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2021年乙女ゲームオタク的総括

 強い言葉を使ってしまったため冒頭から不安に駆られている。「乙女ゲームプレイヤー」であることは間違いないのだが、「乙女ゲームオタク」なのかと言われるとわたしは乙女ゲームを信じていなさすぎる気もする。

 今年のプレイ記録をざっと読み返しているのだが、これで乙女ゲームオタクを名乗るのはおこがましい気もするが一度こうと決めてしまったからには強行するしかない気もする。まあ、ここまで書いてなんだがこのくだりでいつもの流れを作るために「乙女ゲームオタク」というワードを使用しただけな気がしてきたのでこれ以降乙女ゲームオタクという名乗りは完全に忘れてほしい。

 この有耶無耶な流れのまま2021年を振り返っていくぞ! 着いて来い!

1月:冬の名作をプレイ

 1月は『時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線-』『時計仕掛けのレイライン-残影の夜が明ける時-』『VARIABLE BARRICADE NS』『WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION』『ドブ川に散りぬ初恋の』をプレイした。

 改めて振り返ってみると物凄い物量を一気にプレイしており、そんなに暇だったのか!? と驚いてしまったのだが『時計仕掛けのレイライン』シリーズをようやく完走できたようだ。これが『グリザイア』シリーズを完走した時も思ったことなのだが、これがやりたかったのならはじめからヒロインをひとりにした方がよかったのでは……? と最終的に思ってしまった。『グリザイア』は誰かひとりのヒロインが優遇されることもなく着地したが、『レイライン』に関してはメインヒロイン以外のサブヒロインはタイトル毎に攻略できるキャラクターがそもそも違ったのでそんなことある? と思ってしまった。シナリオで売っているゲームなだけに、ヒロインダースで売らなくてもよくない? という気持ちが最終残ったのは残念ポイントとして作用し、そこまで記憶に残ってくれなかった。

 早速乙女ゲームではなくエロゲの話ではじまってしまったのだが、1月は乙女ゲームよりもエロゲ的な思い出の方が強く『ホワルバ2』をプレイできたことも大きかった。冬の名作と言えばというタイトルだが、実際にプレイしてみて納得感が大きかった。メインヒロインのふたり以外のヒロインもいい味を出していて、律儀に雪菜と毎回別れ話をするところがいいな~とプレイしてからもうすぐ1年経過するが記憶に残っている。

2月:子供部屋おじさんとの出会い

 2月は『黄昏時~怪談ロマンス~』『百物語~怪談ロマンス~』をプレイした。見事に怪談ロマンスしかない月だった。

 1月がエロゲメインの月だったため乙女ゲームがしたかったんだろうなということはわかるが、どうやら新作のゲームがなかった様子。『黄昏時』の前作に当たる『逢魔時』でクインロゼを疑いはじめたため続編に当たる『黄昏時』はろくすっぽプレイしていなかったのだが、X年越しにプレイして式部密の「おしまい」を見届けた。加えて人間ではない者を愛してしまった男の末路が子供部屋おじさんであることもわかり面白かった(面白いのか? それは……)

3月:限定版を買い足し

 3月は『スロウ・ダメージ』『ハートの国のアリス~Wonderful Twin World~』『ジャックジャンヌ』。

 『東京24区』(移植おめでとう!)以来のBLゲームだったのだが、とにかく『スロダメ』がよかった。なにがよかったのかと言われると、女でめちゃくちゃになるホモソーシャルの正解が描かれていたことだと思う。この感想を抱いている人間をわたし以外に見たことがないのだが、あの表情が淡い女に人生のすべてをめちゃくちゃにされた男が数多いたのだな~と思うとたまらない気持ちになる。

 ホモソーシャルと言えばこっちもよかった、『JJ』。頑なにジャッジャと呼んでいたのだが、『JJ』の方が通りがいいかな……と思い。

 特に好きだった男が根地黒門なのだが、彼のルートで語られている「女によって才能が枯渇した」という認知がホモソーシャルだ! と思い個人的に湧いたところだった。私怨によりあまり期待していなかったのだが、ユニヴェールコレクションを後から買ってしまうくらいには楽しんだので相当だと思う。

 ゲームシステムとしてはパラメーター管理を行うゲームなのだが、ひとつのパラメーターを上げ続けていけば各キャラクターのルートに入ることができるので簡単だ。そのわりに育成パートに時間を取られるのがゲームシステムとしては上手くないな~と思ってしまうところは否めないが……。時間がある人にはいいだろうが、時間がない人にはパラメーター上げ中にカリカリしてしまう可能性もあるのではなかろうかなどと思ってしまったがシナリオ部分は面白いので2021年を代表するゲームと言えるのではなかろうか。

4月:完全新作2作品が不作

 4月は『金色のコルダ2ff』『LoverPretend』『時計仕掛けのアポカリプス』。オトメイトから完全新作が2本飛び出した月だった。

 この月は正直かなり苦しかった。『コルダ2ff』は『2f』でプレイ済みの部分を懐古しつつおさらいするためにプレイしたので特に特出するところはない。なぜなら『コルダ2』は安定して面白いため……。

 4月を苦しみの月にしたのはオトメイトが放った2本の新作のせいに他ならない。各々別種の苦しみがあったのだが、兎に角『ラバプリ』は仕事中に私情に走るなだったり、大学生にもなって学生同士で小学生のような喧嘩をするなだったり、あるいはオタク趣味を第三者に早口で押しつけるのはやめろだったり、対話で解決できる親子の問題にヒロインという第三者を巻き込むなだったり、全然納得できない真相(?)で上手いこと話がまとまった顔をするなだったり……ざっと思い出せるだけ書き出してみたが、とにかくすべてが最悪だったと言っていい。

 それと比較すると『時アポ』はまだ救いようがある。『時アポ』はシンプルにオチがなかっただけなので……起承転結……起承転結の転結が弱く……なんか……なにが起きたのかよく覚えていないのだが……流血シーンでわずかに薄目を開ける程度に意識を取り戻し、それ以外は凪ぎに近かった。

 noteに悪口を書くのは止そうと思うものの、日々日記というかたちで悪口を書いてしまうのでもう遅いなと思い思いの丈を述べてしまった。

5月:やっぱりサキュレント

 5月は『芙蓉の浄土に安き給う』のみ。

 特装版を購入したのだが、サキュレントのゲームは設定資料集がかなり作り込まれてきて手に取った時の贅沢感が段違いなのでこれからも特装版を購入しようと思うきっかけになった(『ざくろの事』は2021年まとめを行ったらプレイしたい)。

 ふたりをめちゃくちゃにする側のウツブシですら「女神」の前ではこうなのか……としみじみと考えてしまいよかった。去年からプレイをはじめたサキュレント作品だが、今後も追っていくことになりそうだ。

6月:相撲取りで積んだゲームとの再戦

 6月も『幕末恋華新選組 尽忠報国の士』のみ。

 元々DS版を所持していたのだが、今回Switchに移植したとのことで購入した。DS版は相撲取りたちが出てきたシーンで積んだ記憶がある……と思っていたのだが、Switch版をプレイして相撲取りたちが登場するシーンがかなり序盤であることを知り笑ってしまった。積むようなところではないのだが、当時なにかしらあって忙しかったのかな……と思っているが実際のところはわからない。学生だったためめちゃくちゃ暇だったはずだし。

 『幕末恋華』の新選組、かなりヤクザ組織として書かれていたため珍しい質感だな、と思った。なによりも攻略キャラクターたちが史実通りに死んでいくため、山南さんルートがかなり短くて潔かった。

7月:踏破を目指して

 7月も『とも鳴りの舟』のみ。

 なんだかずっとゲーム力が低い気がするが、新作ゲームも出ていない空白の期間だったのだろう。このあたりはスマホゲームを頑張っていたような記憶があるが、ゲーム的には薄~い記憶しかない。サキュレントの過去作品に手を延ばしはじめた気配がする。

8月:謎のマスコットキャラクター

 8月は『君は雪間に希う』『ニルハナ』『魔法使いの夜』『月姫 -A piece of blue glass moon-』。

 この月は一気に様々なゲームに果敢に挑んだ。『君雪』は4月の記憶が強すぎたのかちゃんと面白いゲームだったなと当時は思ったものの、さらに時を超えた今となっては期待値があまりにも低かっただけで平常時だったら刺さりきらないゲームだったなと冷静になることができてしまったので特に思い出が残っていない。

 オトメイトによくある小動物のマスコットキャラクターがいるのだが、そのマスコットキャラクターを「バカスズメ」とドストレート悪口で腐していた記憶が思い出されるばかりだ。謎のマスコットキャラクター、ほんとうに何故存在するのか謎な場合もあるのでこういった謎要素は消してしまった方がいいのではなかろうか。『緋色』『オラソワ』はちゃんと意味があったが、バカスズメに至ってはマジでなんだったんだ? よくわからない。

 この月から日記をはじめたので『まほよ』『月姫R』ラインは感想を綴っている気がするので割愛。

9月:リボーン

 9月は『CharadeManiacs for Nintendo Switch』『スペードの国のアリス ~Wonderful White World~』。

 ここら辺2本もばっちり日記で触れてしまっているな……と思いつつ振り返っているのだが、『スペアリ』の黒はいつ発売するのだろうか。白黒両方共プレイしてはじめてオープンするおまけイベント? 的なものなどもあるし、2022年には発売してほしいが……と思いつつ特に続報もないのでナチュラルに2023年以降になってしまう可能性もあるななどと思っている。

10月:人死に最高

 10月は『終遠のヴィルシュ - ErroR:salvation -』のみ。

 月1本しかプレイできない状態が続いているが、10月に関しては『終ヴィル』がかなりの当たりだったため満ち足りた月だった。ここに関しても日記に書いているので多くは語らないが、これ系の作品が2022年も出てくれると嬉しい。現在発表されている作品はわりとテンション高そうな雰囲気であまり人死には出なさそうだが、果たして。

11月:ドキドキ!

 11月は『ドキドキ文芸部プラス!』。

 乙女ゲーム好き、ギャルゲ好きに留まらず実況者などを介して有名になった本作。おまけ要素がかなり豊富にあるのか未だにギャラリーが埋まっていないのだが、ギミックなど手が混んでいて面白かった。が、これは本来だったらPCゲームとしてプレイするのが一番没入感があって面白かったのでは? と思うなどした。サクッとできるが満足感が高かった。

12月:三國無双は最高

 12月はひたすら『三國無双8』をプレイしていたため乙女ゲーム、BLゲーム、エロゲのすべてを放棄していた。生活のすべてを『無双』に捧げ、今6人目くらいなのだがすでにプレイ時間は50時間オーバー。2022年も順調に『無双』に時間を奪われる未来が見えている。兎に角、魏だけはきっちりクリアしたいな……と思いながら進めている。

2022年の予定

 2022年に購入予定のゲームをとりあえず列挙する。今見えているタイトルくらいはとりあえずちゃんとプレイしたいな。

  • ラッキードッグ1

  • 神々の悪戯 Unite Edition

  • 刀剣乱舞無双

  • 殺し屋とストロベリー Plus

  • 東京24区 -祈-

  • MUSICUS!(クラファン参加済み)


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