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2024年の投資目標

日本株

2024年は、円高がトレンドの1つになると思います。これは、特に日本とアメリカの間の金利差が縮まると見られるからです。
金融緩和修正で日米の金利差が縮まると円高になる可能性があります。金利がある世界になれば金利メリットのある銘柄を保有する投資家にとっては、より大きな利益を得るチャンスが生まれそうです。

注意すべきは、利子を支払う必要がある負債を多く持つ銘柄は、金利リスクの影響を受けやすくなってしまいます。また、これ以上の金融緩和修正がされないことや、アメリカの利下げ開始時期が後退するなどの円安の銘柄に恩恵が出ることも考えられますが、いずれにしてもリスクがあります。

円が強いと、日本製品の海外での価格競争力が低下し、売上げに影響を与える可能性があります。そのため、輸出主導のビジネスモデルを持つ企業は、為替リスクの管理に特に注意を払う必要があります。リスクを取りつつも市場の動きに注目し、リスク分散をした投資判断を行っていくことが大切だと思います。

一方で、円高は輸入品の価格を下げる効果もあります。これにより、輸入品を多く扱う小売業者や消費者にとってはメリットとなる場合があります。消費者はより安価な輸入品を購入することができ、生活の質が向上するかもしれません。

米国株

2024年にFRBの利下げが期待されている状況について考察します。現在、市場では利下げの可能性が織り込まれつつありますが、重要なのは利下げがいつ始まるかです。株価が上昇するかは、このタイミングに大きく影響されます。特に、インフレが粘着質(長期化する性質)を持つかどうかが注目されるポイントです。粘着質なインフレは、高い金利を長期間キープする必要があることを意味し、それは経済にとって不利な状況を引き起こす可能性があります。

債券市場に対する関心が高まっています。特に、BND(バンガード・トータル債券市場ETF)やVCLT(米国長期社債ETF)などの債券関連の投資商品への注目されます。これらの商品は、利下げによって債券価格が上昇する可能性があるため、投資家にとって魅力的な選択肢となり得ます。2024年は、債券投資において興味深い年になるかもしれません。

投資家が債券ETFに注目する理由は、金利変動というリスクを分散し、比較的安定したリターンを目指すことができる点です。特に、長期的な視点での債券投資は、経済のサイクルや金融政策の変化に対応しやすく、利下げ期待が高まる現在のような時期には、特に重要な戦略となります。

要するに、2024年のFRBの利下げ期待は、投資家にとって債券市場への注目を高める要因となっています。ただし、投資判断においては、経済全体の動向やインフレ率、金利の動きなどを総合的に考慮することが重要です。

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