ギャルゲーもホラゲーもやったことがない人が、女の子とイチャイチャしたくてドキドキ文芸部をやった話

 はじめまして、吉田です。

 私はギャルゲーを一度もやったことがありません。
 私はそうした文化への理解が浅く、ノベルゲーやギャルゲー、あるいはR18に分類されるそれらの細かい違いがよく分かりません。そのためここでは「物語を読み進めていき、選択によって分岐が生じる中で、発生するイベントに応じたイラストなどが表示される」をギャルゲーと呼ばせてください。

 さて私が今までやったことがあるゲームの中でギャルゲーに近いのは、アイドルマスターシャイニーカラーズとパワプロクンポケットシリーズ程度です。
 そんな中、ある日みくのしん(@no_inngurissyu)さんが過去に「ドキドキ文芸部」を配信していたアーカイブを発見し、視聴を始めました。「ドキドキ文芸部」が非常に人気かつ有名なゲームであることは知っていました。私は配信内でいわゆる「一周目」を見て、「あーこれがギャルゲーか、キャラクターもいいし結構面白そうだな。」と思い、途中で視聴を中断して自分の目でその顛末を確かめることにしました。


ゲームを開始する

 なぜゲームを始めたのか、それは「ナツキといちゃいちゃしたい」からに他なりません。ナツキとイチャイチャする様子を配信越しに見つめるのではなく、私がナツキとイチャイチャするのです。

 私はSteamをダウンロード、そして会員登録をしたのち、web上の個人サイトを見ながら日本語modを含めてドキドキ文芸部をダウンロードしました。

 さあナツキとの幸福な高校生活が始まるぞ!!!!


 私はナツキが喜びそうな詩を作り、文化祭前の準備も当然ナツキを選び、私の家でナツキとイチャコラしました。

 
 
サヨリのイベント、知らんな?割と真面目な話、ちゃんとした病院に行ってSSRIなどを処方してもらった方がいいんじゃないか。

 たしかにサヨリのイベントのときに多少の申し訳なさを感じることもありました。もし自分に幼馴染がいてあんな風に言われてしまったら私は平静としてはいられないだろうし、とても胸が苦しくなるでしょう(語彙力)。


 でもこれはギャルゲーだから、プレイヤーである私が好きになった女の子を依怙贔屓してラブラブな方向性に持っていく努力をしてもいいはずなんですよね。

 だから私は、主人公がサヨリのことを気にかけているのを一切無視して、ナツキとの青春を謳歌するのです。


以下ネタバレあり











 はい、サヨリが死にました。


 まぁ死ぬのは薄々予想できていました。発言からかなり「かなり」でフラグもたっていたので。それにパワポケをやっていたおかげで人が死んだくらいではひどく動揺をすることはありません(多少は驚きましたが)。


 いわゆる「BAD END」を踏んでしまったのだろう、4人の女の子をちゃんとバランスよく気にかけないと、無視された女の子が病んでしまうという感じのゲームなのかな、と思いました。



 ん????


 エラー吐いてるが。



2週目以降

 まぁバグとか出ても直せないし、もう一回最初からやって今度は女の子を全員気にかけつつナツキとの青春を過ごすぞ。


 もうダメでした。


 ホラー要素の連続にもう心が耐え切れません。


 バグ、バグ、バグ、バグ、バグ。


 いかれたストーリー。


 音がおかしい、画面がおかしい、ナツキが、ユリがおかしい。


 ナツキはどうなっちゃうの、なんでこんな、ひどい。


 ナツキが虐待されているところなんて見たくない、ユリお前ナツキを傷つけたらマジでゆるさんぞ。俺はナツキの笑顔が見たいんだ。ナツキ、ナツキ、ナツキ。



 ここからはあまり覚えていません、強制的にユリルートにはいってユリが狂って告白を断ったら死んでナツキが吐いてモニカがナツキとユリのデータを消しました。


 なんでナツキまで消しちゃうんだよ。


 


 まぁ3周目です。もう精神が消耗しきっていたので、音量を0にして、『天空カフェテリア』を聞きながらやっていました。


 モニカと二人で無の空間で過ごす、モニカの話はどれも示唆に富んでいました。モニカの話を聞き続ける、こんなに話すことが出てくるなんて。


 ユリの死亡画面のようにいつか終わると思って見続けていましたが、30分ほどたってもすすまないため、一回切ってみることにしました。


 数回再起動したところで、キャラクターファイルを削除するの?と思いつきました。パソコンに詳しくないのでそういうことをするのは怖いんですが。それにもしそれで進むとしてswitch版だとどうするの?


 結果進みました、なんだこのゲーム。もう嫌だ




 ここからエンディングまでは特に語ることはありません。どこかでナツキとのハッピーエンドを夢見つつやはりホラーにおびえていました。




最後に

 エンディングを迎えて、心が落ち着くまで待ってからすぐ書いたので、駄文だと思います。


 このゲームは、おそらく「メタギャルゲー」なんだと思います。「メタ魔法少女もの」である『魔法少女まどか☆マギカ』的な作品なのでしょう。

 『魔法少女まどか☆マギカ』では、魔法少女ものですよ!感のもとにストーリが展開されるものの、3話に色々あっていろいろある話である。


 『ドキドキ文芸部』もまた、ギャルゲーの皮をかぶったメタギャルゲーなのでしょう。人は予想外の展開が娯楽として一番面白く感じるのではないでしょうか。


 私はギャルゲーをやったことがないので、このゲームの真の面白さや考察をすることはできません。それでもこの作品は間違いなく素晴らしい作品だと思いますし、人に薦めたいとも思います。

 心の整理がつかない中で書いた駄文ですが、「ドキドキ文芸部」への賛辞をもって締めさせていただきたいと思います。


 ドキドキ文芸部、最高!



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