以上一緒にいたら
必ずお互いがダメになる。

憎み合って最期を迎えるなんて本望ではない。







言葉では伝わらない事が沢山あって

伝わらない部分が悲しくて悔しくて
私は一日中何度も泣いた。




母からの無償の愛を
受け止められないのは私だけ

ちゃんと返せないのも私だけ




私は親不孝だ。




どうにか明日は気持ちを切り替えて
任務を遂行するために

がんばります。


出張以外で家を空ける予定がない私には
この機会はとても重要だったりする。

まずは勿論、業務が第一だけど
1人になれる数少ない時間を大事にして

自分自身の気持ちも含めて色々見直したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?