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ライブリハーサルの取り組み方

おはようございます✌️
昨日爆睡して元気な藤井です。
さあ、まもなくサークルライブシーズンですので。
これまで、サークルライブの運営についてなのでアカペラサークルに所属している方の一部が対象となっていた内容ですが、今回は『リハーサルについて』なので、ライブや大会に出演される方はすべて対象です。
たくさんの方々に見ていただけたら嬉しいですね〜
早速本題に入らせていただきます。

①ライブリハーサルはパフォーマンスに関わっているセクションの人との"イメージ共有"をするための時間です。

ライブリハーサルに入ると突然『ここ音あってない?もうちょっと上』とか始まってそのまま10分やって終了する。みたいなことがあったりします。
まあ、よく言われる話なのですがライブリハーサルは練習する場所じゃありません。という話ですね。
ライブリハーサルは音響さん・照明さんにどういう風に演奏して表現するかを伝え、それをテクニカルの方々に体現してもらい双方で確認する作業をすることが一番の目的です。

②時間によってリハーサルで詰められる箇所は限定される。
当たり前の話なんですが、時間が少なければ少ないほどできる確認作業が限定されます。特にアカペラの出演者ができるリハーサルはおおよそ0~15分といったところでしょうか。
限定される事実は受け止めなければならないので、何を優先して確認するかを事前に決めてからライブリハーサルに臨むのが良いでしょう。

③ライブリハーサルの優先順位
事前資料で提出しているセットリスト(書き方についてはこちら→https://note.com/fatdragonista_ac/n/n7b5059094e2d)を元にリハーサルを行いますが、まず一番大事にしてほしいことは
『なるべく本番通りの流れで行う』ということです。

先日セットリストの書き方のページでも書かせていただきましたが、基本的には音がどうこう、明かりがどうこうよりもライブ構成をPAさん・照明さんは知りたがります。

入りSE→曲→曲→MC→曲→ハケSE

といったことを『本番通りに近い流れ』で行いましょう。

これはどんなリハーサルもそうですが『本番に近い状態・環境で行う』のが鉄則です。さもないと、本番で想定される懸念点や問題点が見つかりにくくなります。

なので、時間があれば基本的にライブで行う予定の内容をそのままそっくりやりましょう。

時間がない場合は、予め演奏する曲の中で一番推しの曲をグループ内で決めておくといいでしょう。10分である場合フル尺で全てができるとは限りません。

推しの曲だけフル尺で、あとはワンコーラスだけみたいなタイムマネージメントが必要になることが多いです。

これでも入り
SE→曲→曲→MC→曲→ハケSE

という確認ができるのでひとまずやりきれば合格。

④リハーサルも事前準備が大事
先程、『推しの曲を決めておく』といったことも事前準備の一つですよね。
そのほかにもあります。
『ここで決めがあるから、目つぶしが欲しい』
『ここはボーカル1人だけスポットを』
などなど演出上やりたいことを決めておいてください。
こういうものがある場合は、キッカケがある曲を推し曲として優先してリハーサルを進めるのがいいと思います。だいたい、音響というよりも照明への注文で時間がかかることが多いです。

⑤リハーサルの最初は我慢
リハーサル始まって演奏してから『ボーカル小さいんで音大きめでお願いします』とか、『ヘッドアンプあげてください』とか言う方がいらっしゃいます。
ぜひやめていただきたいです。音響さんはまだ皆様がどんな音を出すかも知りません。まずは、モニタースピーカーの環境や明かりなどは無視して『歌い切る』ことが重要です。その一曲歌っている間に音響さんはバランスを調整して行きます。音響さんの調整が一度終わらないと注文しても対応できません。

⑥モニタースピーカーの調整において
1番手っ取り早い方法は、一曲目歌ったあとにモニター聞こえなかった人に手をあげてもらいます。
そのまま音響さんに共有して次の曲いきましょう。
よく、聞こえないんで音量あげてくださいと皆さんおっしゃるのですが、モニターを聞こえるようにする方法は上げるだけではございません。他を下げたり、返しのリバーブを切ったりさまざまな方法があります。『音量を上げる』ということに演者が自ら限定してしまっているわけです。誰が聞こえないのか事実のみ伝えましょう。

⑦注文は抽象的に
『1.25をあげてください』とか『ヘッドアンプあげてください』とか具体的に注文をする方、今すぐやめてください。もちろん、完全に理解している方であれば構いませんが95%は『こいつなに言ってんの?』みたいに思われてます。
それよりは、『スッキリさせて欲しい』とか『ゴリゴリにして欲しい』とか抽象的に伝えることが重要です。それだけでイメージは大まかに伝わります。わかる言葉でしっかり伝えましょう〜

さあ今日は盛りだくさんでしたね。
サークルライブはもちろん、アカスピなどもありますよね。ぜひ、これらを踏まえていただいて頑張っていきましょう〜

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