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2021/12/22「つけ汁の煮卵」

最近はとにかく冷蔵庫の中身を片すことにすべての叡智を注いでいる。なぜなら、冷蔵庫の中の残食い物で錬成できるものを考えるのは非常にコストがかかる営みだからだ。

一体残されたこれらでなにができるのだろうか?と考えながら冷蔵庫を覗き込んでも頭の中で想像の翼が動きはじめる気配はない。なので結局毎日冷凍庫に眠っていた鶏むねなのか鶏ももなのか、ぱっと見ではわからないガチガチの肉塊を炊飯器に投げ入れてチャーシューを作り続けている。ちなみにレシピは下記だ。冷凍庫にガチガチの肉塊がある人間に是非作ってほしい。

しばらくそんな感じで夕飯に鶏チャーシュー1枚とプロテイン的な飲料を飲み終了とする生活を送っていたのだが、サラダチキンとはまた異なるモチベーションがある。サラダチキンは作り終わったタイミングでカットして食べやすくしていたのだが、鶏チャーシューは切るという指示を無視して1枚そのままタッパーに詰め込んで冷蔵庫にしまっている。

こうするとなにが起きるのかというと、夕飯に毎回フォークとナイフを使うことになる。デッカイ肉塊を頑張ってカットして口の中に放り込むと、やはりいつもと趣が異なる気がする。はじめから切られているものを口の中に放り込むのではなく、四方八方からごろっとした肉を解体することで得ることができる満足感は意外と馬鹿にできない。

そんなこんなで毎日1肉塊生活、今後も続けていくかもしれない。この前は思い付きで肉塊と共に冷凍庫に眠っていたキャベツを放り込んでみた。結果、なんだか焦げ臭い部位があるもののタレが浸み込んだウメ~キャベツになった。

今度はこのつけ汁で煮卵とかやりたいわね……と思い、ついついつけ汁(煮汁?)を取っておいてしまうのだがこういう汁残しの結果冷蔵庫の中で謎の液体が生まれることになるのだが、元気がある時のわたしにお願いしたい。つけ汁の……煮卵!

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