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【AoE2:DE】薬草学の実力

 あまり使われない技術の一つに薬草学というものがあります。駐留時のユニット回復速度を上げるという神殿の技術です。DEになって性能が上昇しましたが、AOE2では基本的にユニットは消耗品と考えられているので、いまだに影が薄い印象です。

 今回はどんなものか見てみたいと思います。

1. 薬草学のスペックと他の数値

・薬草学
コスト: 金350
研究時間: 35秒
効果: 駐留しているユニットの回復速度が6倍になる (2013版は4倍)
使用不可文明: ビザンティン、フン、トルコ、バイキング
他: チュートンは無料、ビルマは半額
・回復量
、クレポスト: 12hp/m → 72hp/m
町の中心、塔: 6hp/m → 36hp/m
聖職者: 24hp/m (ビザンティンがいる場合 36hp/m)
・駐留数
塔: 5
ドンジョン: 10
町の中心: 15
、クレポスト: 20

2. 城の回復速度

 最も効果が大きく、馬も駐留できる城で考えてみましょう。薬草学を研究した城に傷ついたユニット1秒駐留させると1.2回復します。

 それだけだと大したことないように思えますが、城は20人まで駐留できて、駐留中はダメージを負った全ユニットが同じ量回復します。
 つまり薬草学を研究した城に20体の傷ついたユニットが入った場合、最大回復量は 1440hp/m 、秒換算で24回復となります。

 ちなみに聖職者の場合、同コスト強分、4体で 96hp/m です。

3. 実用的かどうか

 数値では強そうですが、実際の戦いでどれくらい役に立つかは分かりません。金350の価値がどの場面でも必ずあるとも言い切れません。
 ただ一戦交えてダメージを受け、もう一戦したら壊滅するという場面はよくあります。

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 弓騎兵系のユニットはだいたいHP80程度なので、1分あれば全回復して、もう1戦できます。数を溜めなければいけない射程ユニットにとって、ありがたいのではないでしょうか。歩兵射手系UUもそこそこ耐久があるユニットが多いです。

 別に全回復させなくても、一瞬、10秒程度入れるだけでも1ユニットあたり12回復するので、1発2発多く耐えられることになります。
 騎士系ユニットにしても、"もう一当てしようかな"が気楽にできるのです。前線が膠着状態になった時、小競り合いで消耗した兵を入れて何度も使うのは良さそうです。

 上のスペック表では聖職者を引き合いに出しましたが、聖職者は生産に51秒かかる上に、箱を集めたり転向しようとして死んでいくので、そもそも4体が治療にあたる機会というのは少ないのではないでしょうか。

 そう考えると薬草学の比較対象は聖職者ではなく、金350で今いるユニットをもう一度使うかどうか、兵生産をシフトするかどうか、この先城が前線に建つかどうか、1分待機させる余裕があるか、そしてこれらの場面がこの先どれくらいくるかということになりそうです。

 "一戦終えた十数体のユニットがもう一戦したときに生き残る"を金350で買うかどうか、ということです。

4. まとめ

 城+薬草学は最大で 1440hp/m の回復量を発揮します。
 しかしいちいち軍隊を駐留させるというのは操作量を圧迫し、長時間遊ばせておく原因にもなるでしょう。城があるところまで戻ってきて再出撃させるという時間ももったいなく感じる場面もあります。
 そもそも軍隊を死なないギリギリのラインで酷使すること自体が、実力がないと難しいです。

 ただ、戦局を左右する"中規模の軍隊"がもう一度使える、生産分と合わせて無傷の大部隊にできると思えば、一考の価値はあるのではないでしょうか。


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