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第3回旧作杯敗戦レポート

先日の8月1日(土)に、第3回旧作杯がありました。参加費は何と驚くべきことにタダなのですが、寄付金としてレポートを出す必要がありますので、あくまでご寄付という形でレポートを納めさせていただきます。

使用デッキ

使用デッキはオールドスクール界のランタンコントロールことMillstone Dreamsです。青白の万能除去・万能打消しをバックアップに、《洞察のランタン/Lantern of Insight》の代わりに《Field of Dreams》でデッキトップを検閲して、《写本裁断機/Codex Shredder》の代わりに《石臼/Millstone》でデッキトップを削り取る、古き良きライブラリアウトデッキです。フィニッシャーは《石臼/Millstone》のみ。

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《Field of Dreams》はイラストアドもめっちゃ高い。
キーカードがどちらもMtG黎明期を支えたKaja Foglio氏

デッキレシピ

Spells:43
1 Mox Emerald
1 Mox Jet
1 Mox Pearl
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
1 Ancestral Recall
4 Field of Dreams
2 Ivory Tower
4 Land Tax
1 Recall
4 Swords to Plowshares
1 Balance
1 Braingeyser
1 Chaos Orb
1 Copy Artifact
4 Counterspell
4 Disenchant
2 Fellwar Stone
4 Millstone
1 Time Walk
1 Transmute Artifact
2 Wrath of God

Lands:17
4 Island
1 Library of Alexandria
4 Plains
4 Strip Mine
4 Tundra

Sideboard:15
1 Preacher
2 Blue Elemental Blast
3 Sleight of Mind
1 Aeolipile
3 City in a Bottle
2 Dust to Dust
2 Moat
1 Wrath of God

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デッキリスト自体は第2回旧作杯とほとんど変えていません。やはりどうにも黒単相手の相性が悪く、汎用除去枠として《Aeolipile》を入れるために、《Jayemdae Tome》をサイドから削ったのが唯一の変更点です。

もしこのデッキと当たってしまった場合

このデッキを使っている人を他に見たことないので、事実上私と対戦することになってしまった場合に、どうやって倒せば良いのかを解説をしておきます。どこに需要があるのでしょうかね。
あ、一応はもし組んで回したいという奇特な人にとっても、有益な情報かと思います。

まずこのデッキ、私はMillstone Dreamsと呼んでいますが、実際の最重要カードは《土地税/Land Tax》です。土地税コントロールと言っても過言ではありません。このデッキを相手にするときは、相手以上に土地を置かないことが重要ですし、《土地税/Land Tax》が置かれたら即割るのが大事です。そうすれば勝てます。
理由は概ね3つ。

①《土地税/Land Tax》に頼ったマナ基盤
デッキリストを見ると分かりますが、基本的にマナソースを絞って、有効牌を引く確率を上げているのがMillstone Dreamsというデッキです。特に後手の場合は平地+《土地税/Land Tax》のみのキープというのも平気でやります。その時、先手2tで《土地税/Land Tax》を解呪されると、すぐに倒せます。

②《象牙の塔/Ivory Tower》との相性
MtGは1対1交換を繰り返すゲームです。クリーチャーが1体出てきたら、Millstone側も1枚のスペルで除去をします。そうなると、必然Millstone側の手札は減っていき、《象牙の塔/Ivory Tower》は全く意味をなさなくなります。しかし《土地税/Land Tax》が機能すると話は別です。毎ターン3枚の土地を供給し、最終的に毎ターン3点回復されるハメになります。それをオールドスクールのクリーチャー陣で突破するのは容易ではありません。

③《Field of Dreams》との相性
デッキの中に基本土地がなくなっても《土地税/Land Tax》を最後までしゃぶり尽くすのがMillstone Dreamsです。というのは《Field of Dreams》があってデッキトップが見えている状態で《土地税/Land Tax》が誘発すると、誘発解決時にデッキ内から基本土地を探すかを選べるため、もしそのデッキトップのカードが必要なものならばそのままドローすればよく、不要なものならばシャッフルが出来るのです。しかも《土地税/Land Tax》が複数枚貼ってあれば、その枚数分だけシャッフルが出来るのです。つまりは毎ターン《土地税/Land Tax》の枚数分だけ占術をしているようなものです。それで毎ターン有効牌を引き入れられたらたまったもんじゃないですよね。

ということで、《土地税/Land Tax》を割れば勝てますよ。きっと。

対戦レポート

R1:Gallowさん(Atog)1−1−1
第1回旧作杯優勝者。しかも配信されることに。こんな動画映えしないデッキで大丈夫?
詳しくはこちらご参照。引き分けたのはマジで反省。もう少し途中を素早くプレイすべきだった。


R2:ふぞくひんさん(Stasis)2−0
Stasis相手はHowling Mineを除去できるかが重要。こちらのMillstoneの枚数がどうしても少ないため、2ドローされ続けると最終的には有効牌を弾ききれないことになってしまいます。
G1:肝心のHowling Mineが1枚着地してしまうも、こちらも早々にMillstone2枚体制に。もはや打消しもどんどん渡して、本当にまずいものだけを弾ききってライブラリアウト完遂。
G2:1tに時の精霊が出てきてしまってさぁ困った。でもこちらも《Preacher》を引き込み、時の精霊のバウンスをこいつに使ってもらって、その後は危なげなく削りきり。

R3:かしさん(UR  Robots)2−0
基本的に茶系は相性が良い。《解呪/Disenchant》が事実上のクリーチャー除去として使えるので、初動で躓かなければ勝てる。またサイド後は《塵は塵に/Dust to Dust》が増えてさらに《Moat》が良く効くため、サイド後も有利。この試合も危なげなく勝利。

R4:Kyuubiiさん(Atog)0−2
G1:セレンに殴り切られて負け。
G2:G1でAtogが見えておらず、URミッドレンジ系かと思ってサイドボードをしてしまって、さらに後手をとってしまったため負け。プレイングも普通に下手くそだった。反省の多い試合。

R5:わいるどはんとさん(Mono U Robots)2−1
やはり茶系は相性が良い。
G1:巨大戦車に素早くどつかれて負け。
G2:ソープロ3枚キープしたら上からラスゴ2枚降ってきて勝ち。流石にすまんかった。
G3:《Moat》に《City in a Bottle》で、全てのクリーチャーを完全に制圧して勝ち。

結果は3−1−1でオポ差の9位。
めちゃくちゃに悔しい。負け・引き分けの試合はどちらも反省の残るもので、もっとプレイングがうまければ十分に勝てる可能性があった試合だっただけに、本当に悔しいです。

でも一方で、前回が3−2、今回が3−1−1というまずまずの成績をMillstone Dreamsで取ることができたのは素直に嬉しいです。このデッキは基本的には私だけしか使っていないため、私が使って負けると、このデッキが弱いということになりかねず、ランタンコン愛好者としてそれは我慢ならないので、少なくとも『勝てないデッキではない』ということは示せたのかなと思います。

最後に、このような楽しい機会を提供いただいた添削さん、スポンサーの曳山まつりか様、サワタリ様、ジャッジ・カバレージ、配信のでんちゅうさん。本当にありがとうございました。とってもとっても楽しい1日になりました。

次はMillstone DreamsでSE残りますよ!!!


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