【AoE2:DE】アップデート93001 バランス調整【和訳と感想】

　今回は9月頭に公開されたバランス調整パッチの和訳と感想を書いていきます。
　バランス調整面では控えめなものとなりました。ファンからはユニットの移動経路、挙動についての改善が求められているため、それに向けたアップデートという印象を受けました。

　ただバグが多く不安定という話があるので、クラッシュする人はHOTFIXを待ちましょう。

原文：Age of Empires II: Definitive Edition – Update 93001

■全体

(シージ)アーマーエレファント：生産コストが130F 95Gから120F 95Gに減少
重弓騎兵：命中率が50%から80%に増加
破城投石機：重攻城兵器に対してのボーナスが75から50に減少
町の人：重攻城兵器に対して6のボーナスを獲得

　アーマーエレファントは出番が多い印象ですので、地味ながら嬉しい強化です。

　重攻城兵器というアーマークラスは23年4月の大型アプデで追加されたもので、今のところボヘミアの戦闘馬車とクメールのバリスタエレファントが持っています。他の攻城兵器からの攻撃に弱くなるよう設定されたものなので、明確なアンチユニットとして認識しておきましょう。

■ボヘミア

(精鋭)戦闘馬車：
HP200(250)から180(230)に減少
攻撃力が17(20)から11 (13)に減少
副次弾の攻撃力が2から4 (6)に上昇し、対建物+3、対ラム+3を獲得
副次弾の数が3から5に上昇
全ての弾を一斉に射撃するようになった

　産廃UUランキングでは上位に入っていた戦闘馬車に、待望の強化が来ました。オルガン砲のような強化に見えます。
　当初運営が望んでいたであろう砲撃手や大砲との同時運用という形が取られず、どうしてもユニットの処理速度が遅く使いづらいユニットとなっていましたが、今回の調整で攻撃能力が大きく上がりました。

　オルガン砲と比べると生産コストと耐久が高く、攻撃性能は低いユニットという設計になっています。
　最小射程無し、対射撃防御、攻城能力を持っていることから、タルカンと似たような位置にいると言ってもいいかもしれません。矛、砲撃手、ホーフニツェと強いユニットが揃っている関係上、どこまで使われるかはわかりませんが、城主からの選択肢になると嬉しいところです。

■フランク

城ボーナス：城主での割引率が25％から15％に減少（城主15%/帝王25%）

　フランクの弱体調整が続きます。
　城寄せ、城カウンター、帝王IN直後の遠投競争、最速騎士道など、地味にフランクが取りうるすべての戦術が影響を受ける調整です。

　城主で沢山建てるものではないとはいえ、このボーナス単体でみれば悲しいことに帝王に上がるまでは劣化インカとなりました。

■ローマ

百人隊長：HPが120から110に減少

　バランス調整が必要なような、そうでもないような、プレイヤー達も扱いに困っているなんとも微妙な評価を受けているローマですが、これで様子をみるようです。運営も扱いに困っているのかもしれません。

■シチリア

（エリート）サージェント：生産コストが60F 35G から50F 35G に減少

　運営の推しユニットであろうサージェントの強化が続きます。ウォードレイダーとベルセルクのコストが90、武士とフランカスロウがコスト80なので、沢山出すには困らないコストにも見えます。
　しかしながら金35なのが重く、移動速度が遅いのも相まって、使いづらさには変化がない事でしょう。
　経済ボーナスがないに等しいシチリアですので、十字軍に頼らない持続的な運用はまだ現実的ではなさそうです。

■まとめと今後

　今回は以上です。
　ペルシアのバランス調整が来ないのが意外でしたが、リワークするとはっきり発言されているので、次に期待しましょう。

　バグやクラッシュが多発し、移動経路問題も深刻なAOE2ですが、運営の発言を見てるとだいぶ困っているようです。近々行われるという改良もどうなるか不安なところで、上手く行くように願っています。

　秋は周年記念日が多い季節です。
　今年は例年行われている6月8月の発表がなかったのでその分期待が高まっています。個人的にはAOM:Retoldの情報、プレイ映像を楽しみにしています。

AOMのアナウンストレーラー：

　それでは今回は以上です。ここまでお読みくださりありがとうございました。面白かった、役に立ったという方は"スキ"ボタンのクリックやフォロー、サポートなどよろしくお願いします！