Tableau DATA Saberチャレンジ日記⑦

語彙力ゼロのダメリーマンによるDATA Saberチャレンジ日記の第七回は
六つ目の試練「6.Visual Best Practice II」の振り返り(備忘録)です。


Q1.Q1(サブカテゴリ別円グラフ)のどこが問題ですか?

  • 色数が多すぎる

  • 角度の違いを識別するのが困難

  • ラベルがどこに割り振られているか識別するのが困難

  • 色の凡例とグラフの位置が遠い

  • タイトルが不明瞭

  • 売上のサイズの凡例に意味がない

  • サブカテゴリの並び順に意味がない

【元のチャートが分かり辛い理由】
 ・タイトルが適切でない(売上ランキングなのか売上シェアなのか判別がつかない)
 ・売上高の凡例に意味がない(売上総額を表示しても意味がない)
 ・フィルタアクションの意味がない(選択した項目だけの円グラフが表示される意味はない)
 ・円グラフの分割数が多すぎて、色が多い、角度が分かり辛い、どのカテゴリか判別できない

【ポイント】
項目が少ない場合など円グラフが有効な場面もあるが、相対的な割合を示すにはツリーマップが適切。


Q2.Q1(サブカテゴリ別円グラフ)に新しいタイトルを付けるとしたらどれが最も適切ですか?

Q1でツリーマップを選択しているので、タイトルは「サブカテゴリの売上金額シェア」が適切。


Q3.Q2(サブカテゴリ別売上推移)のどこが問題ですか?

  • 色数が多すぎる

  • 線が重なってスパゲッティーのようになっている

  • 意味なく同系統の色が使われている

【元のチャートが分かり辛い理由】
 ・線が重なっている
 ・色が多すぎる

【ポイント】
 カテゴリ別に行を分けると線の重なりがマシになる。
 カテゴリを詳細に追加して色に変更し、上からカテゴリ、サブカテゴリの
 順に並べると、色をカテゴリ別に分けて、サブカテゴリ別に色相に分ける
 ことができる。

Q4.Q2(サブカテゴリ別売上推移)の線の絡まりを少しでもほどく表現方法はどれですか?

  • ランクチャートにする

  • カテゴリごとに行を分ける

  • エリアチャートにしてスタックマークをオンの状態で表示する

【ポイント】
年月を年に変えても重なりは変わらない。
エリアチャートは、なるべく値が小さいものが下に位置する方が良いので、売上の降順にするのが望ましい。


Q5.Q3(予実対比)のどこが問題ですか?

  • 棒の数が多すぎる

  • どちらが実績でどちらが目標なのか凡例を探し当てるまでわからない

  • 異なる四半期の売上と目標金額を比較してしまう可能性がある

  • 売上実績の時系列推移を見ることが困難

  • 縦軸のラベル「値」に意味がない

【元のチャートが分かり辛い理由】
 ・棒の数が多すぎる、異なる四半期の目標と実績を比較してしまう
  可能性がある
 ・目標と実績の差異が分からない

【ポイント】
 売上または目標金額の大きさを単体で表現する場合は棒グラフは適切
 だが、予実管理をする場合はブレットグラフが適切。
 目標金額をリファレンスラインにするのが良い。
 アドホック計算で目標を超えるか超えないかで色分けしたり、目標と
 実績の差異の計算を登録してツールヒントに表示させるもの有効。


Q6.Q3(予実対比)を表現するものとして適切と思われるチャートはどれですか?

予実対比を表現するにはブレットグラフが適切。


Q7.Q4(製品別売上・利益)のどこが問題ですか?

  • 売上の大きさを表現するのに棒グラフは適切ではない

  • 行が多すぎてヘッダーが潰れている(白くなって表示できない)

  • 売上と利益の相関を理解できない

  • ソート順に意味がない

【元のチャートが分かり辛い理由】
 ・棒グラフだと項目が多い場合一画面で確認しづらい、売上と利益の
  相関が分からない

【ポイント】
 売上の大きさを表現するのに棒グラフで売上の高い順にソートして表示
 するのもは適切だが、行が多すぎる場合は一画面で表示できずスクロール
 したりする必要があるので適切ではない。

 データが多い場合に相関を見る場合は散布図が望ましい。
 縦軸が結果で、横軸が原因となるものを当てはめると良い。
 散布図は縦横比が重要(正方形が望ましい)なので、ビュー全体よりも
 標準の表示のほうが望ましい。


Q8.Q4(製品別売上・利益)で二つの数値の相関を示したいのだとすると適切と思われるチャートはどれでしょうか?

二つの値の相関を示すには散布図が適切。


Q9.Q5(地域・サブカテゴリ別利益)のどこが問題ですか?

  • 画面の縦幅が十分でなく、縦棒グラフが圧迫されて棒グラフの長さが機能していない

  • 地域のソート順に意味がない

  • 縦軸の目盛り(ヘッダー)の桁数が多い

【元のチャートが分かり辛い理由】
 ・画面の縦幅が十分でなく、縦棒グラフが圧迫されて棒グラフの長さが
  機能していない
 ・地域のソート順に意味がない

【ポイント】
 利益の大きさを表現するのに棒グラフは適切(マイナス値も表現できる)
 だが、表示領域が狭くて棒グラフの長さの差が分かり辛い場合は不適切。
 ヒートマップだと項目が多い場合でも色を使うことで限られたスペース
 でも利益の大小を表現できる、ハイライト表だと金額の詳細も確認可能。


Q10.Q5(地域・サブカテゴリ別利益)で同じ画面スペースの中でインタラクションなしに一目で利益の大小を示すにはどのPreattentive Attributeの組み合わせを選択すれば最も視覚効果を高めて表現できるでしょうか?(一度に組み合わせて使用するものとする)

色相で黒字と赤字を表現し、色彩で金額の大小を表現するのが望ましい。


Q11.Q6のダッシュボードに配置されているシートのうち、最も無駄なスペースを使っていると思われるシートはどれですか?

「地域・カテゴリ別売上マップ」シートで、マップが地域ごとに分かれて
表示されており、スクロールバーを動かさないと全体が分からない。


Q12.Q6で選択した回答に合わせ、問題と感じたものを選択してください。あくまでも上で選択したチャートに該当する問題のみ選択すること。シート単体で見たときの問題点ではなく、ダッシュボード全体のバランスを鑑みて回答を選択すること。

  • 地域ごとに分かれていることに意味がない

【ポイント】
 地図で都道府県別の表現をするのは有効だが、ハイライト機能もある
 ので、地域別にマップを分ける必要がない。

 3つの項目程度であれば円グラフは有効で、マップと組み合わせるのも
 有効な表現。

 棒グラフの色分けが凡例の代わりとして有効な場合もある。

 クロス集計表も適切に表示領域が確保できていれば有効である。


Q13.適切なデータビジュアライゼーションに正解はなく、ここで回答したことは一般的なベストプラクティスに則した回答である。実際には以下を考慮して作成するべきである。

  • 目的、伝えたい内容

  • 閲覧者が誰か(役職、役割、ビジュアライゼーションを読み解くスキル)

  • 利用されるシチュエーション

  • 表示される環境(画面サイズ、デバイスなど)




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