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2022/03/30「運命の男は破滅を招くか」

おりり

観に行って来ました。『ナイトメア・アリー』。

ツイッターにも書いた通り、最近こんな映画ばっかり観てるな……と思った。「こんな」というのが「どんな」なのか……という話なのだが、タイトルを挙げてしまうと『ハウス・オブ・グッチ』の質感に近い。話型がという話ではなくシンプルにスリラーのためそう思うのだろうが（『グッチ』ってスリラーであってるよね？）。

広報では「運命の女ではなく運命の男」と謳われていたが、正直その謳い文句ほんとうにあってるか……！？と思うなどした。運命の女即ちファムファタルは破滅を招く女なので、運命の男は「破滅を招く男」であるべきだと思う。けれども、『ナイトメア・アリー』はまああらすじを見れば一発なのだが、「破滅を招く」ではなく「破滅する」男の話だ。作中に「強い女」として配置されているとある女の方がむしろ「運命の女」だな～……と思ったので、自分の認知の歪みを疑うなどしてしまう。まあ、ミーム的に使われる言葉って本来の意味が頻繁に歪むし、どちらの使い方が正解という境界は徐々に失われていくのかもしれない。

そうなった時人間は一体どのように会話を成立させるのか、というところは興味深いかもしれない。ふたつの正反対の意味を持つ言葉に触れた時、今の流れだと、今のニュアンスだとこちらだな……と逆説的に言葉の意味を紐解いていくというコミュニケーションはかなり難解だと思う。やはり人間は同じような考え方の人間と群れて生きていく他ないのだろうか。排他的だね～わたしは元から排他的な人間ですが……。

排他的な人間でありつつ、わたしは感化されやすい人間でもあるのでこんなものを買った。無印良品のカレーです。

正直無印良品のカレーって安いものでもないし、それなら量のあるメーカーのレトルトカレー買った方が安いし腹も膨れるな……と思い普段はあまり買わないのだが、やっぱり人が食べてるのを観ると食べたくなってしまうので映画の前に購入した。あと、サンキューマートもあったのでペンケースを購入。次いつ出社するかもわからない客先にペンケースを置いて来てしまったので無駄な買い物ではないのだが、中身にあたる筆記具を購入しなかったので空の状態で転がっている。謎の買い物をしてしまった……あるいはここにアクスタなどを収納するのはどうだろうか？わたしはアクスタを持ち歩かないタイプの人間ですが……。

次はレイトショーを観るついでに筆記具を購入することを目標とします。次はなにを観ようかな。

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