見出し画像

犬の生活を欲求階層で見直してみる

知らないうちに犬にとって、ストレスが多い環境に
なっている事ってよくあります。
飼い主さんは無意識なことも多いです。

欲求が満たされていないと、お手てナメナメが自傷的に発展したり、
その他の問題行動を起こす原因になります。

大体の飼い主さんが欲求階層にある事は
「やっている」と言います。
確かにやっています。

大事なことは、
「犬として十分に足りているか」
同じ事をしていても、質や量が大事です。

そうでない場合に(人にとって)問題行動に発展します。
犬にとっては、欲求不満、不安などのストレスで起こす
行動です。
人も同じようにストレスで行動が変わりますよね。

程度は色々ですが、生活に支障がでるほどの重度の
場合になる事もあり得ます。

改めて犬の習慣・環境をより良くする為に、
犬の欲求を理解する事、日々の生活が適した状態に
なっているかチェックする必要があります。

生命の安全 (生きていたい)
 犬は「愛玩動物」(ペット)です。野生動物では
ありません。

過酷な環境に置かれる事は
「そこに居るだけで、
 もしかして死ぬ可能性あるかも?」です。
(肉体的・精神的)

例えば、暑さ・寒さから逃げられない環境。
屋外飼育の場合は、室内飼育以上に配慮する
必要があります(退避場所の確保や風通し、
保温)

室内の場合も、人が暑くなくても、
犬だけで過ごす場合でも、
エアコンが必要な時もあります。  

室内でも熱中症になる事があります。
犬種によっても適温が違います。
(短頭種は特に) 

飲食

ごはんの目的は栄養を取る事です。

人にとって、「おいしい」「体に良い」という
食餌が犬にとって「適している」とは
限りません。逆も同じな様に・・・

犬と人の身体には違いがあります。

最近「手作り食」の方も増えているので、
良くない物を口に入れない事
はとても良いですが、必要なものが
足りないケースもあります。
手作りの場合には勉強もする必要が
あります。

食餌をとっているとしても栄養が不足すると、
日常生活に支障が出たり、病気の原因にも
なり得ます。

健康管理
 
犬も不衛生な状態は不快です。
行き過ぎると病気にもなります。
 
被毛の状態で日常に支障をきたし、
動きが制限されたりする事があります。

トリミングの内容(頻度・カット)が大事です。

身体の不調も大きなストレスになります。

睡眠・休息
 犬もゆっくりした時間が欲しいものです。
常に誰かと一緒ではなく、1人になりたい時も
あります。
寝たい時に、寝るべき時間寝る。
これは人も同じですよね。

でも、犬相手だとずっと一緒に居てしまい、
犬の休息が中断したり上手く取れない状況になっている
事があります。
そして問題行動に発展してしまっているケースも
散見されます

運動
 運動は身体と心の健康に大切です。
人間も全身運動をするとすっきりします。
ストレスも解消されます。
犬も人も共通するところです。

全身を動かして、酸素を沢山取り入れる
事で健康が促進されます。
また、眠る時間も長くなり物理的に問題行動を
抑制できます。
(手ナメナメには効果的です)

散歩以外に一緒に遊ぶ時間が必要です。

探索
 
犬は、元々オオカミです。
習性として縄張りのチェックをし、探索活動の
欲求があります。
人とは違う部分です。

散歩時にこれを満たしてあげる必要があります。
オオカミは1日中、餌を求めながら縄張りの
探索をしているので、散歩の量が少なすぎる事は
欲求不満につながる可能性があります。

まとめ

普段の何気ない生活や習慣で、犬がストレスを
感じる状況になっている事はよくあります。

「犬目線でちゃんと欲求が満たされている」と
犬の反応が今よりも、きっと変わってきます。

そうすると、お互いにもっと楽しく暮らせるはずです。





 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?