6回忌です。

僕は毎年2月になるとある事を思い出す。
メンヘラ神を皆さんはご存じだろうか。
2014年の2月に亡くなってしまった当時のメンヘラ界隈のインフルエンサーであった。
下記の文章は彼女のブログから抜粋したので、合わないと思えばこの日記を見る価値がない。
別のインターネットの海に流れて欲しい。

(※スクシュとはスクールシュードラ、スクールカーストの下位の存在ということです。)

http://kasuusagi.hatenablog.com/entry/2013/05/14/204348

文章を一読して頂けると分かるが、彼女は当時中学2年生の僕には刺激が強すぎた。
手塚治虫のブッダや、はだしのゲン等に強く感銘を受けた感受性豊かな僕には恐らく、早すぎた。
彼女のツイッターを毎日追っかけ、それはそれは豊かな文才と毎日の奇抜さは田舎の中学で不良が授業中廊下で水入りコンドームを振り回すこと(事実)よりよっぽど奇抜で、僕の中で啓蒙な存在に至るのは難しくなかった。
メンヘラ神と自称するように、最期は呆気なく飛び降り自殺してしまったので、あの時の無力感は筆舌に尽くし難い。

彼女の事を当時、亡くなるその日に「まーたやってるわ（笑）」と流してしまった自分を未だに悔いている。
語ろうと思えば溢れんばかりに出てくるので辞めておくが、今の自分の人格形成に大きく関わってしまった人であり、残念ながら人として、コンテンツとして大きな尊敬の念を未だに抱いている。
精神疾患を面白く表現するのはとても難しい。
不安を笑いに昇華できる究極的な自虐ネタを面白いと思ってしまったら、それは社会不適合からくる共感なのか、はたまた見下して鼻で笑ってしまったのか。前者の方々、ようこそ、歓迎します。