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2021/12/07 もっと祈ってみよう

ドミコのライブの話

仕事の後半1時間は上の空、といいつつも問題にぶち当たったので貯めていたエネルギーがちりちりと減っていった。定時になり小走りで会場へ。途中でおにぎりを買い、食べつつ急ぐ。

15分が開場時間なので、ギリッギリ間に合う算段。なんと整理番号2番だったので、その番号で入れれば1列目で見ることができる。1列目は言うまでもよく良い。まずは1番前なのでアーティストとの距離が1番近い。また、1番前には柵があるのでそこにもたれつつ見る事もできる。

結果として1分後の16分に着いた。ので、1列目は埋まっていた。おにぎり食べてむせてた奴が1列目に立つ権利はなかったみたいで。仕方ないので前方ブロックと後方ブロックを隔てる柵にもたれつつ見ることにした。最近は勢いまみれのライブが見れない(もみくちゃライブはご時世なので出来ない)ので、変に前で仁王立ちよか、柵で体重分散しつつ見る方が安定してみれる。と!言い聞かせる。まぁ結果として良かったんだけども。

ライブ前は大体ラジオを聞く。音楽聴くのもなんかぶれるので、[ほら、ここがオズワルドさん家]を聞いていた。話題はズレるがM1、オズワルド頑張れ。1つのコーナーが終了したり、死にかけの魚でしか興奮できない芸人仲間の話だったり、SDGsの話だったり、変に緊張がなくなるので毎度聴いてる。

5分前なのでスマホを機内モードにしてカバンに。耳栓を装着し集中モード。いつ出てきてもすぐに音の波に乗れるように。ややあってBGMがデカくなる。異世界の幕が上がるようで、そこからライブの間はしみったれた僕は溶けて消える感覚がある。たまらなく好きだ。

毎度毎度思うんだが、ドラムとギターだけで、この音圧はなんなんだろう。ギターが舞台の上で、その場で録音andループでもって音数を増やしていく。彼らのライブはなんというか破壊と創造、といえばいいのか、アルバムの中にある曲を舞台でぶっ壊して新しいものに創り変える、そんな印象を持つ。

曲が終わってもメロディーは終わらず、ドラムとギターが情熱的なダンスのような、それでいてステゴロの喧嘩のような、音の熱でもってお互いの100%をぶつけ合う。その様が、良い意味でなんだが、見てはいけないモノを見ている気分になる。

知らない世界や禁忌といえばいいのか、大人の100%をどこか見てはいけないと思っている僕には刺激が強い。手で顔を隠すが指の間から見てしまって、その結果またこの場所で彼らとの遭遇を期待してしまう。ファムファタール。

内容にふれると途端に語彙力が無くなるのでこの辺で。仕事後に見る、というか体験するにはちとしんどかったので、柵があって良かった。何度かぐらりと地面が揺れた気がする。ははは。

Songs - プライマリケア/ドミコ

歌詞に意味ねぇ的な事言わばるけど、歌詞も大好き。

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