【AoE2:DE】5月アプデで実装予定?EWモードとは
今月頭に4月アプデが完了しましたが、すでに5月PUPが始まっています。
4月PUPがなされていく中での調整内容の変更はありませんでしたが、様々なバグが改善され、なんと驚くべきことにアプデ恒例の新しいバグが出てきていません。
昨今、どんなゲームでもアプデ後はそれにまつわるバグが頻発するのが常です。AOE2でも過去様々な面白バグが登場して文明が機能しなくなる事件が起きてきましたが、4月アプデにはそれがありませんでした。
今回のPUPにも期待したいところです。
・今明かされている5月アプデの内容
PUPが開始されて1週間が過ぎたという事で、今回もチェックしてきました。
お知らせにはデスマッチ(DM)モードの代わりにエンパイアウォーズ(EW)モードのランクが実装されると書いてあります。
念のためゲーム内テキストの変更箇所を一通りをチェックしてきましたが、今のところEWに関することと、キャンペーンの改良が主な変更点となっています。
4月PUPではバランス調整は少し経ってから試験投入されたため、まだ調整の可能性はあります。しかしここ最近は調整回数自体も落ちているので、5月にはバランス調整が入らない可能性もあります。
そこら辺はまた気づき次第お知らせしようと思います。
・エンパイアウォーズモードとは
ところでエンパイアウォーズモードとは何でしょうか。
エンパイアウォーズモードは2020年9月のアプデで追加されたモードで、ゲーム設定右下にチェックを入れると遊ぶことができます。
端的に言うと初めから経済拠点を持った状態でスタートするモードです。DMとの違いは初期資源が通常と同じなことと、普通のゲームで建てそうな施設がすでに建っていることです。
どうやら実装当初からある程度調整はされているようで、現在の初期資源、初期建物は次のようになっています。
農民27人、斥候1、初期資源は一緒
町の中心1・家6・戦士小屋1・鉄工所1・柵門なし
畑5 - 5人
粉ひき所(苺)1 - 6人
伐採所3 - 11人
採掘所(金)1 - 5人
機織り未研究、羊猪なし、鹿あり
開始時から所定の資源で作業を開始するように設定されているため、キャンペーンのような開幕忙しい操作をする必要はありません。
このモードは序盤の忙しい操作、決まりきった(見ている人には単調な)時間を過ごさず、すぐに戦闘を楽しむことができるように作られたモードです。
イノパクなどのlameや内政の完成度を気にすることなく遊べるので、そういう意味ではおススメです。
DMと何が違うのという話ですが、DMは資源が大量にあるので特有のメタやゲーム展開があって、ランダムマップ(RM)とは完全な別ゲーになっています。ある程度ゲームに慣れた人にとってもハードルが高く、遊べるモードではありません。その点RWモードは展開がランダムマップとある程度に通っています。
・弱くなる文明は
ではEWモードの特徴を見つつ、定番となりそうな戦術や強文明を考えてみましょう。
食糧200、27人スタートなので、とりあえず500集めて領主の時間に進化することになるでしょう。27人と言えば即城も目指せる人数です。
通常では22人前後あたりから軍隊が出てくることを考えれば、"遅いゲーム展開"から強制的にスタートする、とも言い換えることができます。
暗黒内政の時間が短く、速攻系のボーナスが性能を落とします。通常のゲームでは速攻文明が強いとされていますが、かなり影響を受けます。
強力な序盤ボーナスは次の物があります
- マヤ、中国: 初期町の人プラス
- アステカ: 金+50
- ゴート: 機織り即研究
- リトアニア: 食糧+150
- マリ: 木材割引
- 日本: 回収施設半額
- ブリトン: 羊速度アップ
- フランク: 苺速度アップ
- モンゴル: 狩猟速度アップ
それぞれ見てみると、マヤ中国の人口プラスは増加割合が大きく下がるうえに食糧マイナスが進化速度に響くため、ちょっとどうなるかわかりません。
ゴートとリトアニアは進化時間に大きく影響がでるのでまだ強そうです。
日本、マリは初期建物が多いために強みが薄くなります。一覧には載せませんでしたが、フンの家ボーナスも相対的に弱くなります。
羊と猪が無いため、ブリトンモンゴルの大きな強みも無くなってしまいます。フランクの苺ボーナスは大丈夫です。
・EWモードで強くなるボーナスと強文明予想
受け取るまでの時間が短くなるボーナスは強くなります。一例ですが次の通りです。
- スラヴ、クメール: 畑収集アップ
- エチオピア: 時代進化毎に食糧金+100
- バイキング: 手押し車自動
- イタリア: 時代進化コスト削減
暗黒内政ではそこまで文明差がつかず、また町の人の人数的には即城も十分に狙えます。
通常モードでは人口22,3人辺りでお互いの位置を探りますが、このモードでは28人で自陣回りを探索することになるのです。ゲーム開始とともに囲えば、全囲いも出来そうです。
そこで、城主軍隊が強い文明は有利だと考えられます。
例えばエチオピアです。
エチオピアの弓懸石弓が強いのは通常ゲームでもそうですが、ブリトンやマヤ、中国といった他の主要弓文明が弱くなるのに対して、エチオピアは弱体がありません。チーム戦で弓を使いたい時にも活躍するでしょう。
もしくは弓騎兵に調整が入って城主から運用できるようになったので、弓騎兵を主体に戦う文明は強そうです。
弓懸が自動研究で羊ボーナスで内政拡大がしやすいタタールはどうでしょうか。初期の羊ボーナスを失うのは痛いですが、マヤやブリトンと違って城主で新たに貰えるのが本命といっても良いので、十分に動けるでしょう。
トルコも序盤のきつさが緩和される関係で、使いやすくなりそうです。
弓以外だとチュートンやブルガリアは少し強化されます。
どちらも中盤内政が強いので今までとは違った評価が期待できます。陣地がすでに広く、金鉱を抑えることができないので軍兵戦術の有効性は落ちますが、城主経済の展開速度が早そうです。ブルガリアのボーナスを使えば5TCブームも成立しそうです。
また、他で言うとクマンやマレーも注目したいところです。
この二つは内政が前倒しになる文明で、城主にフォーカスする文明でもあります。
通常のゲームよりも領主で仕掛けるか迷う展開が増え、暗黒内政の時間も減るので、早い段階から厚めの経済を構築するのが有利となります。
通常ゲームで最強文明の一角と言われている文明も、弱くなるばかりではありません。
先にも書きましたが、リトアニア、バイキングの強さは薄れないでしょう。食糧150があれば領主に上がるスピードが速くなるし、手押し車が入るタイミングが早くなるのも確実に強力です。
意外なところで、スペインはどうでしょうか。
スペインが苦しいのは、暗黒ボーナスが無い事、石弓が使えないことがあります。領主の時間も短ければ弓を溜めるという選択肢がなくなるので、相対的にデメリットは緩和されます。
建築速度アップによって展開速度が速くなるので、実はDMモードでは人気文明の一つでした。EWモードでももしかしたらこの建築速度アップが効いてくる可能性も出てきます。
最後に新文明二つはどうでしょう。
どちらも暗黒内政がそこまで強力な文明ではないため、EWモードの方が文明ランクは上がることでしょう。
ブルゴーニュに関して言うと、斧やノコギリが有効な時間が10分程度短くなることになりますが、城主進化を考えると食糧半額が効いてくるはずなので、トントンなのではないかと思います。ただ技術も全部研究すればいいわけではありません。できるだけ早く城主に入り、箱集めを目指すべきでしょう。
シチリアは相変わらず良く分かりません。展開速度と言う意味では城や町の中心が早く立つのは強そうですが、ちょっと遅めな気がします。第一回十字軍までの時間が短いとは思うので、早めに大きな火力が出せて相手の町の中心を2つほど落とせるなら、強いかもしれません。
・まとめ
このように、暗黒ボーナスに頼って戦っていた文明の威力が少し落ちると予想されるので、それに引きずられて速攻系戦術が下がります。イメージ的にはアリーナとアラビアの中間のような感じでしょうか。
DMのように極端にゲーム性が違うわけではなく、ランダムマップのようにシビアな暗黒内政や激しい領主戦を求められるわけでもありません。
まだゲームに慣れていない人も気軽に遊べるモードになるかもしれません。
初めから建物があるのはいかにも特殊ルールっぽくて嫌厭しそうになりますが、よくよく考えてみればアリーナよりもゲーム性はアラビアに近いかもしれません。
この機会に触ってみてはいかがでしょうか。
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