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2021/10/18「構造的に読む」

唐突に寒くなった。具体的に言うのであれば、昨日まで出社しようと思っていたにも関わらず起きてすぐ出社を取りやめて在宅にするくらい寒い。どうしようもない寒さからギリギリまで惰眠を貪ってしまった。

明日からは嫌々出社する予定ではあるものの(そもそも明日は対面の打ち合わせがあり、嫌でも出ないといけない)、人間の身体はここまでの寒暖差についていける作りにはなっていないと思う。丸くなりながら紅茶をチビチビ飲み、どうにか肉体のチューニングを合わせようとしている。

ここ最近、まったく本を読んでいなかったので久しぶりに本の話をしたい。昨日、なぜかアンリミでレンタルしていた本を一冊読んだ。

すでにアンリミから外れているので、わたしが一体いつからこの本をレンタルしていたかは不明である。確か、なにかの特集記事で「ほんとうに怖い」みたいな触れ込みでピックアップされている気がした……が……どのエピソードが怖かった? と言われても、ウーン、と答えるしかない。

こういった怪談はほぼほぼ話型として確立されてしまっているため、読んでいても「ああこういう話型ね」と構造的に読んでしまうことがほとんどだ。怪談を読む姿勢として、構造的に読みあの話と同じ仕組みだなと思うのはあまり褒められたものではないなと思いつつ、ある一定のパターンが読みやすい話に相対する時わたしはしばしこういう読み方をしがちである。

だからこそというか、わたしが逆張りなのも、カウンターカルチャーなのも、構造的に読まれることを避けてのことなのかもしれないと思うなどしてしまった。

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