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TRPGの話:鴟尾鴞字郎(しびのきょうじろう)

シノビガミ「化粧応神」PC④でございます。
ネタバレは入れてないつもりですが、思考プロセスなどがヒントになる場合もありえるのでプレイ後鑑賞を推奨します。とはいえプレイ前に見ても特にアドバンテージになるような記事ではない……とは思う。

シナリオについて

シナリオ概要、ハンドアウトについては公式を参照。
要約するとこういう事らしい。

・満月の夜に儀式が行われる。
・PC③が妻であるPC②を神刀で斬ろうとしている。
・その刀を作ったのはPC④
・そこに現れてPC②をさらっていくPC①
・PC④の目的は、自分の刀によってPC①が殺されるのを見守ること

この時のため、PC④は永くを生き続けた。
そしてその旅路もようやく終わりを迎えようとしているのだ。

ハンドアウトに長命がついてくる

何?
つまり他のPCより功績10点相当のアドバンテージがあるということ。
えっ何?このハンドアウト怖い。
めちゃくちゃに広がる選択肢。末裔と異なり二つ以上の古流忍法を取得することも可能で、現代編とはまた違った戦略が……いや待って末裔すらやったことない。
シノビガミ2回目の初心者に……こんな難しいハンドアウトを!?
すべてを見守る役割なので格が要る。
しかもハンドアウトに死にそうなことが書かれている。
ものすごく死にそう。めちゃくちゃに楽しそう。
ということで……

ビルド開始

まあ、どちらにせよ多分これはPC③とPC①に戦わせる話なのだろう。
ということは単独で複数を相手にすることはないんじゃないか?
ということで、最初に護るビルドを考える。
長身痩躯の優男をやって、最後に仲間を守って死ぬのとかエモくないですか。そういう路線でいこう。こういうビルドをやることで敵意がないことを示すこともできる。どうだ。
そうしてできたのがこちら

・流派:根来衆
・流儀:奥義でとどめをさす
信念:
・忍法:対空千手砲、三千大戦世界、頑健、達人(+霊装呪術)
・奥義:クリティカルヒット
・弱点:冷たい心

殺意しかない。
殺意しかなくなった。

絶対避けさせない砲を装備しているので指定特技を絡繰術のみ、達人で絡繰術を死ぬまで撃つという構成。
流儀上の都合と射撃対策潰しで断ちクリヒ。
三千大戦世界によって戦場を血の海に染めて絶対に死者を出すぞというビルドになった。
こんなことをするやつは絶対凶だろうということで
ついでに背景は冷たい心

つまり……悪役だ!!!!俺は悪役をやるぞ!!!!!!!

改めてキャラメイクの話

気付けばもう何もかもが逆転していた。
長身痩躯の優男とかももう逆転していいと思う。
身長小さくしてやれ。140cmぐらいで。
痩躯?いやもうモチモチっとさせとこう。
優男?いや邪悪ロリババアでよくない?

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できた案がこんな感じ。
ウーンまだなんか上品そう。根はいい奴そう。
せっかくいくら悪感情をもらってもいいのだから、もっと不気味にしたい。
全力で嫌われていきたい。
根来衆モチーフなので僧兵っぽさも取り入れて。

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あーそうそう、いい感じいい感じ。
心無いマスコットキャラをやろう。
でももうちょっとかわいさが欲しい。
老人のイメージがある生物ということで梟モチーフなどを取り入れてみてはどうだろうか。

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よし!
こう、こうだな。
あとは細部を仕上げれば完成だ。

そして決定稿へ

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立ち絵提出時のコメント
大人の色気あふれるムチムチどすけべボディにしました

毛の色やシルエットをふくろうっぽく。
服装はごく普通の僧兵のようにしつつも、全体のシルエットはストンと落ちる三角形に。足を短く、手を長く見せるために袖を尖らせて鳥の羽っぽくする。
ほっぺの塗り方も古来よりマスコット系のロリがよくやるやつにした。
気付けば身長は100cmになっていた。ちなみに非処女。

名前もせっかくなのでフクロウっぽい名前にしよう。
なるべくそのままで、かつ被らなさそうな名前。
梟……鴟鴞!根来衆なので姓は鴟尾として……
鴟尾鴞字郎(しびのきょうじろう)!
よしこれでいこう。シビノとシノビって似てるし(?)

奥義の名前は『絡繰遊戯・凶盧一擲』。
一か八か、この攻撃を避けてみろ!ミサイルの雨を降らす奥義。
もちろん由来はこちらも梟。信念:凶の梟盧一擲である。

設定はこう。

本名は『おきょう』。
身長100cm、体重18kg。齢は500を超える。ものづくりの刺激と毎食後の草餅が長寿の秘訣らしい。

かつての根来衆の僧兵。戦国の時代、闇夜の梟を撃ち落としたという逸話から、本名をもじって『鴞字郎(きょうじろう)』の異名を与えられた。鍛冶屋としても『鴞字郎』の銘を用いるが、彼女は刀のみならず、矢や棍棒、銃、近代兵器に至るまで幅広くを取り扱う武器職人である。
忍の世界において、鴞字郎の名が刻まれた武器は珍しくない。彼女は数百年もの間、それらの武器を作っては、いつも二束三文で何処かへと売りつけてしまう。それゆえに武器職人としての鴞字郎は「殺しの道具を広めることを目的とした狂人」「道楽で武器を作る変人」などと揶揄された。

なお、神刀『化粧応神』には、刀工の銘である『鴞字郎』の文字は何処にもない。
かわりに、その鍔には米粒ほどの小さな文字で『おきょう』と刻まれている。

任務を見守るため永くを生きすぎて、心を失ってしまった悲しき怪人。
あとは最期の時を待つのみ。

改めて立ち絵提出時のマインドを思い出す。
大人の色気あふれるムチムチどすけべボディにしました

……設定がちょっとセクシーになっちゃったので、なんかだんだんマジで色気あるお姉さんにしたくなってきた。
ここからアイコンに気合が入り始める。

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昔は身長が160cmぐらいあって、人の心があった。

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幼女のようなアイコン群。

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見守る者のような顔。

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ミステリアスな女の顔。

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化け物の本性。
多分けっこう色気と凄味のある女にできた気がする。

他PC達に心なさすぎる言葉を吐いたり、メチャクチャ凄んで見せたりするのがメチャクチャ楽しかったけど、そのしっぺ返しは手痛い形で受け取る事になる。

「信念:凶」「弱点:冷たい心」に従った長命の結末とは。
本編ログはこちら
よいシナリオでした。

余談:鴟も鴞もレア漢字なのに単語登録しなかったのでよく変換に困ります。フォントも無いのでこのバナーも作るの大変でした。

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