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2022/06/11「小さな恨みをネチネチと」

最近週末はほぼ引きこもっている気がする。とういうのも、週末は「刺殺」の可能性に怯えているからだ。外を不用意に歩いたら不義理をした人間に補足され刺殺されてしまうかもしれない……と思うあまり、自然と外出をしなくなってしまった。こういうのって時効があるんだろうか。人間の恨みはいつ晴れるんだろうか。わたし自身が恨みの深い人間なので、他者に憎まれる=死だと思っているのかもしれない。人間って一度相手を恨んだら死ぬまで恨み続ける生き物なのではないんですか?

ここでひとつ、わたしの恨みがどれだけ深いかを示しエピソードなんですが、未だに高校生の頃に金を盗られたことを恨んでいる。盗られたというと微妙なラインなのだが、テスト終わりに一緒に昼ご飯を食べよう!と言われ渋々一緒に飯を食べに行ったクラスメイトに会計の時金が足りないから300円ちょうだい!と摩訶不思議なことを言われ置いていくこともできず300円を与えてしまった。わたしはこういうエピソードを未だに忘れず恨み、彼女について話す時はそれ以降「300円」と呼んでいる。おい!300円返しやがれ!カス!!

わたしの心の狭さが出たところで、クリアしたゲームの話を……。『テンペスト魔女』をクリアしました。

これも人への恨みの話だが、主人公であるアナスタシアが憎むのは己を火刑に処した人々であると共になにもできなかった無力な自分だ。こう対比(?)させて見るとわたしの人間の小ささがよくわかるのだが、小さな恨みをネチネチと引き摺り続けているということは巨大な恨みがまったくないということなのかもしれない。小さな恨みをネチネチと引き摺り続けている人間にとっては朗報かも。それってきっと小さな幸せも一緒に享受してきた証のような気がするので……。

いい話風で話をまとめてしまったが、『テンペスト魔女』についてはギャラリーを埋め終わったらまたじっくりと振り返りを行い感想記事を上げたい。各ルートにフューチャーする内容が書きにくい構成になっているので書き方に悩むが、各章について話す……という内容がいいだろうか。運命上書き(?)的な話なので基本お話が一本道なんですよね。最終章でようやく各キャラクターエンドに分岐できるような構成のため。

久しぶりに夢中になって乙女ゲーム一本感想できたので、『テンペスト魔女』をまだ購入していない人には胸を張っておすすめできる。いつも中途半端に乙女ゲームをプレイし「乙女ゲームは終わりだ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!」と叫んでいる人間の言葉なので信憑性が怪しいところだが、わたしに感想記事を読んで同意している人にとっては恐らくは「よいゲーム」のはずなので。

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