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【AOE2:DE】初心者ガイド:オススメ文明14選【攻略】

 AOE2を遊ぶ上で問題になるのが文明です。
 文明を選ぶというのは、どのプレイヤーにとっても難しい問題ですが、ゲームを始めたばかりの方にとってはなおさらでしょう。

 そこで今回は、ゲームを始めたばかりの方にオススメの文明を14個紹介し、その理由と使い方を書いていきます。AIでいうと大体過大あたりまでを想定しています。
 なぜ14個かというと、全文明の1/3になってキリが良かったからです。

■文明の評価基準

 オススメするにあたって、二つの軸で書いていこうと思います。

 一つは手軽に強く、使いやすい文明です。
 今日の夜友達と遊ぶけど何使おうかな、何を勧めようかなというときに役に立つと思います。

 もう一つは、AOE2の戦略的な要素を実感できる文明です。
 AOE2は勝つために必要な動きがいくつかあります。そこをサポートしたり特化する文明を使うことで、どんな動きが強いのか、それをするとどうなるのかを知ることができます。
 ゲームで勉強というとなんだか鼻につきますが、文明の強みとゲームの強い動きが合致する文明を使うことで、よりAOE2の理解が進むはずです。

 その他の基準としては、明確な弱点がない、初心者のゲームは基本的に時間がたっぷりある、マップは一部考慮するという形をとります。
 注意点もその都度書いていきますので、合わせてお読みください。 

■手軽に強く、使いやすい文明

・ブリトン/フランク

 ブリトンとフランクは、何をするべきかはっきりしているのでオススメです。それでいて文明評価のティア表でも安定して上位に置かれるほど、強い文明でもあります。

 ブリトンなら射手を、フランクなら騎士を目指しましょう。そのためのボーナスが揃っています。

 この二つは経済でも対のような性能をしています。
 羊が早く町の中心が建てやすいのがブリトンで、木の実が早く城が建てやすいのがフランクです。序盤でブーストできて、中盤以降の経済の伸びもそこそこ良いというのが特徴です。

 ブリトンは弓と遠投投石機使ってポイントを守るのが得意で、フランクは安い城と機動力を使ってラインを形成しながら守るのが得意です。

それぞれの注意点:
 イングランド(ブリトン)と言えばロングボウですが、ロングボウは城を建てて維持しないと使うことはできないので、射手育成所で生産できる射手を採用したほうが良い場合は多いです。射手系のユニットは基本的に数がいないと仕事ができません。
 また、射手を守るために騎馬が案外大事になってきます。もし散兵や投石機、大砲が怖い状況であれば、迷わず騎兵か重騎士を用意しましょう。

 フランクは敵に槍やらくだが沢山いると何もできなくなってしまいます。
 もしそれらを処理する味方がいなければ、自分で対処しなければいけません。
 対処する方法は二つです。槍やらくだが得意な文明がいたら、ゲーム序盤から圧をかけて戦闘に参加できないようにするのが理想です。もし無理なら槍や散兵を沢山だしましょう。槍や散兵も若干性能が落ちるので、どこかで近衛騎士を通さないと厳しくなってきます。

・ゴート

 ゴートはゲームを始めたばかりの人にまずオススメしたい文明です。
 理由は2つです。

 一つ目は機織りが即研究できる点です。イノシシを恐れずに引きに行けるので、ゲームが始まったらすぐに入れましょう。

 二つ目はやることが明確なところです。ゴートはとにかく城を建てて、ハスカールの量産を目指す文明です。一つのユニットに定めて、敵より早く量産体制を整えれば勝ちというのは、分かりやすく使いやすいと思います。
 ハスカールは矢に強いので、前線の兵を管理しきれなくても戦果を得られるのが嬉しい点です。

 ハスカールを使うことで、ハスカールの弱点を学べるのも良いでしょう。ハスカールはよりパワーのあるユニットに弱くなっています。例えば近衛騎士や近衛剣士です。
 騎馬が出てきたら槍兵を、歩兵が出てきたらこちらも剣士を出したり砲撃手を出して相性補完を取りましょう。
 育成所を沢山立てて軍を沢山生産するという終盤の流れも体験できるのも、ゴートのいい点です。

注意点:
 一般的にはゴートは弱いとされている文明です。序盤を除けば経済ボーナスがなく、弓も馬も微妙で、やることを読まれやすいためです。23年4月のパッチで城主剣士という選択肢が生まれたので少し幅が出ましたが、剣士自体が少し扱いが難しいユニットになっています。
 逆に言えば、"だからこそゴートは微妙だ"と思えたなら、ゲームに慣れてきた証拠かもしれません。




・リトアニア

 リトアニアは騎士文明です。箱を集めながら帝王に上がって騎士を出しましょう。
 ゲームの流れはフランクと似ていますが、食糧ボーナスがあるおかげで、特に苦労せず序盤の町の人の連続生産ができるというのが、非常に嬉しい点です。

 フランクと違って槍散兵の強化ががっつり入る文明なので、苦手なユニットに対しては槍と散兵を沢山だして対処しましょう。

注意点:
 経済ボーナスが初期以外一切ないのが苦しい点です。イーブンな戦闘、イーブンな経済をしているとどんどん苦しくなっていくので、早めに圧をかけに行きましょう。

・モンゴル

 開拓が早い、動物を早く食べることができる、帝王軍隊が強いなど、強みがはっきりしていて使いやすい文明です。
 動物が沢山いるマップや、帝王戦をやろうとしているときには良い文明です。
 チーム戦では視界共有がされるようになったので、チームボーナスがより活きるようになりました。

 とにかく強いマングダイと強い攻城兵器を目指せばいいので、非常にシンプルです。

注意点:
 マングダイは帝王になって技術が揃ってからが本番です。
 資源と時間が掛かるので、使う軍隊をうまく変えてマングダイにつなげるのが難しい文明です。そのマングダイも数がいないと弱いので、どうしても帝王序盤が終わるまでは苦しくなります。
 モンゴルでやりたいことができなくなってきたなら、周りのレベルが上がってきた証拠かもしれません。




・ポーランド

 ポーランドはプロも評価している文明です。
 評価が上がってきてからは弱体化を受ける一方ですが、石から金が取れる、畑が強いという二つの強力な内政ボーナスによって、柔軟な選択が取れるのが独自の強みです。

 石を取るのか取らないのか、取るならいつからどれくらいの人数を割くのかというのは、そのゲーム全体に関わってくる難しい問題です。ポーランドはとりあえず迷うことなく石を集められ、その場の状況に合わせて町の中心か城に使えます。
 RTSというジャンルにおいて、戦略を決め打ちしなくていいというのは、かなり大きなポイントです。

 帝王戦はとびぬけて強いユニットはないので、いろいろなユニットを出して戦う必要があります。
 騎士が安くハサーも強化されるので長期戦に強く、攻囲技術者(包囲攻撃技術)を獲得したお陰で帝王からのパワー不足も解消されました。

注意点:
 これと言って思いつきません。あえて言うなら、帝王に入ってからのユニットが平均的なので、状況に合わせて軍生産をしないと苦しくなるところでしょうか。
 長期戦には向いていますが、経済荒らしが難しい正面から当たるような閉じたマップでは、量と編成を保つことを意識しましょう。大砲が鍵になってきます。
 また土地を広く持っていないと畑を十分展開できないので、それも弱点になるかもしれません。

・ベルベル

 弱いところがあまりない、中盤戦に強い文明です。
 町の人の移動速度が速くなるので、イノシシを安全に狩りに行けるのも、初心者向けではないでしょうか。

 安い騎馬とらくだ弓騎兵で、機動力を活かして戦いましょう。城主序盤から大量に騎士を出せるのが唯一無二の強みなので、恐れずに騎士を連続生産してみましょう。案外回っていくことに驚くはずです。

 中盤が注目ポイントですが、帝王も強いUUや攻囲技術者や火薬が使えるなど、騎馬にこだわらずに戦えるので、正面で戦いながら後ろに騎馬を放り込むといったスタイルで相手を翻弄しましょう。

注意点:
 特にありませんが、あえて言うなら帝王で相対的に弱くなる点でしょうか。矛槍と重石弓がでないので、らくだ騎兵やらくだ弓騎兵が必要になります。重らくだは研究時間が長いので、ちょっとでも騎士が暴れそうなら早めに研究しておきましょう。

・スペイン

 コンキスタドールと騎士が強いのでやることがはっきりしているうえに、ストレスなくゲームを遊べるボーナスが揃っている文明です。
 ユニークユニットを使って遊びたいのであれば、スペインをオススメします。

 23年4月のパッチで技術を研究する毎に金を手に入れられるようになったので、色んな技術を試しながら遊ぶことができます。中盤の強さと柔軟性も増しました。

 陣地の防衛を城で賄えるため、即ユニークはAI戦では非常に有効です。暗黒時代から石を集めながら、城主に入ってすぐに城を建て、コンキスタドールで襲撃しましょう。
 帝王になったら近衛騎士がフルアップで使えます。コンキスタドールで先制し、近衛騎士でゲームを決めましょう。

 大砲と砲撃手がボーナス付きで使えて矛も持っているので、コンキスタドールや近衛騎士が刺さらない相手には使っていきましょう。

注意点:
 石弓が使えず帝王中盤まで経済ボーナスも弱いので、やることがわかりやすく、対人戦だと徐々に不利になります。
 また、即ユニークは城を建てるまでほぼ無防備なので、時間がたっぷりあるときに使いましょう。開けたマップでは、逆に城を建てるのが速ければ速いほど有利になっていきます。

■戦略を実感できる文明

・ポルトガル

 最近強化が入った文明です。他の文明に比べてそこまでオススメするかといったら微妙なところですが、いろいろな金ユニットが使える楽しい文明です。オルガン砲も数を貯めれば早々崩れません。

 序盤で木材ボーナスがあり、領主からは金ユニットを生産することで実質経済ボーナスを得ることができます。射手や騎士、投石機、聖職者など、高額なユニットをどんどん使って、より高性能な軍隊で相手を圧倒しましょう。

 オルガン砲、砲撃手、大砲、砲台と、強い火薬ユニットで正面から押していけるので、帝王戦が本番です。矛槍もほぼフルアップで使えるので、守りも安心です。

注意点:
 器用貧乏にならないよう、しっかりとプランを持ってゲームをしないといけません。"出したいユニットのためにつなぎで金ユニットを使う"ということもできる文明です。

・ビザンティン

 安物を躊躇なく使え、カタフラクトという強力なユニットを持っている文明です。

 AOE2は上手く安物を使うのが大事なゲームです。ビザンティンを使うことで耐えながら勝つことを学べます。
 帝王に必要な資源量をしっかりと把握して素早く上がり、大砲やカタフラクト、矛槍などを出しましょう。

注意点:
 カタフラクトは前よりは研究しやすくなったとはいえ、前線に間に合うように運用するにはなかなか大変です。活躍できる時期が過ぎていたらそのまま負けてしまうので、カタフラクトを運用すると決めているなら、資源は帝王進化中から貯めてどんどん必要な研究をしていきましょう。
 また、城主終盤に資源を余らせて帝王のボタンを押すのが遅れてしまうと、せっかくの帝王進化ボーナスの効果が半減してしまうので、資源チェックをする意識を持ちましょう。




・クマン

 領主にTCを建てる、少し変わった文明です。

 経済が特殊なので、オススメしない文明に上がることもありますが、初めのうちは時間がたっぷりあるゲームがほとんどだということを考えると、領主にブームするのも良いと思います。
 領主の時代から2TCブームをすると、城主に上がってすぐに3つの騎兵育成所で騎士を生産することができます。
 ブームの威力を知ることができるでしょう。

 ブームしたら、沢山育成所を建てましょう。育成所が安いので一気に軍拡することができます。

注意点:
 閉じたマップでは機動力が活かせず、開けたマップではブームが安心してできません。どのボーナスを使うかはマップの状況を見て決めましょう。
 UTの草原馬の繁殖を入れると、騎馬の数が物凄いことになりますが、その分資源の消費スピードもあがります。
 後半の経済ボーナスはないので、しっかりと今出している軍隊に対応した木材と食糧のバランスを取りながら、軍量を維持しましょう。

・フン

 フンは家を建てなくていいので、スムーズな経済拡張、軍事拡張ができる文明です。騎乗ユニット編成が楽しめます。
 
 家を建てる癖がなくなるという理由で、初心者はフンを使わないほうがいいと言う人もいますが、私自身はどんどん使っていいと思います。拡張速度を高める手順と、家を滞りなく建てることがいかに大切かということを、同時に知ることができるでしょう。
 
 弓騎兵が安いので城主から弓騎兵を積極的に使ってもいい文明です。騎兵育成所の生産ボーナスがついた騎士もフルアップできるので、騎士も主力になります。

注意点:
 らくだが強い文明がいると厳しくなります。矛槍があるのでしっかりと出しましょう。
 また、閉じたマップでは優位性を活かすことが難しくなるため、選ばないほうが無難です。



・チュートン

 畑が安く、騎士と歩兵が強い文明です。
 畑を沢山張ることが、城主の安定につながります。チュートンは畑が安く張りやすいので、ゲーム中盤で畑を沢山張りましょう。

 火薬や砲撃兵器もちゃんと強いので、ゲーム後半のパワーもしっかりあります。
 繁殖と騎兵がないことを除けば非常に使いやすい文明です。

注意点:
 機動力がないので、敵陣への突撃に金を支払うことになります。救援も苦手です。
 要所をみつけて城を建て、ラインを作るように攻防するようにしましょう。

・日本

 回収施設が安く、割と何でも使える文明です。安定した歩兵文明というと、日本が上がると思います。帝王では歩兵+射手を目指しましょう。

 回収施設割引のボーナスのお陰でどんな戦術も安定してこなすことができるので、もしオーダーの練習をして使ってみようというのであれば、日本はオススメです。
 特に海マップの立ち上がりはトップクラスです。

 騎馬は少し微妙ですが、他は重要な技術が揃っています。歩兵と射手が強いので、帝王ではどっしりと前に進んでいくことになります。

注意点:
 器用貧乏になりかねない文明です。継続的な経済ボーナスがない関係で、どの時代においても速攻が大事です。特に剣豪は顕著で、相手の強力な帝王軍が暴れる前に活躍させる必要があります。
 城主はそこまでアドバンテージがないので、できれば帝王に早めに上がることを考えましょう。

■オススメできない文明

 個人的にオススメできないと思う文明を簡単に紹介します。

・中国
 昔から初心者お断りな文明です。経済が特殊な上、町の人ボーナスを実感できるようになるのは、かなり慣れてからになると思います。色んなユニットで帝王戦をする必要があるのも、オススメできない理由の一つです。

・バイキング
 "手押し車荷車が無料"による恩恵を使う文明なので、資源があまりがちな人にはオススメできません。ベルセルクや船を使うなら楽しい文明です。

・シチリア
 強化ボーナスが塔という、ちょっと変わった文明です。奇策上等な文明で扱いづらいので、ゲームに慣れるまではやめておきましょう。

・ブルゴーニュ
 使いこなせればどんなマップでも活躍する強力な文明ですが、"どのようにどの動きを優先すればいいのか、それをするとどう有利になるのか"というのが分かっていないと、特性を活かすことができません。

・ベンガル、ドラヴィダ、グルジャラ
 現状では色々ととがっていて、経済や軍編成が特殊になるので、まずはほかの文明を使いましょう。


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